【初めての広島観光に】定期観光バスで原爆ドーム・厳島神社を巡る旅~後編~
前編では原爆ドームを見学し、宮島行の船に乗船。後編は船を降りて、厳島神社のある宮島に到着したところからスタートです。
目次
広島の世界遺産を巡る旅(後編)
宮島は古くから「神の宿る島」として島全体が特別な場所と考えられてきました。厳島神社とその周辺を含む宮島の14%が世界遺産に登録されているというのだから驚きです。後編の旅ではそんな宮島を大満喫。美味しいグルメも登場するので、楽しみに読んでいただけると嬉しいです。
12:05 「宮島」到着
船を降りたら宮島に到着です。広島市内とは異なる静かな時間が流れていました。集合場所を確認し、ここから14:50まで自由時間。自由散策は2時間45分ほどあります。さあ、どこに行きましょうか!
散策を始めると、鹿に出会いました。彼らは野生の鹿で、400から500頭ほど生息しています。奈良公園でも同じように野生の鹿と人間が共生していますが、宮島の方いわく「宮島の鹿の方がおっとりしている」のだそう。
これだけ近づいても反応なし。島の方に言われたとおり、穏やかな性格なのかも。
12:15 「表参道商店街(清盛通り)」へ
表参道商店街は、お土産屋や飲食店の立ち並ぶ賑やかな商店街です。お土産選びや食べ歩きが楽しめます。
宮島のお土産で有名なのは、しゃもじやお箸。このあたりは昔から木工細工が有名なのだそうです。それから言わずと知れた名物のもみじ饅頭屋さんも忘れてはいけませんよね。宮島のなかには、なんと20軒ほどあるそうですよ。
12:22 「紅葉堂 弐番屋」でカリッと揚げもみじをいただく
どこも人が多かったのですが、なかでも長い行列のできていた「紅葉堂(もみじどう) 弐番屋」さんに入ってみることにしました。
「揚げもみじ」は、もみじ饅頭を揚げたもので宮島を代表する人気商品です。
店頭では揚げているところを見ることができます。
見た目はもみじ饅頭の天ぷらのよう。揚げたてをそのまま食べられるよう、竹串にささっています。熱いうちにかぶりつくと、まず衣がカリッとした歯応え。そしてあんこのやわらかい甘みが口の中に広がります。
広島の方は意外にもみじ饅頭を食べないらしいのですが、揚げもみじだけは別。他県の人を案内しながら揚げもみじはいただくことが多いのだそうです。
食べ歩きもしやすい形状ですが、落ち着いた店内でいただくのも◎セルフでお茶もいただけます。
なお紅葉堂は、本店と弐番屋の2店舗があります。どちらも行列ができていることが多いので、列の短いタイミングが来店のチャンスです。
◎紅葉堂 弐番屋の詳細
営業時間 | 9:30〜17:30頃(※季節により変わります) |
定休日 | 不定休 |
住所 | 広島県廿日市市宮島町512-1 |
公式サイト | 紅葉堂の詳細はこちら |
12:55 厳島神社
商店街を抜け海沿いを歩くと、厳島神社の朱塗りの大鳥居が見える……はずなのですが、
なんと70年ぶりの大改修中でした。この姿もまた貴重でしょうか。
この大鳥居、海の中の地面に土台は埋まっておらず、鳥居の重みだけで立っているのだそう。それを平安時代に作り上げたというのだから驚きです。大切な世界遺産ですから、丁寧にメンテナンスをしてほしいですね。現時点では完了時期未定とのことです。
鳥居以外も工事中で、いつもと違う姿を見ることができます。
◎厳島神社の詳細
開館時間 | 6:30 ~ 18:00 ※季節によって変動あり |
定休日 | 無休 ※高潮の場合は拝観中止 |
住所 | 広島県廿日市市宮島町1-1 |
昇殿料 | 300円 ※定期観光バスの料金に含まれません |
公式サイト | 厳島神社の詳細はこちら |
14:10 「牡蠣屋」で広島の2大名物・レモンと牡蠣に舌鼓
道中「焼き牡蠣」が売られているお店がいくつもあったのですが、歩き疲れていたので少し落ち着けるお店をと思い、こちらのお店を選びました。
まずはシンプルに「焼き牡蠣」を注文。広島の牡蠣はそれほど大きくないと聞いていましたが、それでも私の知ってる牡蠣の1.5倍くらいあります……! つやっとしたクリーム色、そしてプルンとしたいかにも新鮮そうな身が食欲をそそります。
食べてみると、肉厚!そしてじゅわーっとまろやかなうまみが。
続いていただいたのが「牡蠣グラタン」(594円)。こちらもミルキーな牡蠣と上にのったバターやチーズが最高の組み合わせ。思わず2個目をお願いしてしまいました。
牡蠣屋さんで提供される牡蠣は、すべて広島産。しかも、長年牡蠣を扱ってきた経験から厳選された最高級品ばかりなのだそう。だからこそ味付けは最低限で本来のおいしさを引き出して提供されているのだとか。
「広島レモンソーダ」(550円)は、すーっと鼻に抜けるレモンの香りが爽やかです。この日は歩いているだけで汗ばむような陽気だったので、渇きつつあった喉が一気に潤い、心まで満たされました。広島はレモンの生産量が日本一。温暖で雨や雪の少ない気候がレモンの栽培に適しているのだそう。
広島に来たら必食のレモンと牡蠣は相性抜群。牡蠣屋さんでは最高のマリアージュを堪能できます。
◎牡蠣屋本店の詳細
営業時間 | 10:00~ 牡蠣が無くなり次第閉店 |
定休日 | なし |
住所 | 広島県廿日市市宮島町539 |
公式サイト | 牡蠣屋の詳細はこちら |
14:45 集合場所に戻り、乗船
集合時間までに桟橋に戻ります。来た時よりも大きい船で、今度は宮島口港へ。今度は15分ほど、あっという間の航行でした。
15:15 バスで広島駅に戻る
広島駅までは、1時間ほど。その間もガイドさんが広島市内や県内の他の地域の見どころを教えてくださり、また別の街にも行きたくなりました。
初めての広島観光なら定期観光バスがいい!
始めて広島を訪れたら行きたい原爆ドームと宮島。もちろん公共交通機関や車でも移動できますが、定期観光バスでの移動だとバスに乗っている間、気を抜いていられるのが楽だと感じました。見るべきところはガイドさんが案内してくれますし、バスを降りるべきところでは促してもらえるので、とても省エネ。移動時間を体力回復に充てることができます。
また各地の自由時間は余裕をもって設けられているので、それぞれの場所を満喫できるはず。初めての広島旅行を楽に充実させられること間違いなしです。ぜひ皆さんも、定期観光バスを利用してみてはいかがでしょうか?
広島世界遺産定期観光バスの詳細
運賃 | 5,000円(12歳以上) 3,000円(6歳以上~12歳未満) |
主な観光スポット | 広島城、原爆ドーム、平和記念公園、平和記念資料館、瀬戸内海 船の乗船、宮島 |
集合時間 | 08:50(広島駅新幹線口) |
公式サイト | 広島世界遺産定期観光バスの詳細はこちら |
予約ページ | 発車オーライネット「広島世界遺産定期観光バス」予約ページはこちら |
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