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立山黒部アルペンルートの最高地点、標高約2,450mに位置する室堂。
「行ってみたいけど、移動が大変そう……」
「どのくらい時間があれば楽しめる?」
「みくりが池以外に何がある?」
と、気になっている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、富山駅前から夏山バス「室堂線」※を利用する、室堂の日帰り観光モデルコースをご紹介します。
撮影時は天候に恵まれませんでしたが、みくりが池の散策や自然観察、グルメ、お土産探しまでしっかり楽しめました!実体験も交えながら、1日の様子をお届けしていきます。
※2026年度の夏山バス「室堂線」の運行は終了しました。
本記事は2026年度の運行内容をもとに作成しています。次回の運行情報が発表され次第、記事内容も更新予定です。

| 時刻目安 | スケジュール |
|---|---|
| 6:30 | 富山駅前から夏山バス「室堂線」に乗車 ※ケーブルカーや高原バスでも向かえます |
| 9:00 | 室堂ターミナルに到着 |
| 9:10 | 「立山自然保護センター」を見学 |
| 9:50 | 「立山玉殿の湧水」で湧水を汲む |
| 10:00 | 室堂平を歩いて「みくりが池」へ |
| 10:30 | 「エンマ台」へ |
| 10:40 | 「みくりが池」を一周 |
| 11:30 | 室堂ターミナルに戻ってランチ |
| 12:30 | お土産探し&自由時間 |
| 14:20 | 帰りのバス集合場所へ |
| 14:30 | 室堂を出発 |
| 17:00 | 富山駅前に到着 |
※上記は観光しやすいように組んだモデル時刻です。天候・混雑・歩くペースに合わせて調整してください。
室堂ターミナルからみくりが池展望台までは徒歩約20分。みくりが池展望台からエンマ台へも徒歩約5分なので、天候や体力に余裕があれば、初心者でも足を延ばすことができます。(参考ルートはこちら)

※2026年度の夏山バス「室堂線」の運行は終了しました。
本記事は2026年度の運行内容をもとに作成しています。次回の運行情報が発表され次第、記事内容も更新予定です。
今回利用したのは、富山地方鉄道が季節限定で運行する夏山バス「室堂線」。
富山駅前から室堂まで乗り換えなしでアクセスでき、所要時間は約2時間30分。2026年度の大人運賃は片道6,000円、往復10,000円です。
通常、富山方面から室堂へ向かう場合は、立山駅から立山ケーブルカー、美女平から立山高原バスなどを利用しますが、室堂線なら、富山駅前から一直線で室堂へ。
防寒着や雨具などで荷物が増えがちな室堂旅で、乗り換えがないのは非常に快適でした。
予約方法・料金・車内設備・富山駅ののりばなどは、以下の記事で詳しくご紹介しています。

それでは、日帰り室堂観光スタートです!
実際に体験したからこそ分かったポイントもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

6:15ごろ、富山駅前2番バスのりばから「室堂線」に乗り込みます。
筆者は「富山地鉄ホテル」に前泊。このホテル、2番のりばの目と鼻の先にあり、立地最高です……!
遠方からいらっしゃる方はぜひ。

定刻の6:30に出発したバスは、約2時間30分かけて、室堂を目指します。
市街地から田園、山道、高層湿原と移り変わる車窓を楽しめるのも、この路線の魅力。乗務員さんがガイドしてくださるので、目的地への期待も一層高まります。

景色を楽しんでいたら、あっという間に室堂ターミナルに到着。
公式ダイヤでは9:00着ですが、取材日は道路状況がよく、8:45ごろ着きました。

バスを降りれば、そこは標高約2,450m。
絶景ドーン!
……といきたいところでしたが、

あらヤダ!!!大曇天!!!!!!
雨こそ降っていませんでしたが、空一面が雲に覆われ、周囲には霧も……。
また富山駅周辺では約32℃だったのに対し、室堂では約12℃(2026年9月13日)。その差、約20℃です。
バスを降りた瞬間、絶叫しました。

いいですか、みなさん。山の天気は本当に舐めてはいけません。(誰)
この日の筆者もロングTシャツ・厚手のパーカー・防風/防雨ジャケット&パンツ・タイツ・ストレッチパンツを着込んでいますが、それでも朝は寒かったです。
室堂周辺は平地より気温が大きく下がるため、夏でも防寒着や雨具は必須!特に朝方は冷え込むうえ、天候が悪ければ風も強く、体感温度がさらに下がるので、装備はしっかりしていきましょう。(服装の参考例)

室堂散策前にぜひ足を運んでほしいのが「立山自然保護センター」。
室堂ターミナル1階・連絡通路から行くことができ、室堂周辺に生息するライチョウや高山植物などについて学べます。

ここで少し知識を入れてから外を歩くと、
「これ、さっき展示で見た植物かも!」
「この辺にライチョウがいるのでは……?」
と、これからの散策がちょっとした宝探しに変わります。

3階には「本日のライチョウ目撃情報」も掲示されているのでぜひチェックしてみてください。
筆者が訪問した日も目撃情報が出ており、俄然やる気が出ました。なんとしてでも、この目でライチョウさんを愛でるのだ……!!!

ちなみに、室堂ターミナルには各階にトイレがありますが、時間帯によっては混み合うことも……。
そんなとき、立山自然保護センターのトイレは非常に穴場なので、館内の見学ついでに立ち寄っておくことをおすすめします。

というわけで、いざ散策へ!
まずは室堂ターミナル3階を出てすぐの「立山玉殿の湧水(たてやまたまどののゆうすい)」で乾杯しましょう。
長野県生まれの筆者は、湧き水など星の数ほど飲んできましたが、ここのお水は、

群を抜いてウマいッッッッ!!!!!!!!
”霊峰立山に降り積もった雪が立山の地層で200年~300年かけて自然に濾過され、ミネラルを醸成させて湧出する清冽な名水”とのこと、冷蔵庫で冷やしておいたのかと思うほどよく冷えていて、口当たりなめらか。心なしか栄養すら感じます。

前日、「山へ行くなら、水分をたくさん持って行かなくては……!」と気負っていた筆者。しかしその必要はありませんでした。
むしろぜひ、空のペットボトル等を持参して行ってください。極上の天然水を無料で味わうことができますよ。
冬期間は立山全体が凍結してしまうため採水期間が短く、6月中旬~11月頃だけ味わえる貴重な名水です。ぜひご賞味あれ!

水分を確保したら、室堂平を歩いてみくりが池へ向かいます。
室堂ターミナルから「みくりが池展望台」までは、徒歩約20分。先述の通り非常に寒かったですが、空気が澄んでいて美味しい!
お、みくりが池の文字が見えてきましたよ。

本当にすみません。ご覧の眺めでした。
ちなみに天気がいいと……

こ、ここここんなに違うんですね!!!泣
しかしながら、筆者の近くにいた素敵な若者が「霧の中の池、カッケー!!!」と言っておられ、非常に明るい気持ちになりました。確かにすごいカッケーです。霧に包まれた池も神秘的でイイですよね。
山の天気は毎分毎秒変わっていくので、奇跡的に晴れ間がのぞく時間帯もあります。天候に合わせて柔軟に行動してみてください。

みくりが池から少し足を延ばすと、地獄谷を見下ろせる「エンマ台」があります。
晴れていれば、みくりが池周辺とはまた違う、荒々しくダイナミックな景色を楽しめるスポットです。

筆者的おすすめは「みくりが池温泉」前の広場からエンマ台を見下ろすこと。スリルと絶景が一度に味わえます。
標高2,410m、日本一高い場所にある天然温泉「みくりが池温泉」は実際に入浴もできます!
100%掛け流しの雲上温泉に浸かってくるのもいいですね。
みくりが池の周りは約40分かけて一周できるようになっています。筆者も散策してみることにしました。



道中はさまざまな高山植物に出会えます。

印象深かったのは「ハイマツ(這松)」。
その名の通り、地面を這うように生える松の木です。高山の厳しい環境で強い風や雪から身を守るために低く低く育つそう。
通常上空からでないと見えない松ぼっくりを見下ろせるのは、なんだか不思議な感じがします。

みくりが池の東側には「みどりが池」という池もあります。水深が浅いため、晴れていれば池の底まで透き通って見えるそう。晴れていれば……。
たくさん歩いてお腹が空いてきました。お昼ご飯は、室堂ターミナルへ戻って食べるのがおすすめ!
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館内には「レストラン立山」をはじめ、「ティーラウンジりんどう」「立山そば」「コーヒショップ」など複数の飲食店があります。

大の喫茶店好きの筆者は「ティーラウンジりんどう」へ。

ホテル立山特製カレーと立山玉殿の湧水を使った水出しコーヒーをいただきました。

カレーには辛味がしっかりあり、歩いた後にちょうどいい刺激感。窓から室堂平を眺めながらいただくコーヒーも最高でした。
ティーラウンジりんどうは、2026年10月25日(日)をもって閉店します。
間に合う方はぜひ足を運んでみてください。
飲食店ごとのメニューや営業時間、支払い方法については、下記の室堂ターミナルの記事でも詳しくご紹介しています。

ランチのあとは、少し余裕を持たせて自由時間に。

再び室堂平へ出てもよし。天候が悪ければ、室堂ターミナルでお土産を見たり、コーヒーを飲んだりして過ごすのもよし。
予定を詰め込みすぎないのが、この時間帯のポイントです。

食べ物のお土産を買って帰るなら外せないのが、ホテル立山売店限定「立山 星の雫」です。
口に入れるとコーティングされたミルクのやさしい味わいとアーモンドの香ばしさが絶妙なハーモニーを奏でます。食べたことのない味わいと食感で、一度食べるとまた食べたくなること間違いなし。
室堂ターミナル2階のホテル立山売店は、アルペンルート内でも品ぞろえが豊富。お菓子や特産品、Tシャツなどが並びます。

隣には「ザ・ノース・フェイス・ホテル立山店」もあります。


30代にもなるとキーホルダーは使わないし、派手なお土産Tシャツはちょっと恥ずかしい。でも、思い出は残したい……。
そんな筆者が一目惚れして購入してしまったのが、THE NORTH FACE 立山限定Tシャツ。

すぐさま試着室へGO、からのお気に入りすぎて着て帰りました。笑
みくりが池と剱岳(つるぎだけ)2種類ののデザインがあり、それぞれ白と黒の2色展開です。アウトドア好きの方は要チェックです!!
富山土産を代表する銘菓「富也萬(とやまん)」。その”生”バージョンがあるのをご存知でしょうか?

「生富也萬」は、香ばしいパイのなかに、上品な甘さのこしあん、香り高いクリームが入った逸品です。
これがもう美味しいのなんの……。甘すぎず重すぎず、パイ、こしあん、クリームがベストなバランスで三重奏を奏でます。
お土産にも喜ばれますが要冷蔵のため、休憩時の甘味としてもおすすめです。
「生富也萬」は富山駅でも購入できます!
楽しかった室堂観光もあっという間に終了。

夏山バス「室堂線」の復路は14:20までに室堂ターミナル1階「高原バスのりば7番」へ集合します。
ターミナル内は時間帯によって人が多く、初見では少し分かりづらく感じることもあります。この日初めて室堂を訪れた筆者も、帰りの集合場所を勘違いし、半べそでバスへ駆け込みました……。

当日なんとかするのではなく、前日のうちに帰りの集合場所を一度確認しておくのがおすすめです。
室堂周辺は、みくりが池や立山玉殿の湧水、立山自然保護センターなど、無料で楽しめるスポットが多いのが特徴です。
今回のようなコースなら、費用の中心はバス・食事・お土産がメインです。
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 夏山バス「室堂線」往復 | 10,000円 |
| ランチ・休憩 | 約3,000円 |
| お土産 | 約7,000円 |
| 合計 | 約20,000円 |
※2026年9月時点の目安です。メニュー・運賃等は変更される場合があります。
夏山バス「室堂線」は、2026年度は大人片道6,000円、往復10,000円。
往復利用なら片道ずつ購入するより2,000円安くなります。
最後に、室堂観光前に知っておいてほしいことを3つご紹介します。
標高約2,450mの室堂は、富山市街とは気温も天候も大きく異なります。
取材日は富山駅周辺約32℃に対し、室堂は約12℃。真夏でも「暑いから上着はいらない」と判断しないようにしましょう。
防寒・防風・雨対策ができるウェアを、すぐ取り出せる場所に入れておくのがおすすめです。(服装の参考例を見る)
山の天気は変わりやすく、同じ日でも景色が刻々と変化します。
今回のように曇りや霧の場合は、天候を見ながら予定を入れ替えると効率的です。
立山自然保護センターの公式サイトからは、現在の室堂平を確認できるライブカメラにもアクセスできます。(ライブカメラを見る)
室堂線を利用する場合、復路は14:30発。トレッキングに夢中になっていると、意外とあっという間です。
遠くへ歩きすぎず、14:00ごろまでには室堂ターミナル周辺で過ごすようにすると安心。
そして事前に帰りの集合場所を確認しておきましょう。

今回は、夏山バス「室堂線」を利用した室堂の日帰り観光モデルコースをご紹介しました。
室堂ターミナル周辺には、立山玉殿の湧水、みくりが池、立山自然保護センター、グルメ、お土産と、徒歩で楽しめるスポットが集まっています。
取材日は理想的な天候ではありませんでしたが、それでも約5時間半で散策・自然観察・グルメ・買い物までしっかり楽しめました。

そして富山駅から向かうなら、季節限定の夏山バス「室堂線」も便利。乗り換えなしで室堂へ向かいながら、現地で約5時間30分を確保できます。
ぜひ今回のコースを参考に、室堂へお出かけしてみてはいかがでしょうか?
※2026年度の夏山バス「室堂線」の運行は終了しました。
本記事は2026年度の運行内容をもとに作成しています。次回の運行情報が発表され次第、記事内容も更新予定です。
※掲載情報は2026年9月時点のものです。
※営業時間・運賃・運行日などは変更される場合があります。最新情報は各公式サイトをご確認ください。
※写真は周囲の方や安全面に配慮して撮影しています。
