ロープウェイで紅葉鑑賞&べっぷ地獄めぐり~夜行バスで行く秋の大分旅行・前編~

海地獄
人気の旅行先のひとつ、大分。大阪から大分に行くなら夜行バスが快適で便利なんです。今回は、大阪から大分へ夜行バスに乗って向かい、さまざまな観光スポットを楽しんできました!

前編では「別府ロープウェイ」と「べっぷ地獄めぐり」をご紹介します。べっぷ地獄めぐりは定番観光スポットなので別府に来たらぜひ行っておきたい場所!しかしすべて周っても約3時間と、意外と短時間で周り切れてしまうんです。そこでおすすめなのが、別府ロープウェイで紅葉を鑑賞したあとに地獄めぐりを楽しむコースです!

↓後編はこちらからご覧ください↓

秋の大分旅行1日目のスケジュール

1日目のスケジュールはこちらです。

1日目スケジュール

21:30「大阪駅前(東梅田)」 発
 8:01 「 別府北浜」着
 9:20 「別府ロープウェイ」で紅葉鑑賞
1
2:00「べっぷ地獄めぐり」で地獄鑑賞
14:20「極楽亭」でランチ
15:00「べっぷ地獄めぐり」再開
16:00 終了

記事前半では「別府ロープウェイ」「べっぷ地獄めぐり」の紹介を、後半では今回乗車した夜行バス「SORIN号」の紹介をしていきます。 

「別府ロープウェイ」に乗って山上からの展望を楽しむ

JR別府駅の西口から出ている亀の井バスで別府ロープウェイへ!ロープウェイ行きのバスは1番のりばから出発します。

別府ロープウェイ

20分ほどで別府ロープウェイに到着しました。高原駅チケット売場で乗車券を購入し、乗車時刻まで並んで待機します。

別府ロープウェイから見える紅葉

九州最大級101人乗りのロープウェイに乗り込んで、いざ出発です!別府ロープウェイは、鶴見岳(標高1375m)を約10分で山上駅(1300m)に上がっていきます。ゴンドラから見下ろす紅葉の彩りは、最高の眺めです。

山上へ到着!しかし、この日はあいにく霧がかかっていました…。視界良好の日はこのような絶景が堪能できます!

四季の里鶴見岳自然公園

高原駅横の「鶴見岳自然公園 四季の里」でも美しい紅葉が楽しめます。

紅葉と桜

「鶴見岳自然公園 四季の里」ではフユザクラやジュウガツザクラが咲き、紅葉と桜を同時に見られるという珍しい光景が…!紅葉を見るだけなら各地に多くの人気スポットがありますが、桜も合わせて鑑賞できる場所はそう多くはありません。

「べっぷ地獄めぐり」でいにしえより伝わる「地獄」を鑑賞

別府ロープウェイで紅葉鑑賞をしたら「海地獄前」へ向かいましょう。別府ロープウェイから海地獄前までは、亀の井バスの「観光快速バス ゆふりん」に乗り20分弱で到着します。

べっぷ地獄めぐりとは?

べっぷ地獄めぐりは、100度近い温泉の源泉を見て楽しむ観光施設です。所在地である「鉄輪・亀川」は、1,000年以上前から噴気・熱泥・熱湯などが噴出していたことが「豊後風土記」に記されており、忌み嫌われた土地であったと伝えられています。そこから「地獄」と呼ばれるようになりました。

そんな「地獄」が観光名所となったのは明治末期以降のこと。昭和3年に日本で初めて「バスガイド付き遊覧バス」の運行が開始され、鉄輪地区に旅館・商店が立ち並び、大勢の観光客で賑わっていたそうです。

べっぷ地獄めぐりスタート!

べっぷ地獄めぐりスタート

べっぷ地獄めぐりはどの地獄からスタートしてもOK。今回は以下の順番で周りました。

   1.鬼石坊主
2.海地獄
        3.かまど地獄
    4.鬼山地獄
    5.白池地獄
        6.血の池地獄
    7.龍巻地獄

「白池地獄」から「血の池地獄」へはバスでの移動です。亀の井バス16番系統で「鉄輪」から「血の池地獄前」に向かってください。その他は徒歩での移動が可能です。また、チケットは各地獄で購入できます。すべての地獄を周る場合は「共通観覧券」を購入しましょう。

鬼石坊主地獄

鬼石坊主地獄入口

「鬼石坊主地獄」という名前の由来は、沸騰する様子が坊主頭に似ていることと、鬼石という地名からきているそうです。

鬼石坊主地獄

言われてみれば、確かに坊主頭に見えてきました…!ぼこぼこと沸騰する様子は、なんだかじっと見入ってしまうような不思議な魅力があります。

海地獄

海地獄入口

海のようなコバルトブルーをしている「海地獄」は、その涼しげな見た目に反して約98度もあるそうです。

海地獄

もくもくと上がる湯気がその熱さを表しています。青い色をしているのは、温泉中の成分「硫酸鉄」が溶解しているためです。

展望台から見た海地獄

展望台から見下ろすと、大迫力に圧倒されます!

かまど地獄

かまど地獄入口

「かまど地獄」は、かつて氏神竈門八幡宮の大祭に地獄の噴気で御供飯を炊いていたことが名前の由来です。一丁目~六丁目からなっている地獄で、1か所でさまざまな地獄が楽しめます。

かまど二丁目

どーんと鬼が構えている「かまど二丁目」は、人気の撮影スポットです。

かまど六丁目

赤色の池が印象的な「かまど六丁目」。以前は灰色でしたが、地中に含まれている鉄分が溶けだして現在の赤色っぽい色になったそうです。

飲む温泉

かまど地獄には、温泉を体験できるコーナーもあります。こちらは「飲む温泉」。10円を入れていただきます。「普通のお湯みたいな感じかな?」と思いながら飲んでみると、ほんの少しだけしょっぱいような不思議な味がしました。

のど・肌の湯

「のど・肌の湯」も!湯気を鼻からゆっくりと吸い込んで体験します。スチーム効果で潤いがアップしました。

鬼山地獄

鬼山地獄入口

「鬼山地獄」は、約80頭のワニが飼育されており、別名「ワニ地獄」とも言われています。大正12年に日本で初めて温泉熱を利用したワニの飼育を始めたのだそう。

鬼山地獄のワニ

じーっとしていて大人しかったので「模型かな?」と思ったほどでしたが、しばらく見ていると動き出しました!普段こんなにワニが集まっている場所に行くことはないため新鮮で楽しく、子どもたちも大興奮していましたよ。

白池地獄

白池地獄入口

「白池地獄」は、噴出時は無色透明ですが池に落ちると温度と圧力の低下により自然に青白色になる不思議な温泉です。

白池地獄

和風庭園の中にある温泉に、白池地獄ならではの趣が感じられます。

白池地獄のピラルク

また、園内では温泉熱を利用して大型熱帯魚が飼育されています。世界最大の淡水魚で水族館でも人気の「ピラルク」がいました!

血の池地獄

血の池地獄入口

「血の池地獄」は、日本最古の天然地獄です。血の池地獄から産出される赤い粘土で、皮膚病に効く「血の池軟膏」が作られています。

血の池地獄

その名のとおり、池一面が血のように赤く衝撃的な光景でした。

極楽亭

血の池地獄には、血の池地獄グルメが食べられるレストラン「極楽亭」があります。極楽亭では「血の池バーガー」や「血の池極楽カレー」が人気だそうです。

血の池極楽カレー

筆者は「血の池極楽カレー」をいただきました!野菜たっぷりで見た目も体もうれしい一品です。使用されている野菜は無農薬、有機栽培のもので安心。トマトのフルーティーな酸味と中辛カレーのほどよいスパイシーさがクセになるおいしさです。

◎極楽亭基本情報

営業時間 10:00~16:00
定休日 無休
住所 大分県別府市野田780
電話 0977-66-5969
公式サイト https://chinoike.com/eat/

龍巻地獄

龍巻地獄入口

「龍巻地獄」は、別府市指定天然記念物の「間欠泉」です。間欠泉とは、一定の間隔で熱湯と水蒸気を噴出する温泉のこと。龍巻地獄は世界の間欠泉の中でも休止期間が短いことで注目されています。

龍巻地獄

噴出の様子です!噴出時間が近づくと、辺りは観光客でいっぱいになります。まるでショーを見ているような気分でした。

◎べっぷ地獄めぐり・別府地獄組合基本情報

営業時間 8:00~17:00
定休日 年中無休
共通観覧券料金 大人(高校生以上):2,000円/1名
小人(小・中学生):1,300円/1名
障がい者:1,000円/1名
住所 大分県別府市鉄輪559-1
電話 0977-66-1577
公式サイト http://www.beppu-jigoku.com/

大阪から大分へ向かう夜行バス「SORIN号」乗車レポート

今回大阪から大分へ行くために乗車した夜行バスは「SORIN号」です。SORIN号は、京都・大阪・三宮から大分へ1本で行ける便利な夜行バスなんです。ここからはSORIN号に乗車した様子を紹介していきます!

大阪駅前夜行バスのりば

SORIN号は1番のりばから出発します。

SORIN号

バスがやって来ました。キャリーケースなどの大きな荷物は預けて、いざ乗車です。

バスの中の様子

バスの中の様子です。夜とはいえまだ早い時間帯のため、外はお店の光などで明るいのですが、遮光カーテンで外の光は完全にシャットアウトされています。これはしっかりと眠れそうな予感…!

コンセント

コンセントが設置されています。就寝にはまだ早いので、充電しながら動画を観て過ごせます。

Wi-Fi

Free Wi-Fiも使えます!

スリッパ

スリッパもありました。靴を履いたままだとリラックスしづらい方も、スリッパに履き替えれば足に解放感が生まれます。

23時ごろにはサービスエリアでトイレ休憩がありました。もちろんバス内にもお手洗いは設置されているので、夜中に催しても安心ですよ。お手洗いを済ませてバスに乗り込んでしばらくすると、消灯時間となりバス内は真っ暗になります。

座席はぐっと倒すことができ、プライベートカーテンもあるのでいつの間にか眠りに落ちてしまいました…!走行しているのでたまに揺れることはありますが、走行音はとても静かで、うるさくて眠れないということはありませんでしたよ。

大阪から大分へのアクセス比較

大阪から大分へは夜行バスのほか、飛行機、新幹線、フェリーでも行くことができます。ここでは、4つの交通手段を比較してみました。何を使っていくか検討する際の参考にしてくださいね。

夜行バス 飛行機 新幹線 フェリー
所要時間 約11時間 約1時間 約4時間 約12時間
料金 8,800円 約13,000円~20,000円 約17,000円 約8,000円
メリット ・乗り換えなし
・安い
・出発約10分前にのりばに到着していればOK
・圧倒的に早い ・日をまたがずに移動できる ・安い
・眠りやすい
・入浴が可能
デメリット ・人によっては眠りづらいかも ・料金が高い
・出発の1時間以上前には空港に到着しておく必要がある
・料金が高い
・中途半端に時間がかかる
・出発の1時間以上前には乗船手続きを済ませておく必要がある
・天候によっては揺れが大きく酔いやすい

人により何を重視するかはそれぞれですが、睡眠に不安がないのなら乗り換え不要で料金が安く、乗車手続きも簡単なバスがおすすめですよ!

後編へ続く

前編では秋の別府を楽しめる「別府ロープウェイ」「べっぷ地獄めぐり」の紹介と、夜行バスの様子を紹介しました。後編では、別府とともに大分の人気観光スポットとなっている湯布院に訪れています♪ぜひご覧ください。

↓後編はこちらからご覧ください↓

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本記事に掲載されている情報は、記事作成時点の情報となります。最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。※バス車両撮影時には、十分に配慮して撮影を行っております。

ライター

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松永 紗和

フリーライター

フリーランスのライターとして活動しています。 以前はシステムキッチンなどの水廻り住宅設備メーカーで調達・購買に携わっておりました。 執筆記事のジャンルは、グルメやマッチングアプリ、BtoBのビジネス記事など多岐に渡ります。 温泉やスイーツが好きです。

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