「草津温泉バスターミナル」は、草津温泉のメインスポット「湯畑」から徒歩5分程の場所にあるバスターミナルです。今回は、草津温泉へのアクセスに高速バスがオススメな理由と温泉地ならではのユニークな施設について解説します。

高速バスがオススメ！関東随一の名湯「草津温泉」へ

草津温泉は「有馬温泉」「下呂温泉」と並ぶ日本三名湯のひとつです。人気の秘密はその泉質の良さ。強酸性で硫黄臭が強く、入ればたちまち身体の疲れが吹き飛びます。そんな癒しの名湯へ足を運ぶには、高速バスがオススメです。筆者の体験を交えて紹介します。

公共交通機関のアクセス方法を比較

公共交通機関を使った草津温泉へのアクセス方法を比較してみました。東京駅からはJR特急「草津」を利用した場合が一番早く、在来線と高速バスの利用が安いという結果でした。乗り換えの手間を考えると筆者は乗っている時間が長く感じますが、高速バスが楽だと感じました。

東京駅から乗車の場合（2023年1月調べ）

交通機関	電車	バス
JR特急「草津」	東京駅 → 上野駅 → 長野原草津口駅 所要時間：約2時間30分 料金：4,840円（自由席）	長野原草津口駅→草津温泉バスターミナル 所要時間：約25分 料金：710円
在来線	東京駅 → 高崎駅 → 長野原草津口駅 所要時間：約3時間40分〜約4時間20分 ※時間帯により上野駅経由の場合もあり 料金：3,080円	長野原草津口駅→草津温泉バスターミナル 所要時間：約25分 料金：710円
高速バス	東京駅→草津温泉バスターミナル 所要時間：約4時間30分〜5時間 料金：約3500円〜4000円

※価格は全て税込みです。

実際に高速バスを利用してみた

住まいの事情から筆者が実際に利用した路線は「横浜・新横浜・たまプラーザ～軽井沢・草津温泉」線。たまプラーザ駅からの乗車でしたが、オンライン予約で3,900円（税込み・大人）とおトクに乗車することができました。

ちなみに、たまプラーザ駅北口バスターミナルは駅の地下にあります。乗車を考えている方は、こちらの記事も参考にしてみてください　↓

9:35 たまプラーザ駅北口から高速バスに乗車

たまプラーザ駅北口 1番のりばから相鉄バスの「横浜・新横浜・たまプラーザ～軽井沢・草津温泉」線に乗車しました。横浜駅や軽井沢駅を経由するので乗車時間は5時間程度と長いですが、乗り心地はどうなのか試してみました。

時刻表は下記の通りです。

時刻表
8:50	横浜駅西口
9:35	たまプラーザ駅北口
↓	↓
13:00	軽井沢駅
13:04	東急ハーヴェストC旧軽井沢
13:45	北軽井沢
14:32	草津温泉バスターミナル
14:35	草津温泉ホテル櫻井

相鉄バスの他にも「東急バス」「上田バス」も運行しているので、旅の都合に合わせて選んでみてください。

他のバスの時刻表はこちら

■車内設備

4列シートの座席はリクライニング可能で睡眠も十分に取れます。筆者は乗った瞬間、寝落ちしてしまいました…

トイレも備えられており、安心です。長時間のバスの乗車で嬉しいのがUSB充電ポートの存在。スマホに電源を繋いで動画を視聴できるので、移動時間もあっという間に感じます。

11:35上里サービスエリアで休憩

途中、上里SAで休憩を挟みます。休憩時間は15〜20分程度確保されているのでトイレへ行き、小腹が空いたのでコーヒーと軽食を入手しました。

14:32 草津バスターミナルに到着

爆睡していたら、いつの間にか草津温泉バスターミナルに着きました。ここから草津温泉のシンボル湯畑までは徒歩5分。乗り換えなしで、草津温泉に行けるのは高速バスの最大のメリットと感じました。とても楽ちんなので、ぜひ高速バスの利用を検討してみてください。

「横浜・新横浜・たまプラーザ～軽井沢・草津温泉」線のご予約はこちら

「草津温泉バスターミナル」とは？

草津温泉バスターミナルは、1番〜9番線までのバスのりばを有する3階建てのバスターミナルです。草津温泉のシンボル湯畑までは徒歩5分と近く、ターミナル自体にも温泉地らしい施設が充実しています。

◎草津温泉バスターミナルの基本情報

定休日	なし
住所	群馬県吾妻郡草津町草津28
電話	0279-88-3582
関連リンク	https://www.gunlabo.net/shop/shop.shtml?s=8168

のりば一覧

草津温泉バスターミナルに乗り入れているバスの行き先は下記の通りです。臨時便や続行便などが多い場合や、バスの遅れがあると発着番線は変更になることがあります。誘導員がのりばにいるので、不安なときは声をかけましょう。

1番	貸切バス、高速バスの続行便など
2・3・4番	JRバス関東 （長野原草津口駅行）
5番	高速バス「上州ゆめぐり号」 （伊香保温泉、練馬駅 練馬区役所、バスタ新宿、東京駅日本橋口 行） 高速バス「東京ゆめぐり号」（東京駅日本橋口 行） 高速バス「渋谷－軽井沢・草津線」渋谷マークシティ（渋谷駅） （二子玉川ライズ、楽天クリムゾンハウス 行） 高速バス「横浜・新横浜－軽井沢・草津線」 （たまプラーザ駅、新横浜駅、横浜駅西口 行） 高速バス ｢ブルーライナー草津温泉号｣ （高崎駅東口、川越駅、大宮駅 行） 高速バス「Dts line八ッ場・草津温泉号」 （八潮駅東、大崎駅西口バスターミナル、バスターミナル東京八重洲 行）
6番	草軽交通 白根火山線 JRバス関東（殺生河原、白根火山 行）※冬季運休 西武観光バス 浅間白根火山線（軽井沢駅、万座・鹿沢口駅 行 白根火山、万座温泉経由） 長電バス（白根火山・長野駅東口 行）※冬季運休
7番	草軽交通 急行草軽線（北軽井沢 経由 軽井沢駅 行） 草軽交通 草軽病院線（西吾妻福祉病院 経由 軽井沢駅 行）※各駅停車、冬期は北軽井沢行 西武観光バス 浅間白根火山線（万座・鹿沢口駅 行、軽井沢駅 行）
8・9番	草津温泉町内巡回バス

各旅館への送迎バスは、草津温泉バスターミナル2階のバスのりばと、1階正面玄関から出ています。どちらに迎えが来るか、事前に確認しましょう。

他にも冬季限定で「草津温泉スキー場」へ行く無料シャトルバスも運行しています。詳細はこちらをご覧ください。↓

草津温泉町内循環バス・100円

8番・9番のりばからは、100円（税込み）で乗れる草津温泉町内循環バスが出ています。全部で4つのコースがありますが、観光客には温泉街を循環するAコースがオススメです。0.3立方m、長さ1m、重量10kgを越える荷物は乗せられないそうなのでスーツケースをお持ちの方はご注意ください。

路線図と時刻表はこちら

草津温泉バスターミナル1階

バスを降りたらまずは、案内板にしたがって1階へ降ります。1階の出口から外に出ると湯畑まで続く道に出ます。

1階には広い待合室やコインロッカー、食事処、特産ショップなどの施設があります。トイレや授乳室もあります。

食事処「おかめ 支店」

そばやうどん、天ぷらなどが味わえる食事処です。名物は「舞茸の天ぷら」。ビールなどのアルコールも置いているのでちょっと一杯も可能です。お弁当の販売もしています。

◎おかめ支店の基本情報

営業時間	10:00～20:00 （ラストオーダー19:30）
定休日	火曜日
電話	0279-88-3666
関連リンク	https://tabelog.com/gunma/A1004/A100402/10000620/

特産ショップ

群馬のご当地グッズや草津ならではの入浴剤などのお土産を買うことができます。バスの到着を待っている間に選ぶことができるので時短にもなり、ありがたいお店です。

◎特産ショップの基本情報

営業時間	9:00〜17:00
定休日	不定休

コインロッカー

コインロッカーは電子マネー専用と現金併用の２種類があります。荷物を置いて観光に行けるので便利です。21:00以後はしまってしまうのでご注意ください。

大きさ	料金（すべて税込み）	個数
大	700円	27
中	500円	38
小	400円	66

【営業時間】6:00〜21:00

草津温泉観光協会 案内所

草津観光のパンフレットや地図が手に入る観光案内所です。担当の方が常駐しているので、食事処や宿、温泉の情報などを聞くことができます。草津温泉のキャラクター「ゆもみちゃん」のグッズも購入できます。

◎草津温泉観光協会 案内所の基本情報

営業時間	9:00～17:00
定休日	年中無休
電話	0279-88-0800
関連リンク	https://www.kusatsu-onsen.ne.jp/top.php

足湯とタクシーのりば

１階正面の出口から出るとタクシーのりばがあります。タクシーのりばの片隅には足湯があります。硫黄臭が立ち上る無色透明の温泉が引かれていて、とても温まります。24時間利用可能です。

草津温泉バスターミナル2階

バスを降りた正面に位置する2階の待合室です。十分な広さがありますが土日は混雑します。喫茶店やみどりの窓口、通貨両替機も設置されています。

喫茶・売店　バーンホーフ

おにぎりやサンドイッチなどの軽食が味わえる喫茶店です。テイクアウトの利用も可能なので、時間がない時でもサクっとお目当てのものを購入することができます。1階にも食事処・おかめ支店があるので、和食が好みな方やお酒が飲みたい方はそちらも利用できます。

◎喫茶・売店 バーンホーフの基本情報

営業時間	8:30～17:00
定休日	年中無休
関連リンク	https://www.kusatsu-onsen.ne.jp/category/detail/index.php?c=1&g=4&kcd=240

きっぷうりば（みどりの窓口）

バスや鉄道のチケットが購入できる「きっぷうりば」です。鉄道のない草津温泉ですがきっぷうりばには「みどりの窓口」の機能があり、特急券や座席指定券も購入可能です。

草津温泉の最寄り駅「長野原草津口駅」は窓口が少なく、バスの到着後に混雑するため草津温泉バスターミナルに設置されたそうです。鉄道がないのにみどりの窓口があるなんて、なんだか不思議な感じですよね。

◎きっぷうりばの基本情報

営業時間	7:45～17:30
電話	0279-88-2566
関連リンク	https://www.nagadenbus.co.jp/stop-info/2020/04/post-58.php

草津温泉バスターミナル3階

3階には、なんと「温泉図書館」があります。町民も利用する図書館で、2015年にバスターミナルに移転しました。利用料金は無料。本を読みながらバスを待つことができます。

それにしても、温泉図書館なんて草津温泉ならではの素敵なネーミングです。ついつい長居してしまいそう…

◎温泉図書館の基本情報

営業時間	9:00～16:30
定休日	毎週月曜日（月曜が祝日の場合は翌日） 毎月末日、祝日、年末年始、図書館整理期間
電話	0279-88-7190
関連リンク	https://www.town.kusatsu.gunma.jp/www/ contents/1486453585239/index.html

草津温泉バスターミナルから湯畑への行き方は？

足湯のある1階 正面出口を出て、横断歩道を渡ると土産物店が立ち並ぶ通りに出ます。足元に目を向けると…

湯畑への案内がありました。この案内に沿ってまっすぐ5分程歩きます。

目の前に湯畑が現れました。近づくと、もうもうと立ち上る湯気で温かく感じます。

温泉街にはいくつか足湯も設置されています。歩いて冷えた足元に嬉しいサービスです。

他にも珍しい「手洗乃湯」が設置されていました。その名の通り、手を洗うための温泉です。最近の研究で草津温泉がコロナを不可化させる成果があったということで2021年から置かれています。食べ歩きの後にもありがたいですね♪

草津温泉へのアクセスは高速バスが便利♪

高速バスで行く草津温泉の旅、いかがでしたか？高速バスは、他の公共交通機関で行くよりも、乗り換え不要で楽にアクセスできるので、ぜひ検討してみてください。

「横浜・新横浜・たまプラーザ～軽井沢・草津温泉」線の予約はこちら