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帯広へ行ってみたいけれど、
「旭川から帯広へは、どうやって行けばいいの?」
「JRだと札幌を回るけど、遠回りじゃないの?」
「富良野や美瑛を観光したあと、そのまま十勝へ向かいたい」
と感じている方も多いのではないでしょうか。
そんな方に便利なのが、北海道拓殖バス・道北バス・十勝バスの3社が共同で運行する高速バス「ノースライナー」。旭川・富良野から帯広まで乗り換えなしで移動できます。
今回は、実際に乗車して分かった料金・予約方法・のりば・車内設備・乗車中の様子まで詳しく紹介します。

ノースライナーは、旭川と帯広を結ぶ予約制の高速バスです。

ノースライナーには「狩勝峠経由」と「三国峠経由」の2ルートがあり、出発地や経由地によって所要時間が異なります。
| 乗車区間 | ルート | 大人片道運賃 | 所要時間 | 運行本数 |
|---|---|---|---|---|
| 旭川駅前→帯広駅前 | 狩勝峠経由 | 3,600円 | 約4時間10分 | 1日5便 |
| 富良野駅前→帯広駅前 | 狩勝峠経由 | 2,700円 | 約2時間38分 | 1日5便 |
| 旭川駅前→帯広駅前 | 三国峠経由 | 3,600円 | 約4時間25分 | 1日1便 |
富良野・美瑛から乗る場合は「狩勝峠経由」を選びましょう。
三国峠経由は層雲峡・ぬかびら源泉郷・道の駅おとふけを通り、美瑛・富良野・道の駅 南ふらのには停まりません。
今回乗車したのは、旭川駅前14:10発・帯広駅前18:20着の狩勝峠経由便です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 路線名 | ノースライナー |
| 運行会社 | 北海道拓殖バス・道北バス・十勝バス(共同運行) |
| 主な停車地(狩勝峠経由) | 美瑛駅前/富良野駅前/道の駅 南ふらの/新得駅前/芽室 など |
| 今回乗車した便 | 旭川駅前 14:10 → 帯広駅前 18:20 |
| 小人運賃(小学生) | 大人の半額 |
| 予約 | 予約制(2ヶ月前から) |
| 座席 | 前方独立3列・後方4列シート(今回乗車した車両) |
| 荷物 | 床下トランク・座席上の荷物棚 |
| 車内トイレ | あり(今回乗車した車両) |
※2026年10月時点の情報です。
※運行日・料金・時刻等は変更される場合があります。最新情報は北海道拓殖バス公式サイト「ノースライナー号」をご確認ください。

旭川から帯広へ向かう方法は、ノースライナーのほかにも鉄道があります。それぞれの料金・所要時間・乗り換え回数などを比較してみましょう。
| 移動手段 | 料金目安 | 所要時間 | 乗り換え | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|---|---|
| 高速バス 「ノースライナー」 | 3,600円 | 約4時間10分 | なし | 乗り換えなし・料金が安い | 道路状況により遅れる場合あり |
| JR(特急ライラック+特急とかち、札幌乗り換え) | 12,460円(目安) | 利用する列車・乗り継ぎによって異なる | 1回 | 時間が読みやすい | 料金が高め・乗り換えが必要 |
※大人片道の比較
※バスの料金目安・所要時間は狩勝峠経由の場合
※JRの料金は利用日・座席種別・割引きっぷの有無によって変わります。所要時間は、札幌駅での乗り継ぎ時間も含めて確認しましょう。
料金と乗り換えの少なさを重視する方はノースライナー、道路の渋滞を避けたい方はJRが候補になります。旅程に合わせて選びましょう。

ノースライナーは予約制で、乗車券は2ヶ月前から予約・販売しています。
予約・購入には、以下の方法があります。
・インターネット予約(発車オーライネットなど)
・窓口予約(旭川駅前・帯広駅前などのバスターミナルの窓口)
・コンビニ予約(ローソン、ファミリーマート、セブン-イレブン)
・電話予約(北海道拓殖バス本社、道北バス旭川駅前案内所など)
発車オーライネットでは、クレジットカード・コンビニ・d払い・PayPayで支払えます。

当日に空席がある場合は、ターミナル窓口にて購入も可能です。
発車オーライネットでは当日も予約できます。ただし、乗車日の3日前を過ぎてからの予約は、クレジットカードでの即時決済になります。それ以前の予約は、案内された購入期限までに支払いを済ませましょう。

ノースライナーは、JR旭川駅北口側にある8番のりばから出発します。

東改札を出たら、写真の「バスターミナル」の案内を目印に、北口(東側)へ進みましょう。

北口(東側)を出て右手、ツルハビル前が8番のりばです。

8番のりば前のビル1階に「道北バス案内所」があり、こちらで乗車券を買えます。
窓口は7:30~18:00、写真の都市間バス券売機は7:00~17:30です。
乗車券を購入済みの方は、出発10〜15分前を目安にのりばへ。窓口で購入する方は、手続きの時間も見込んで早めに向かいましょう。

帯広行きのノースライナーは、富良野駅前ロータリーの4番のりばから出発します。富良野駅前を通るのは「狩勝峠経由」便で、帯広駅前までの所要時間は、約2時間38分です。

今回乗車した車両の設備はこちらです。
| 設備 | 今回乗車した車両 |
|---|---|
| 座席 | 前方3列独立シート(11席)/後方4列シート |
| リクライニング | あり |
| 座席背面テーブル | なし |
| ドリンクホルダー | あり |
| 車内荷物棚 | あり |
| 床下トランク | あり |
| カーテン | あり(中央席との間仕切りカーテンはなし) |
| USBポート | あり |
| コンセント | なし |
| Wi-Fi | あり |
| トイレ | あり |
※車両によって設備が異なる場合があります。

今回の車両は、前方が3列独立シート、車両中央のトイレをはさんで後方が4列シートという座席配置でした。いちばん後ろの列は、通路のない横並びの座席です。

全席自由席なので、空いていれば好きな席に座れます。今回は前方の一人掛けの席を利用しました。
座席によって3点式・2点式のシートベルトがありました。


前席ポケット・ドリンクホルダー・フットレスト付き。足を伸ばせるので、約4時間の乗車もラクでした。
テーブルはありません。車内での軽食の際や、スマホの置き場所にやや困りました。
シート間隔はやや広め。足元の圧迫感は少なかったです。座席はやや固めな感じです。個々の好みだと思いますが、私は気持ちよく過ごせる座り心地でした。


大型のレッグレストも装備されています。後席に配慮が必要ですが、ここまでのリクライニングが可能です。

スーツケースなどの大きな荷物は、到着地まで床下トランクで預かってもらいます。
自転車や大型楽器などの大きな荷物や、手回り品と判断できないほど多い荷物は、持ち込みを断られる場合があります。心配なときは事前に問い合わせましょう。
北海道拓殖バスでは、モバイルバッテリーを床下トランクに入れず、手元で保管するよう案内しています。詳しくは北海道拓殖バスの荷物に関する案内をご確認ください。




各席にUSB-Aポートがあり、無料Wi-Fiも使えます。
(南富良野〜新得間などの山間部では、つながりにくいことがありました。)


今回の車両は、車両の中央にトイレがありました。数段の階段を降りてのスタイルですので、思った以上にトイレ室内は高さがあり、窮屈感は少ないです。

ここからは、実際にノースライナーへ乗車した様子を時系列で紹介します。

出発10分前、8番のりばにバスが到着しました。

大きな荷物は、乗務員さんの案内に従って床下トランクへ。乗車中に使うものは、あらかじめ手荷物に分けておくと焦りません。

取材当日は5~6人の乗客を乗せて、定刻通りバスは出発します。「安全のため、シートベルトの着用を」の放送のあとは、一路富良野方面に向けて南下します。


車窓からは、雄大な景色を楽しめます。

今回は15:35ごろ富良野駅前に到着し、定刻の15:42に出発しました。帯広行きでは乗車専用の停留所です。

「道の駅 南ふらの」で約10分間の休憩です。
休憩時間は短いため、トイレを優先し、買い物は余裕がある場合に。乗務員さんから案内された出発時刻までに戻りましょう。


10分間の停車時間も楽しみたい方は、バス停車場すぐ隣りにある「南富良野町物産センター」へ。館内に多目的トイレもあります。

おすすめは、富良野産のじゃがいもだけを使い、南富良野町の工場で作られるポテトチップス「ふらのッち」と、地元の素材を使った「にわとり牧場のプリン」。どちらも長く愛されている人気の品です。
種類が多く、いろいろ選びたくなりますが、乗り遅れないよう手早く選んでくださいね。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設名 | 南富良野町物産センター |
| 営業時間 | 9:00~17:00(4月・5月・10月~3月) 9:00~18:00(6月・9月) 9:00~19:00(7月・8月) |
| 定休日 | 年末年始 |
| アクセス | 「道の駅 南ふらの」停留所のすぐ隣 |
| 電話番号 | 0167-52-2100 |
| 注意点 | 利用する便や季節によっては、休憩時に物産センターが閉まっています。 |
| Googleマップ | https://maps.app.goo.gl/pJrgxpFefA2eEQ8o6 |
| 公式サイト | https://minamifurano-kousya.com/bussan.php |

北海道の名勝のひとつ・狩勝(かりかち)峠を車窓から眺めながら、バスは帯広に向かいます。

公式ダイヤでは18:20着ですが、今回は18:10ごろ到着しました。
ただし道路状況によって到着時刻は前後します。旅程は公式ダイヤを基準に組みましょう。

帯広駅前から旭川方面へ向かうノースライナーは、帯広駅バスターミナルの5番のりばから出発します。

併設された待合・案内施設「おびくる」では、屋内でバスを待てるほか、窓口で乗車券の購入や問い合わせができます。
帯広駅バスターミナルについて、詳しくはこちらをご覧ください。


出発前後に時間の余裕がある方へ、旭川・帯広の駅周辺で立ち寄れるお店を紹介します。
乗車前に利用する場合は、のりばへ戻る時間も見込んでおきましょう。

旭川駅前から歩いて10分ちょっと。「キッコーニホン」こと、「日本醤油工業株式会社」の直売店です。
歴史ある店内には醤油やタレ、ソースなど約100種類の商品が並び、そのほとんどを試食できます。直売店限定の商品や、もろみを搾っていた「濾布(ろふ)」で作った小物も置いています。

旭川でもここだけでしか買えない地元の菓子メーカーとのコラボ品や、その場で食べられる「醤油あいす」など、バラエティに富んだ一品が揃います。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設名 | 日本醤油工業株式会社直売店 |
| 営業時間 | 10:00~17:30 |
| 定休日 | 年末年始 |
| アクセス | 旭川駅前から徒歩約12分 |
| 電話番号 | 0800-800-7772 |
| Googleマップ | https://maps.app.goo.gl/NdqLwYR7HnC9Gz6J6 |
| 公式サイト | https://www.kikkonihon.co.jp/ |

JR帯広駅構内のエスタ帯広西館にある「クランベリー エスタ帯広店」。帯広の洋菓子店「クランベリー」の商品を購入できます。

名物は、創業当時から愛されているというスイートポテト。今では帯広を代表する銘菓の一つです。

大きなさつまいもを縦半分に切り、その皮にペーストをのせたもので、売り方は量り売りです。思った以上にまろやかで溶けていくような食感。ぜひ食べてほしい逸品です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設名 | クランベリー エスタ帯広店 |
| 営業時間 | 8:30~19:00 |
| 定休日 | 第3水曜日(エスタ帯広に準ずる) |
| アクセス | 帯広駅バスターミナルから徒歩約2分 |
| 電話番号 | 0155-26-3555 |
| Googleマップ | https://maps.app.goo.gl/BaB3xuUm96tecQFB9 |
| 公式サイト | https://www.cranberry.jp/ |

峠が通行止めになった場合、迂回運行・出発地への引き返し・運休・途中での運行打ち切りとなることがあります。特に冬や天気の悪い日は、北海道拓殖バスの公式X(@hokkaidotakubus)で運行状況を確認してから出かけましょう。

ノースライナーは、旭川から帯広まで乗り換えなしで移動できる高速バスです。
乗車前に押さえておきたいポイントはこちら。

実際に利用してみると、「乗り換えがない」という以上に、荷物を持って何度も移動しなくていいラクさを感じました。
美瑛・富良野から十勝へ移る車窓の景色も楽しめるため、移動時間そのものを旅の一部として楽しめる路線です。
ぜひチェックしてみてください。
\旭川・富良野から帯広まで、乗り換えなし/
※掲載情報は2026年10月時点のものです。
※運行日・料金・時刻等は変更される場合があります。最新情報は公式サイトをご確認ください。
※車内設備は今回乗車した車両のものです。車両によって異なる場合があります。
※撮影時は周囲の方の写り込みや安全面に配慮しています。
帯広からさらに札幌へ足を運ばれる方、ぜひこちらもご検討ください。

大阪から北海道・道東に移住し18年目。移住前は1年半かけ日本一周の旅を経験し、各地をくまなく訪問。現在は”北海道観光マスター検定”合格の現役看護師として地域医療・福祉に尽力しながら、北海道の魅力を、地元民目線で発信しています。