【往復5200円・新幹線利用の半額で行く】静岡・富士宮の写真映えパワースポット

富士山本宮浅間大社
今回は東京駅から高速バスに乗り、世界遺産・富士山のお膝元「富士宮市」に行ってきました。東京駅から直通の高速バスを使えば、料金は新幹線利用のほぼ半額! 浮いたお金でパワースポットやB級グルメを楽しんでみませんか?

高速バスがおトク! 東京駅から富士宮駅までのルートを比較

結論から言うと東京駅から「富士宮駅」までの交通ルートは、他の公共交通機関に比べて高速バスが最も安く、新幹線と在来線を使うと最も早く現地まで辿り着けます。

交通手段 料金 時間
高速バス
東京駅→富士宮駅
2,600円
(ネット割・事前購入)
約2時間20分
新幹線+在来線
東京駅→三島駅(新幹線)
三島駅→富士駅(東海道本線)
富士駅→富士宮駅(身延線)
3回乗り換え
5,330円 約1時間35分
自家用車
八重洲(首都高速八重洲線)
→富士IC →富士宮駅
4,100円(ETC料金) 約2時間

※全て休日・片道の料金です。渋滞を考慮していません。

他に、東京駅から熱海駅まで「上野東京ライン」を使って、何度か在来線を乗り換えれば、時間は約3時間半かかりますが2,640円で富士宮駅まで行くことが可能です。今回、筆者は乗り換えなしで富士宮駅まで行ける高速バスを使って旅を楽しむことにしました!

高速バス「東京・富士–富士宮 線」とは?

東急バス

「東京・富士–富士宮 線」とは、東京駅 八重洲南口のバスのりばから、富士宮駅をはじめとする富士山周辺の観光名所をつなぐ高速バスの路線です。停留所は下記の通りです。

時間 停留所
10:40 東京駅 八重洲南口
11:10 東名 向ヶ丘
11:13 東名 江田
12:57 東名 富士
13:16 富士宮駅
13:26 富士宮 営業所
13:46 大石寺
13:51 本門寺 入口
14:01 白糸の滝
14:16 休暇村富士

東京駅 八重洲南口発の便は10:40発の他に、18:20発もあります。帰省などで利用する場合は、夕方の便も便利です。

ネット予約を利用すれば「早割」や「ネット割」が使えるので、さらにおトクです。

予約はこちら

―10:40 「東京駅 八重洲南口」からスタート!

東京駅八重洲南口

東京・富士–富士宮 線のバスのりばは、東京駅八重洲南口 改札から行くのが近道です。案内板に沿ってまっすぐ進むと、すぐ目の前にのりばがありました。

バスのりば

バスは8番か9番ののりばから発車します。

東急バス

定刻でやってきたバスには、大河ドラマで話題の徳川家康のマークと「来たれ富士宮!」のスローガンが! 旅の気分を盛り上げてくれます。チケットをネットで購入した場合は、メールで送られてきた予約番号を乗務員に提示して乗車します。

バスのりば

もし、チケットを事前に購入していなくても大丈夫。近くに「JR高速バスのりば」の券売所があるので、そちらで焦らず購入しましょう。ただし、ネットで買うよりは割高になってしまうので、余裕を持って事前にネットで予約するのがおすすめです。

予約はこちら

東急バス

車内は4列シートでゆったり。これなら、車内でくつろげそう。

富士急行 バスの設備

足元にも余裕がありました!もちろんトイレやUSBポート、Wi-Fiも完備で、至れり尽くせりです。

富士急行 パンフレット

かわいい富士宮の観光パンフレットを発見! 徳川家康が「富士宮 やきそば」を食べてる。

―12:00 「足柄サービスエリア」で15分休憩

海老名SA

途中「足柄サービスエリア」で15分休憩がありました。車内にはトイレが付いていますが、サービスエリアでトイレ休憩できるのは、ありがたいと感じました。

―13:16 「富士宮駅」に到着

富士急行

バスは定刻通りに富士宮駅 3番のりばに到着しました。東名高速は渋滞するイメージがありましたが、すんなりと辿り着けました!バス車内で睡眠もバッチリ取れて、観光する元気をチャージできました。

富士山のパワーをもらおう!「富士山本宮浅間大社」

富士山本宮浅間大社

富士宮の旅で欠かせない名所が「富士山本宮浅間大社(ふじさんほんぐうせんげんたいしゃ)」です。富士宮駅から徒歩10分のところにあります。全国に1300ほどある「浅間大社」の総本宮として知られるパワースポットです。まずは、こちらにご挨拶して旅をスタート!

富士山本宮浅間大社

豪華な拝殿と本殿は、関ヶ原の戦いに勝利したお礼に徳川家康が寄進したそうです。 家康以外にも名だたる戦国武将からの信仰が厚く、源頼朝、北条義時、武田信玄親子も参拝に訪れていました。

富士山頂上浅間大社奥宮

富士山頂上浅間大社奥宮(富士山本宮浅間大社HPより引用)

実は、「富士山本宮浅間大社」の奥宮は富士山の山頂にあります。1606年、徳川家康が富士山の8合目以上を富士山本宮浅間大社のものとするお墨付きを与えてから、現在も浅間大社の私有地として正式に認められているそうです。

富士山本宮浅間大社

こちらは、武田信玄が寄贈したという「信玄桜」の二代目。

富士山本宮浅間大社 絵馬

勇壮な武将にあやかろうと、たくさんの絵馬が奉納されていました。

富士山本宮浅間大社 湧玉池

清らかな湧き水が流れる「湧玉池(わくたまいけ)」もパワースポット。富士山の雪解け水が湧き出た池で、特別天然記念物に指定されています。

富士山本宮浅間大社

富士山登山者はこの霊水で禊ぎをしてから登山するのが古くからの習わしだったそうです。

富士山本宮浅間大社 湧玉池

霊験あらたかな水は持ち帰りが可能。水筒を持っていなければ池のほとりにある「水屋神社」でペットボトル(200円・税込み)を購入することもできます。私もこの水でコーヒーを淹れてみよう!

富士山本宮浅間大社 水みくじ

筆者が楽しみにしていたのが、こちらのおみくじ(200円・税込み)です。結構しっかりした紙で、水に浮かべると文字が浮かび上がります。

富士山本宮浅間大社 水みくじ

結果は大吉。仕事、上昇の兆しありです。幸先の良い、旅のスタートが切れました。

富士山本宮浅間大社 水みくじ

蛇腹に畳んで結んでみると、富士山の形になりました。写真映えする粋なおみくじでした。

◎「富士山本宮浅間大社」の基本情報

営業時間 6:00~19:00(11月~2月)
5:30~19:30(3月・10月)
5:00~20:00(4月~9月)
定休日 無休
Googleマップ
https://goo.gl/maps/fz3N62v4DnZvpHK57
電話 0544-27-2002
公式サイト http://www.fuji-hongu.or.jp/sengen/

富士山のお膝元・富士宮名物を食べ尽くそう!「お宮横丁」

お宮横丁

富士山本宮浅間神社の道路を挟んで反対側にあるのが「お宮横丁」です。土産物屋やスイーツの店、「富士宮やきそば」専門店などが軒を連ね、フードコートのようになっています。筆者はここで、富士宮やきそばをたらふくいただきました。

その模様はこちらにまとめています。

−富士山ジェラート

ジェラートぷくいち

後楽日和の観光客のお目当ては、富士山のお膝元・富士宮ならではのスイーツです。こちらで販売しているのは「富士山ジェラート」440円(税込み)です。

富士山ジェラート

青いジェラートは毎日味が変わるという逸品。この日は「パイナップル」のフレーバーでした。果肉も入って甘酸っぱく、初夏にぴったりの爽やかな味わいでした。写真映えもバッチリです。

◎「ジェラートぷくいち」の基本情報

営業時間 10:00~17:30
定休日 水曜日
Googleマップ
https://goo.gl/maps/gQSqkbEbh4y4oNVn6
電話 0544-25-2061
公式twitter https://twitter.com/pukuichi

−富士山の伏流水で練り上げた「御くじ餅」

御みくじ餅

「北川製餡所」で販売しているのは、めでたい紅白の餅菓子「御くじ餅」300円(2個入り・税込み)です。2個から販売しているのでお土産用にぴったり。

御くじ餅

実は、このきれいな餅菓子にも徳川家康のゆかりがあります。1604年に、徳川家康が富士山本宮浅間大社社殿を奉献した際に、お祝いとして振舞ったのが始まりと言われています。

御くじ餅

1箱に1つおみくじが付いているのも嬉しい!お祝い事にもぴったりのお菓子です。

御くじ餅

富士山の伏流水で白玉粉を練り上げたというお餅は、口溶けが滑らか。白餡の上品な甘みが後をひく味わいです。

◎「北川製餡所」の基本情報

営業時間 8:30~19:00
定休日 日曜日
Googleマップ https://goo.gl/maps/QxrBL4zx5WfeDcCJA
電話 0544-66-6008
公式サイト https://kitagawaseian.jp/

−静岡おでんとビール

静岡おでん

静岡に来たら絶対に食べて帰りたい「静岡おでん」。「名産品売店 きたがわ」では、各種おでん(3品 400円・税込み)を販売しています。静岡名物の「黒はんぺん」をはじめ、出汁がたっぷり染み込んだ、おでんを楽しめます。

静岡おでん

お隣の「富士宮やきそば専門店 すぎ本」で「静岡麦酒」の生ビールを購入すれば、ちょい飲みも! フードコートになっている、お宮横丁ならではの楽しみ方です。

「富士宮やきそば専門店 すぎ本」を含む「富士宮やきそば」の特集はこちら
<リンクカード>

◎「名産品売店 きたがわ」の基本情報

営業時間 10:00~17:30
定休日 なし
Googleマップ https://goo.gl/maps/SUiEsrY4HzRew9y96
電話 0544-66-6008
公式サイト https://mochizukifarm.com/omiya-yokocho-kitagawa/

写真映えする富士山を楽しむ「静岡県 富士山世界遺産センター」

富士山世界遺産センター

富士宮で富士山の写真を撮影するなら欠かせないスポットが「静岡県 富士山世界遺産センター」です。遠目からでも目立つ逆三角形の建物…富士宮駅から徒歩5分ほどの場所にあります。

富士山世界遺産センター

天候や時間によって水面に逆三角形の建物が映り、まるで「逆さ富士」のような写真が撮影できます。この日は生憎の曇り空と逆光で、逆さ富士は撮れませんでしたが、十分、印象的な写真が撮れました。

富士山世界遺産センター

センター内にも写真映えスポットがあります。入場料金は300円(一般・税込み)です。あの逆三角形の建物の内部に入ります。

富士山世界遺産センター

中はプロジェクターで、映像が映し出されていました。全長193mのスロープを登りながら、富士登山の擬似体験ができます。

富士山世界遺産センター

自分の姿をパシャリ。視界いっぱいにタイムラプスの映像が映し出され没入感がありました。

富士山世界遺産センター

そして、頂上まで登り切ると…鏡のような床に観光客の影が映り、奥には富士山!素晴らしい景観です。

富士山世界遺産センター

もちろん、外に出ることも可能です。ダイナミックな富士山と裾野に広がる富士宮の町が一望できました。

富士山世界遺産センター

館内には、富士山グッズが購入できる売店もあります。富士宮を1日観光すれば、きっと富士山が好きになるはず。

富士山グッズ

お気に入りの富士山グッズを、おひとついかがでしょうか?

◎「静岡県富士山世界遺産センター」の基本情報

営業時間  9:00 ~ 17:00
9:00 ~ 18:00(7、8月 )
※最終入館は閉館の30分前
定休日 毎月第3火曜日 及び 施設点検日
Googleマップ https://goo.gl/maps/a3DZCcGzeN6yuZd16
電話 0544-21-3776
公式HP https://mtfuji-whc.jp/

高速バスでお得に「富士宮」へ

富士急行

今回は、高速バスで富士宮駅へ向かい、駅から徒歩で行ける観光スポットを紹介しました。もちろん帰りも高速バスで都内へ帰ることができます。ぜひ行楽シーズンは、富士山のパワーをいただきに富士宮を訪れてみませんか?

>>「東京-富士・富士宮」線のご予約はこちら

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※本記事に掲載されている情報は、記事作成時点の情報となります。最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。※バス車両撮影時には、十分に配慮して撮影を行っております。

ライター

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うちや

アラサーの旅行ライター。前職はテレビ番組制作会社に勤務し、旅番組や食の番組を担当。漁船に乗って魚を捕ったり、棚田で田植えをしたり、  日本全国のディープな観光地に詳しい。趣味は釣りと温泉。海外旅行にはまだ行ったことがない。

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