その疲れ、名湯で癒しませんか?有馬温泉&周辺観光スポット7選

有馬温泉
「有馬温泉」は大阪から一番近い温泉郷です。ふと思い立ったら行けてしまう距離にあるから、気軽な旅行にもうってつけ。今回は、日帰りでも1泊2日でも十分に楽しめる、有馬温泉とその周辺の観光スポットをご紹介していきます。時間に余裕のある方はバスでのんびり有馬温泉に行き、平日の疲れを癒しましょ。

有馬温泉とは?

有馬温泉

「有馬温泉」とは、兵庫県神戸市北区有馬町にある温泉。神戸や大阪から、1時間弱で行けてしまうというアクセスのよさが魅力です。そしてなんといってもこちらは、群馬県の「草津温泉」、岐阜県の「下呂温泉」と並ぶ日本三古湯のひとつ。しかもそのお湯は環境省が「療養泉」として認めるほど高い効能を持っています。殺菌力が高く皮膚疾患に効能を発揮する「金泉」と、高血圧や動脈硬化に効能を発揮する「銀線泉」に浸かれば、疲れた体もたちまち元気になるでしょう。

日帰りでも1泊2日でも楽しめるスポットをご紹介

ここからは、有馬温泉とその周辺の観光スポットを7つご紹介していきます。

太閤橋とねね橋

豊臣秀吉

温泉に入る前に、「有馬温泉駅」を降りてすぐの「太閤橋(たいこうはし)」にご注目。有馬温泉を愛した豊富秀吉にちなんで命名されたこの橋には、豊臣家の家紋「七五の桐」や旗印「千成瓢箪」が描かれており、温泉街の中でもシンボル的な存在になっています。橋の近くにある広場には秀吉公の像が建てられているので、まずは記念に2ショット。

太閤橋

昼間ももちろんきれいですが、夜になるとライトアップされて、幻想的な雰囲気を味わえるので、夜の散策コースとしてもおすすめです。

太閤橋

また、太閤橋から少し進んだところにあるのが、「ねね橋」です。有馬温泉は太閤・豊臣秀吉が愛した温泉と言われていますが、ねねは秀吉の正妻に当たります。夫婦で仲良く橋の名前として残り続けているなんて素敵ですよね。

金の湯

金の湯

それでは旅のメインとなる温泉へ行きましょう。まずご紹介するのは「金の湯」です。こちらは赤茶色の「金泉」を引いた温泉で、古くから由緒ある元湯として多くの人に親しまれてきました。ちなみに金泉は、海水よりもはるかにたくさんの塩分や鉄分を含んでいるために、お湯を通すパイプが5年でダメになってしまうんだとか。皮膚疾患や消化器官に効能があるからといって、そのままお風呂から上がると皮膚がひりひりするので、必ず上がり湯を浴びて出てくださいね。

◎金の湯の基本情報

営業時間 8:00~22:00(最終受付21:30分)

定休日 第2火曜日・第4火曜日(祝日営業、翌日休)及び1月1日

場所 神戸市北区有馬町833
電話番号 078-904-0680
入浴料 大人(中学生以上) 650円

小人(小学生)340円

幼児 無料

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銀の湯

銀の湯

先程紹介した金の湯と並んでおすすめなのが「銀の湯」です。こちらは「銀泉」が楽しめる温泉で、金泉と異なり、お湯の色は無色透明。炭酸ガスが湯に溶け込んでいるため、全身の血の巡りがよくなり、むくみ解消につながります。高血圧などの血管の症状にも効果的なんだそうですよ。さらにこの炭酸泉は、飲むと胃液の分泌を促し、食欲を増進させる効果もあります。これだけ多くの効果があるとは驚きですよね。

建物の中は落ち着いた和の雰囲気で、天井が高く明るいため開放感があります。温泉だけでなく蒸気式サウナやうたせ湯なども設置されており、色んな楽しみ方ができますよ。。

◎銀の湯の基本情報

営業時間 9:00~21:00(最終受付20:30分)

定休日 第1・第3火曜日(祝日営業 翌日休)及び 1月1日

場所 神戸市北区有馬町1039-1
電話番号 078-904-0256
料金 大人(中学生以上)550円 

小人(小学生)290円 

幼児無料

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湯本坂

湯本坂

「湯本坂」は、有馬温泉のメインストリートともいうべき「太閤通」から入る、散策にもってこいの風情ある坂道です。全長は600mほどで、木造建築の家や格子戸の家や、老舗が建ち並んでおり、湯上がり後にお腹を満たすのにも最適です♩老舗の佃煮やおせんべい屋さん、ジェラートや黒豆ソフト、古民家カフェや、有馬サイダーが販売されているお店もあるのでぜひ立ち寄ってみてください。

お土産屋さんも揃っていますので、お土産が必要な場合にはここで選んでおくのがおすすめですよ。

妬泉源

ちなみに、湯本坂の上には「妬泉源(うわなりせんげん)」があります。こちらは泉質は金の湯と同じく金泉で、93.8度という高温の温泉が湧き出ています。有馬温泉には、妬泉源のほかにも泉質別に「天神泉源」「極楽泉源」「御所泉源」「有明泉源」「太閤泉」「炭酸泉源」の計7つの泉源があります。有馬温泉に用意された周遊プランのひとつである、「泉源コース」(1450m)を回れば7つの源泉を巡ることもできるので、時間の余裕がある場合にはこんな楽しみ方もおすすめです。▶妬泉源の詳細はこちら

瑞宝寺公園

瑞宝寺公園

「瑞宝寺公園(ずいほうじこうえん)」は、かつて太閤・秀吉が愛した瑞宝寺の跡地に造られた公園です。秀吉が何度眺めても飽きないほどの美しさであると賞賛したことから、「日暮らしの庭」とも呼ばれています。

瑞宝寺公園

標高約500mに位置しており周りの土地よりも高いため、秋には美しい紅葉を眺めに多くの観光客が足を運びます。また実際に、秀吉が使用したと言われている石の碁盤や、伏見桃山城から移された山門などが残されており、歴史を感じることができるのも魅力の一つです。

園内は緑豊かですから、温泉後の安らぎのひとときにいかがでしょうか。
▶瑞宝寺公園の詳細はこちら

温泉寺

温泉寺

「温泉寺」はもともと、承徳元年(1097年)、有馬で起きた洪水で温泉と共に壊滅しました。しかし吉野にあった高原寺の住僧・仁西が「熊野権現の有馬の湯を再建するように」と夢の中でお告げを受けたことにより、建久2年(1191年)、温泉寺を再興し、12の坊を開いたといわれています。その後戦国時代にも大火、戦火のために一時期は再び荒れ果てた土地となってしまいましたが、太閤秀吉が有馬温泉を復興させ、正妻であったねねが温泉寺を再建し、現在に至ります。

◎温泉寺の基本情報

営業時間 参拝は24時間可能
場所 兵庫県神戸市北区有馬町1643
電話番号 078-904-0650
料金
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六甲有馬ロープウェー

六甲有馬ロープウェー

「六甲有馬ロープウェー」は、六甲山と有馬温泉を約12分で結ぶロープウェーですロープウェーからは、有馬温泉街を一望することができ、更には六甲山の雄大な景色を満喫できます。窓からは四季折々の自然の彩りを楽しめ、冬には樹氷を見ることもできます。また夜には神戸の夜景を一望できるため、ロマンチックな雰囲気を味わいたいときにもおすすめです。

六甲有馬ロープウェーの基本情報

営業時間 季節によって異なります。詳しくはHPをご覧ください。
住所 兵庫県神戸市灘区六甲山町北六甲4512−336
電話番号 078-891-0031
料金 六甲山頂駅(六甲ガーデンテラス・GREENIA前)~有馬温泉駅

片道 大人1,030円 小人520円

往復 大人1,850円 930円

HP 六甲有馬ロープウェーの詳細はこちら

有馬玩具博物館

有馬玩具博物館

「有馬玩具博物館」は全世代で楽しめる、おもちゃと遊びの世界を伝える博物館です。グリコのおもちゃデザイナーであった加藤裕三氏がこれまでの仕事の集大成として設立しました。ここではフロアごとに、ドイツの伝統的なおもちゃ・現代のおもちゃ・からくり人形、オートマタ・ブリキのおもちゃや鉄道模型などさまざまな展示がされています。子どもだけでなく、大人が見ても懐かしく、また好奇心をそそられるおもちゃがたくさんありますのでぜひ立ち寄ってみてください。

有馬玩具博物館の基本情報

営業時間 9:30~17:00 (最終入館 16:30)

※営業時間と定休日は月によって異なります。

詳しくはHPをご覧ください。

住所 神戸市北区有馬町797
電話番号 078-903-6971
入館料 大人800円 子ども500円
HP 有馬玩具博物館の詳細はこちら

名湯と情緒溢れる観光スポットで日頃の疲れを癒そう♩

有馬の足湯

有馬温泉は大阪からも京都からも近い、日本を代表する名湯です。仕事やプライベートで疲れたときは、ぜひこの地に足を運び、効能たっぷりの温泉に癒されてください。また食べ歩きや、お散歩、足湯、博物館散策など、温泉以外の魅力的なスポットも満載なので、ぜひ合わせて利用して、有馬を好きになってくださいね。

また、有馬温泉はバスでもらくらく向かえます。温泉の荷物が多くなりそうなときは、ぜひバスもご利用ください。

⇒【大阪-有馬温泉】のバスの詳細はこちらから

⇒【有馬温泉-京都】のバスの詳細はこちらから

 

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※本記事に掲載されている情報は、記事作成時点の情報となります。
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※バス車両撮影時には、十分に配慮して撮影を行っております。

ライター

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ずんちゃん

喫茶店と猫と自然をこよなく愛するトラベルライター。バスレポ取材時の必須アイテムは「酔い止め」と「いも恋」。優しい運転手さんに出会えるとやる気がみなぎる。もっともっとバスの魅力を届けたい!

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