山形グルメも観光も満喫!冬季限定バス「絶景の蔵王樹氷号」に乗ってみた♩

蔵王の樹氷
「冬の旅行といえば温泉!だけどたまには、冬ならではの観光がしたい!」という方はいませんか?そんな方にイチオシなのが冬限定の定期観光バス「絶景の蔵王樹氷号」!仙台駅から暖かいバスに乗り、山形グルメ&蔵王の樹氷を満喫できちゃいます!今回はそんな「絶景の蔵王樹氷号」で実際に旅をした様子をご紹介します。

定期観光バス「絶景の蔵王樹氷号」とは?

「絶景の蔵王樹氷号」とは、JR東北バスが運行する【冬季限定の定期観光バス】です。その名のとおり、「蔵王の樹氷」の世界を思う存分満喫できるだけでなく、「山形県観光物産会館 ぐっと山形」での昼食タイムや、「蔵王温泉街」での街歩き・温泉めぐりも楽しめます。

「絶景の蔵王樹氷号」に乗車してきた!

まずは「絶景の蔵王樹氷号」の実際の様子をお届けします。これを見れば、バスに乗ってみたくなるかも?!(2023年1月23日の様子です。)

―09:50 仙台駅東口・定期観光バスのりばへ

仙台駅東口

「絶景の蔵王樹氷号」は仙台駅・東口から発車します。まずは東口を出て……

仙台駅東口

地上部を指す階段もしくはエスカレーターを降りていきます。

仙台駅定期観光バスのりば

降りるとすぐにバスのりばに到着!あっという間ですね♩

仙台駅東口バス案内所

すぐ近くにJRバス東北の「仙台駅東口バス案内所」があるので、温かい空間でバスを待つことができます。

仙台駅東口バス案内所

ちなみに、当日空きがあれば乗車券を購入することも可能です。窓口の方に聞いてみてくださいね。

絶景の蔵王樹氷号

発車10分前にバスが到着!観光バスに乗るのは修学旅行以来なので、バスガイドさんが降りてきただけでテンションが上がる私。笑

絶景の蔵王樹氷号

バスに乗車し、「ホテルメトロポリタン仙台」を経由したら出発です!

絶景の蔵王樹氷号

しっかしこの様子で本当に樹氷は見えるのでしょうか……。バスの車窓からは雪がほとんど見えず、不安になります……。

絶景の蔵王樹氷号

そう思っていたら、ガイドさんからアナウンスがありました。

「右手前方をご覧ください。あちらが、今日皆さんが遊びに行く蔵王連山です!」

絶景の蔵王樹氷号

わあ〜〜まっしろ〜〜〜〜!!笑

どうやら心配はご無用でした。蔵王へと道のりを進めるにつれ、あたりもどんどん白くなっていきます。(ちなみに、仙台より山形の方が寒いんだそうですよ。)

景色だけでなく、ガイドさんのお話がとってもタメになり、ウンウン頷きながら聞いてしまいました。お歌もとっても上手でした♩(ネタバレになるので、詳細はナイショにしておきますね。)

―11:40 「山形県観光物産会館 ぐっと山形」で昼食タイム

ぐっと山形

楽しいお話を聞いていたらあっという間に1つ目の目的地「山形県観光物産会館 ぐっと山形」 に到着!ここから約40分間の昼食タイムです♩

ぐっと山形

まずは「米沢牛」や「山形のラーメン」など、名物グルメが味わえるフードコートへ。どれにしようか迷いましたが、ガイドさんがおすすめしていた『板そば』をいただくことにしました。

うぐいす亭

物産館で板そばを扱っているのは「うぐいす亭」というお店。券売機で食券を購入して注文します。

ここで小話

板そば

「板そばって何?ざるそばと違うの?」と思った方はいませんか?

板そばとは、山形の内陸部で食べられているそばのこと。板状の木箱に、1~3人前のそばを盛り付けて提供されます。

古くからそばの名産地である山形では、農作業の合間や寄りあいの席で分け合って食べる「振る舞いそば」が、古くから定着してきました。しかし、一気にそばを茹でると、下の方が伸びてしまう……そこで大きな板の上にそばをのせて提供するようになったんだとか。

また、木で板を縁取っていることから「縁がこぼれませんように」、仕事や人との関わりが「板につきますように」という思いも込められているそう。素敵ですよね♩

板そば

山形県産のそば粉を使ったおそばはコシがあり、香り華やか。つゆが薄めなので、お腹がぺこぺこでなくてもどんどん食べ進められます天ぷらは海老が2本ものっており、思わず笑みがこぼれてしまいました。サックサクで甘みがあり、そのまま食べても美味しい!!夢中で食べて、あっという間に完食です。

◎うぐいす亭の基本情報

営業時間 山形県観光物産会館 ぐっと山形に準ずる
定休日 山形県観光物産会館 ぐっと山形に準ずる
住所 山形県山形市表蔵王68 山形県観光物産館 フードコート
電話
関連サイト https://tabelog.com/yamagata/A0601/A060101/6008744/

食後は物産エリアへ。フルーツや和菓子、お酒、名産品、特産品、工芸品がたくさん販売されています。

ぐっと山形

猫好きの私は、地元のお菓子屋さんの焼き菓子を購入♩そのほか、現地でしか出会えない一期一会のお土産品がたくさんあったので、皆さんもぜひ散策を楽しんでくださいね!

◎山形県観光物産会館 ぐっと山形の基本情報

営業時間 9:00~17:30
定休日 1月1日・メンテナンス休業
住所 山形市表蔵王68
電話 023-688-5500
公式サイト https://www.yamagata-bussan.co.jp/

―12:20 山形県観光物産会館 ぐっと山形 出発

バスは定刻どおり出発。いよいよお待ちかねの蔵王連山へと向かっていきます。

―12:50 蔵王ロープウェイ「蔵王山麓駅」到着

蔵王ロープウェイ

30分ほど乗車し「蔵王山麓駅前」に到着。足元が雪と氷で固まっているので、滑らないようそろーりそろりとバスを降ります。「王山麓駅は、蔵王ロープウェイが発車する駅。ここから2つのロープウェイを乗り継いで、樹氷のある山頂を目指します!

\ お得情報 /

「絶景の蔵王樹氷号」の乗車特典として、蔵王ロープウェイの往復割引券が配布されます。

通常
おとな(中学生以上)3,500円/こども(小学生)1,800円

割引後
おとな(中学生以上)3,150円/こども(小学生)1,620円

※ただし現金のみ割引適用なので、あらかじめ用意しておいてくださいね。

―13:00 いざ山頂へ!!

蔵王ロープウェイ

往復乗車券を購入したら、いざ乗車!山頂までは「蔵王山麓駅」→「樹氷高原駅」→「地蔵山頂駅」という順で向かいます。まずは1つ目のロープウェイに乗り「樹氷高原駅」へ。

ちなみに、ロープウェイを乗り継がなければならないのは、あの左端に見えるのが山頂だから。とーっても高いところまで行くので、1本では辿り着くことができません。

蔵王ロープウェイ

序盤の景色は一般のスキー場と同じような感じ。

蔵王ロープウェイ

しかし上にいくにつれ、神秘的な白銀の世界に移り変わっていきます。

蔵王ロープウェイ

7分ほどで「樹氷高原駅」に到着!このあたりでは、木に花が咲いたように見える「霧氷(むひょう)」を楽しむことができます。

蔵王ロープウェイ

樹氷高原駅から階段を上がっていくと、すぐに次ののりばに到着。2つ目のロープウェイで「地蔵山頂駅」を目指します。

蔵王ロープウェイ

1つ目のロープウェイよりさらに高さを上げながら進んでいきます。木への雪の付き方が変わっていくさまも圧巻。車内の放送がないため、ゴォーッと風が吹き付ける音と、雪の中の静けさを肌で体感できます。

蔵王

さあ、山頂に到着しました!ここで1つ言いたい。思った以上に寒い!!!(笑) 

軽装で行くと必ず後悔するので、スノーブーツや厚手の手袋、ダウン、ニット帽などで完全防寒していくことをおすすめします。(ちなみに私が見た中でスニーカーの人は1人もいませんでした。)

蔵王の樹氷

覚悟を決めて、奥へと進んでいきます。あいにく数週間前の気温の上昇と雨風により、いつもよりかなり小さいそうですが、それでも圧巻の景色でした。

樹氷以外で絶対に見てほしいポイントも2つあります。1つ目は「蔵王地蔵尊」です。バスガイドさんに2.34mあるという話を聞いていたので、さぞ大きいのかと思っていたのですが……。

蔵王の樹氷

見てください、このお姿。可愛くて笑ってしまいました。あまりにも雪が多いので、埋もれてしまうんですね。

蔵王の樹氷

2つ目のポイントは「絶景テラス」。とても見晴らしがいいので、写真を撮るならここがイチオシです。

◎蔵王ロープウェイの基本情報

営業時間 【山麓線】8:30〜17:00(変更の場合あり)
【山頂線】8:45〜16:45(変更の場合あり)
定休日 悪天候の場合は運休になります。
住所 山形市蔵王温泉229-3
電話 023-694-9518
公式サイト https://zaoropeway.co.jp/winter/index.php

蔵王温泉街

さてさて地上に戻ってきました。実は「絶景の蔵王樹氷号」にはもう一つの楽しみがあります。それが「蔵王温泉街」です。

温泉街といえばお餅やお饅頭、お酒やお土産、カフェがつきものですよね。ここ蔵王温泉街でも、同じような楽しみ方で過ごすことができます。

蔵王温泉街

ただし、個人店が多いので臨時休業などもあるかもしれません。筆者が訪れた日はほとんどのお店がお休みだったので、お目当てのお店に行くことができませんでした。もし行きたいお店が決まっているなら、営業時間をきちんとチェックしておくのがおすすめです。

音茶屋

そんなこんなでぶらぶらしていると、「音茶屋(おとちゃや)」という雰囲気のいいお店を発見!さっそく入ってみることにしました。

―14:30 音茶屋でホッとひとやすみ

音茶屋

「食事と酒と喫茶」をテーマにした音茶屋。メニューには、カレーやスナック類、クラフトビールなどのお酒、スイーツなどがあり、どんな状況でも利用しやすいのが特徴です。また座席の種類も、椅子やベンチ、小上がりなど多岐に渡っているので、老若男女で楽しむことができそうです。

音茶屋

私が注文したのは「自家製ガトーショコラ with レモンピール」と「山形ブレンド」。ガトーショコラは生チョコくらい濃厚。口の温度でゆっくり溶かしながら味わいました。添えてあるレモンピールはそのままでも一緒に食べても美味しい!レモン特有のキツさや渋みがなく、柑橘系のスッキリとした味わいを楽しむことができました。

さらに驚いたのは「山形ブレンド」の美味しいこと!市内にある「Is Koffee」というお店のコーヒー豆を使用しているそうです。とてもスッキリしていて、ケーキとの相性抜群でした。

音茶屋

お店にはクラフトビールの品揃えも豊富!次回はぜひ飲みに来たいです。

◎音茶屋の基本情報

営業時間 冬季営業
日〜木 11:00~21:00(L.O20:30)
金・土 11:00~22:00(L.O21:30)
定休日 不定休
住所 山形県山形市蔵王温泉935-24
電話 023-694-9081
公式Instagram https://www.instagram.com/otochaya/

―15:20 仙台へ

楽しい旅はあっという間!仙台まで戻ります。帰りはしっかりお休みさせてくれるので、皆さんぐっすりでした。降りる場所は【ホテルメトロポリタン仙台】→【仙台駅東口】の順。どちらでも降りることができます。私は前者で下車。なんだかお別れするのが名残惜しいけれど、また絶対乗りに来ます!

「絶景の蔵王樹氷号」詳細はこちら

絶景の蔵王樹氷号

ここからは「絶景の蔵王樹氷号」の詳細をご紹介します。2月いっぱいで終わってしまうので、気になる方は早めに予約してくださいね。

■ルート・スケジュール

ルートとスケジュールはご覧のとおりです。

10:00 仙台駅(東口)

10:10 ホテルメトロポリタン仙台

11:40~12:20 山形県観光物産会館 ぐっと山形
※自由昼食 ※滞在時間40分

12:50~15:20 蔵王樹氷観賞
       蔵王温泉街散策
        ※滞在時間150分

17:00 ホテルメトロポリタン仙台

17:10 仙台駅(東口)

■運賃

運賃はご覧のとおりです。

【おとな 4,000円 /こども 2,000円】

※こども代金は小学生(6歳以上12歳未満)のお子様が対象となります。
※2023年1月12日(木)~2月26日(日)までの特定日
※公式HPカレンダー参照

■運行日

2023年の運行日はご覧のとおりです。

(引用:https://www.qrtranslator.com/0000008242/000065#route)

絶景の蔵王樹氷号

※気象状況に内容が変更になる場合があります。
※必ず公式HPから日程をご確認ください。

■バスのりば

「絶景の蔵王樹氷号」は【仙台駅東口 定期観光バスのりば】または【ホテルメトロポリタン仙台前(西口)】より発車します。10分前集合で定刻になると発車するので、乗り遅れないよう注意してくださいね!

■予約方法

予約方法はご覧のとおりです。

①電話予約

仙台駅東口バス案内所へ電話

TEL:022-256-6646(電話予約可能時間/10:00~16:00)

※当日発車前に空席がある場合は「仙台駅東口バス案内所」できっぷをご購入のうえ乗車、もしくは直接バス乗務員にご利用代金をお支払いただき乗車することも可能です。

②インターネット予約

発車オーライネットから予約

※乗車日の1ヶ月前から購入可能です。

冬しか味わえない絶景をバスで気軽に楽しんでみては?

蔵王の樹氷

いかがでしたか?今回ご紹介した「絶景の蔵王樹氷号」は、1月〜2月だけ運行している冬季限定の観光バスです。一生に一度は見ておきたい景色が見られるほか、日帰りでも十分に旅行気分が味わえます。またバスガイドさんが土地に根付いた話をしてくれるのも魅力的。ガイドブックやSNSには載っていない情報を知ることができ、より一層、旅の充実度が増します。この冬はぜひ、利用してみてはいかがでしょうか?

>>「絶景の蔵王樹氷号」ご予約はこちら

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※本記事に掲載されている情報は、記事作成時点の情報となります。最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。※バス車両撮影時には、十分に配慮して撮影を行っております。

ライター

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ずんちゃん

喫茶店と猫と自然をこよなく愛するトラベルライター。バスレポ取材時の必須アイテムは「酔い止め」と「いも恋」。優しい運転手さんに出会えるとやる気がみなぎる。もっともっとバスの魅力を届けたい!

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