【前編】ここは天国?!バスで行く初夏の上高地 現地への行き方や服装&必需品をご紹介

上高地
「上高地」は、長野県松本市にある標高約1,500mの山岳景勝地。国の文化財(特別名勝・特別天然記念物)にも指定され、見たことのない絶景が楽しめます。今回はそんな上高地にバスで向かい、日帰りハイキングを満喫してきました!

前編では上高地までの行き方や、初夏のハイキングにふさわしい服装&必需品などをご紹介していきます。「上高地に行くのは初めて」という方は、必見です!

何が正解?上高地までの行き方

上高地はマイカー規制がかかっている場所。だからこそ「行きづらそう」と感じている方も多いのではないでしょうか?

アルピコバス

しかし本当は、アクセス楽々なんです!開山中(毎年4月27日~11月15日頃)は、バスが常時運行しています。

-どの路線に乗ればいい?

バス

さまざまな路線もあるので、県内外どちらから来ても安心です。

【県内在住の方は】
「沢渡・平湯あかんだな駐車場」に車を停め、そこから発車するシャトルバスに乗車しましょう♩

【県外から来た方は】
「松本駅」もしくは「東京・大阪・名古屋」方面から発車する直行バスに乗車しましょう♬

-上高地までのバスの所要時間と料金

料金

下の表のとおり、上高地までの所要時間や料金も魅力的。

所要時間 料金
沢渡駐車場~上高地 約30分 大人片道1,300円・往復2,400円
小人片道650円・往復1,200円
平湯あかんだな駐車場~上高地 約35分 大人片道1,180円・往復2,090円
小人片道590円・往復1,050円
松本駅バスターミナル~上高地 約1時間30分 大人2,570円
小人1,290円
※ナショナルパークライナー(予約制)

※「上高地」バス停で下車した場合を想定 ※2022年6月29日時点

「これだけ気軽なら、バスで上高地に行ってみたい!」と思えてきたのではないでしょうか?

-上高地行きのバスを使うメリット

バスを使うと、次のようなメリットもあります。

・乗り合うことで自然を保護できる
・現地でお酒が飲める(河童橋付近で飲むお酒は、最高に美味しい!)
・歩き疲れたあとにゆっくり休める
・好きなだけ寝てOK
・車窓からの景色が楽しめる
・山道の運転をしなくて済む
・荷物が大きくてもトランクに積み込める

ぜひ上高地行きのバスを有効活用してみてください。

※上高地までの行き方について その他の詳しい情報はこちら
※タクシーの運賃についてはこちら

初夏の上高地にふさわしい服装&必需品は?

上高地に足を運ぶ前に、ハイキングにふさわしい服装&必需品をおさらいしておきましょう。

-服装

山の服装

【衣類】
昼夜の寒暖差が激しい上高地。夏でも天候や場所によっては肌寒く感じることがあります。吸汗・速乾性のあるインナーや長袖のシャツ、防寒着、伸縮性素材のボトムスなど動きやすく体温調整のできる服装がおすすめです。

【帽子】
山間部であっても紫外線が強いので、日焼け防止・熱中症対策・ケガ予防のために帽子をかぶりましょう。特に夏場は直射日光が照りつけるので、つばの広い帽子をかぶるのがおすすめです。

【シューズ】
上高地は「がっつり山道」というより「遊歩道」が続いているイメージ。基本的には歩きなれたスニーカーでOKです。雨の日や水溜り、ぬかるみが心配ならハイキングシューズやトレッキングシューズを履いていきましょう。

【リュック】
散策するには、両手が自由になるリュックのほうが安全です。小ぶりなサイズで、背負ったとき楽なものがいいでしょう。

>>季節ごとの服装が知りたい方はこちら

-必需品

熊の看板

【飲み物】
上高地で飲み物を購入できる場所は限られています。長距離を歩く方は、1L程度の飲み物を持参するとよいでしょう。

【雨具】
山の天気は変わりやすく、急な雨に見舞われることもあります。軽い散策なら折りたたみ傘で十分ですが、長時間の散策であれば、レインウェアは必須です。防水性の高い上着があれば、防寒具にも雨具にもなり重宝します。

【クマ避けの鈴】
上高地はツキノワグマの生息地。歩いてみると分かりますが、熊の足跡や糞があちこちで見られます。長距離を歩く方は、できればクマ避けの鈴を持参してください。(筆者も現地で購入しました。)

【日焼け止め】
先述のように、夏場は特に直射日光が照りつけます。「避暑地だから」と油断せず、日焼け対策をしっかり行いましょう。

【虫よけスプレー】
手付かずの自然が残されている場所なので、虫たちも元気いっぱい。特に夏場は多くの虫が飛んでいます。苦手な方は予防をしておきましょう。

【モバイルバッテリー】
上高地にいると写真を撮る手が止まりません。だからこそ、スマホの充電がすぐになくなってしまいます。いくら観光地とはいえ何が起きるか分からないので、モバイルバッテリーを持参し、連絡手段を無くさないようにしましょう。

松本駅からバスに乗り、上高地へ出発!

上高地

お待たせしました!いよいよ上高地に出発です!

前編では松本バスターミナルからバスに乗り、大正池に到着するまでの様子を紹介します。

5:30 松本バスターミナル発

朝5:30。ホテルを出発し、松本駅お城口からすぐの松本バスターミナルまでやってきました。乗車するのは上高地行きの予約制バス「ナショナルパークライナー」。事前に購入していた乗車券を見せ、乗り込みます。座席は自由席です。

車内は机付きの4列シート。普通のバスと比べ前後の間隔が広く感じました。足を伸ばしても余裕があるので、トレッキングシューズに履き替えるのもラクラクでした♩乗車時間が短いこともあり、お手洗いはついていませんでした。

ナショナルパークライナー

バスに揺られること約1時間。住宅街や田畑はすっかり見えなくなり、山の景色に変わっていきます。ときどき大きなダムやきれいな池が見え、上高地への期待も高まります。

6:56 大正池に到着

6:56「大正池」に到着。この先「帝国ホテル前」「上高地」とバス停が続きますが、ハイキングを楽しみたいなら「大正池」で降りるのが圧倒的におすすめ。後半の記事でお伝えしますが、大正池からハイキングをスタートすれば、上高地を余すことなく楽しめますよ。

後編へ続く

いかがでしたか?前編では上高地までの行き方や、初夏のハイキングにふさわしい服装&必需品などを中心にご紹介しました。後編ではいよいよ、上高地を歩いていきます。おすすめのハイキングコースやホテルなどもご紹介していきますので、ぜひ続けてご覧ください!

>>「松本駅-上高地」を結ぶナショナルパークライナーのご予約はこちら

・ナショナルパークライナーの詳細はこちら

・その他 上高地行きのバスのご予約はこちら

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※本記事に掲載されている情報は、記事作成時点の情報となります。最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。※バス車両撮影時には、十分に配慮して撮影を行っております。

ライター

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ずんちゃん

喫茶店と猫と自然をこよなく愛するトラベルライター。バスレポ取材時の必須アイテムは「酔い止め」と「いも恋」。優しい運転手さんに出会えるとやる気がみなぎる。もっともっとバスの魅力を届けたい!

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