【北海道・道東】釧路からバスで行く中標津町は”グルメ・スイーツパラダイス”な美味しい街でした!

ポルテのケーキ (2)
まだ知られていない北海道の「絶品グルメ・スイーツ」が、中標津町(なかしべつちょう)にたくさんありました。

今回は北海道・中標津町へ、道東の玄関口・釧路からバスに乗って行ってきました。JR路線がない地域なので、バスでのアクセスが必至です。

バスを降りて街歩きを楽しんだ結果、想像以上に美味しい街でした!わざわざ時間をかけて行く価値ありです!!

▼旅の概要はコチラ!(2025年2月時点)

目的地:北海道・標津郡中標津町
出発 :釧路駅前バスターミナル
日程 :日帰り
人数 :1人
かかった料金:10,000円(そのうちバス代:往復5,200円)

”グルメ・スイーツパラダイス”中標津町は、北海道の右の端っこにあります

今回旅をした街・中標津町は北海道の右端に位置し、豊かな景観と、大自然に育まれた食材が豊富に揃う町です。

中標津 武佐岳

とっても広いこの町で生産された乳製品や小豆、小麦などを活かしたおいしいグルメ・スイーツが、たくさんつくられています。

路線バス「釧路羅臼線」で、釧路から中標津町へ

釧路羅臼線バス

今回の旅は、路線バス「釧路羅臼線」に乗って中標津まで行ってきました!片道2,930円の運賃が往復きっぷを購入すれば5,200円と、とってもお得!でも初めて乗るバスは、利用する方にとっては少し不安ですよね。

そこでまずは、バスのりばまでのアクセスや、車内の様子、注意点などをお伝えしていきます!

道東のバス旅の玄関口「釧路駅前バスターミナル」から出発

釧路駅前バスターミナル

今回乗車するバスは、釧路から知床・羅臼町までを結ぶ『道内最長距離を走る路線バス』です。全国でも2番目に長い距離を走るバスということで、旅行サイトや旅番組でたびたび紹介されている有名路線。ちょっとわくわくしませんか(笑)

出発は釧路駅前バスターミナルから。出発前に窓口できっぷを購入しておくと、バス車内での精算が不要ですのでスムーズですね。

窓口では現金だけではなく、クレジットカードや各種電子決済が使用可能。さらに区間によっては「往復きっぷ」も販売されていて、お得に乗車することができます。

※釧路駅前バスターミナルについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

これが路線バス?長距離旅の設備が充実の車内

釧路羅臼線車内後方

全走行距離165キロメートルを誇る「釧路羅臼線」。今回は途中の中標津町で下車しますが、それでも片道2時間、途中休憩なしの乗車となります。

ですが、心配の必要はありません!釧路羅臼線は観光バスと同じおおきさ・同じ座席配置の豪華仕様なのです。

そのためトイレも車内に完備。窓側のみとなりますがコンセントもあり、フリーWi-Fiも完備されていました。

座席もリクライニング・テーブル・フットレストがあり、たいへん楽な姿勢で乗車することができます。路線バスの窮屈な感じは一切ありません。

※車両によっては電源、Wi-Fiがない場合もあります。

釧路羅臼線車内前方

観光バスと同じバスなのに、料金箱があって料金表もある、ちょっとユニークなバスに乗って8時15分に出発です。

釧路羅臼線の直線道路

釧路市街地を抜けたあとは、高低差が少なく、十数キロ単位で信号のない国道272号線を中標津町まで快走します。

※通信電波のない区間を一部走行しますので、Wi-Fiが不安定になることがあります。

中標津バスターミナルに到着!

中標津バスターミナル

10時25分にバスは「中標津バスターミナル」に到着です。

「根室中標津空港」へ向かうバスや、お隣の「別海町」や「根室市」へ向かうバスもこの中標津バスターミナルにすべて停まります。

中標津バスターミナル内

中標津バスターミナル内は広くベンチ類も充実。阿寒バスの中標津営業所もターミナル内にあります。トイレは完備されていますが、コインロッカーはありませんのでご注意ください。

中標津バスターミナル外観

今回紹介するすべてのお店や場所はすべて中標津バスターミナルを拠点に、徒歩で行ける圏内にあります。

中標津町を食べ尽くす!地元民に愛されるグルメ・スイーツスポットをご紹介

中標津のお菓子

中標津バスターミナルから遠い順に(といってもすべて徒歩5分圏内)グルメ・スイーツスポット5選と、バスを待つ間に落ち着いて過ごせる喫茶店、中標津町の文化施設などをご紹介します。

-町の老舗和菓子店「お菓子のしおせ」で、名物の『串団子』をどうぞ

しおせの団子

中標津バスターミナルから歩いて5分。老舗和菓子店「お菓子のしおせ」に到着です。おすすめは名物の「串団子」。

あんこ、みたらし、黒ごま、うぐいすあん、白ごまの5種類で、どれも1本100円と超リーズナブル!

中標津しおせ外観

地元食材を用いただんごで、どれも甘すぎず、つい「もう一本」と手が進んでしまう味でした。

土日になると昼頃に売り切れてしまう日もあるという、舌の肥えた地元民御用達の一品です。

◎「お菓子のしおせ」の基本情報

営業時間 10:00から15:00
定休日 水曜日
Googleマップ https://maps.app.goo.gl/1ZbDcYDLo6xPtGTR9
電話 (0153)73-2398
公式サイト なし

-地元産小麦や小豆を使った「Aコープあるる」の『中標津あんぱん』

中標津あんぱん2種

中標津バスターミナルから徒歩3分ほどの場所にあるスーパーマーケットAコープあるるでは、町内のパン屋「万両屋」が地元産の小麦や小豆を使って作る「中標津あんぱん」が販売されています。

あるる外観

今回は「つぶあん」と「小倉クリーム」をスイーツコーナで購入。もちもち生地に、どっしりと詰まった中身でしっかりした食べごたえのなか、やさしい甘さが広がります。

中標津あんぱん

あんぱんには店内で販売されている『なかしべつ牛乳』が合いますね!

◎「Aコープあるる」の基本情報

営業時間 9:30から20:00
定休日 年中無休(年末年始はのぞく)
Googleマップ https://maps.app.goo.gl/xBAABEPGAvpGRin47
電話 (0800)800-2229
公式サイト http://www.ja-aruru.com/wp/news/

-昭和2年創業の老舗「菓子司はせ川」で、甘さが広がる『なかしべつどらやき』『杜の樹』

はせ川のどら焼き

中標津バスターミナルから徒歩3分ほどの場所にある、老舗菓子店「菓子司はせ川」です。原料にこだわり、地元産素材で作られ生地が自慢という「なかしべつどらやき」と、蒸した生地でクリームをはさんだ銘菓「杜の樹」は、しっかりした甘さの中にコクがありあっという間に食べてしまいます。

はせ川外観

「杜の樹」はチーズ味と黒糖味があり、「なかしべつどらやき」は正調のつぶあん仕立て。筆者も手みやげの一品として、よく使わせてもらっています。

◎「菓子司はせ川(長谷川菓子舗)」の基本情報

営業時間 9:30から18:00
定休日 日曜日
Googleマップ https://maps.app.goo.gl/qL1KJT16JGuebnYv5
電話 (0153)72-2075
公式サイト https://hasegawakashiho.com/

-道内1位のケーキ店!「夢見るケーキ屋 ポルテ」

ポルテのケーキ (1)

中標津バスターミナルから徒歩2分。中標津町を訪れて絶対外してはいけないお店がここ「ポルテ」です。開店してまだ数年のお店ですが、絶品の素材が揃う道東で作られるケーキ屋や焼き菓子は人気を博し、瞬く間に北海道の有名店に。北海道内だけではなく遠く本州からも、店頭でしか買えないケーキを求めてやってくるそうです。

ポルテ外観

自慢の素材と季節のフルーツをふんだんに使い、見た目にも楽しめるケーキはWebメディア「ねとらぼ」の『北海道の人気ケーキ店ランキング』において、道内の名だたる有名店を抑え、何度も1位に輝いています。Google評価4.8という驚きのお店がここ、道東の中標津にあるのです。

ポルテ誕生日ケーキ

写真は以前、我が家でつくってもらった誕生日ケーキです。溢れんばかりの素材が、まさにあふれている「作品」で、たいへん感動したことを覚えています。

お土産の焼き菓子も大変充実していますので、思いっきり迷ってください。(笑)

ポルテ焼き菓子

イートインスペースがないので、購入したケーキの実食は、家に帰るまでのお楽しみ。ワクワクした気持ちが続いたまま、旅を続けてくださいね。

どのケーキも売り切れ必至です!できれば早めに来店して、予約しておくことを強くおすすめします。

◎「夢見るケーキ屋 ポルテ」の基本情報

営業時間 11:00から16:00
定休日 日・月曜日
Googleマップ https://maps.app.goo.gl/rDefDvRfYM25KW3a6
電話 (0153)74-8164
公式サイト https://www.portecake.com/

-和スイーツのお店「U an cha」で、地元素材の絶品『クリーム白玉あんみつ』

ユーアンチャ 白玉あんみつ

中標津バスターミナルの目の前!徒歩1分の場所にある、1927年に中標津町で創業した「標津羊羹本舗」の直営店です。

小豆は町内産と十勝産。牛乳も町内産「なかしべつ牛乳」、アイスクリームは北海道物産展でも人気の「ラ・レトリなかしべつ」のものを使っています。あんみつの寒天も国内産。黒蜜も店内で手作りという地産地消にこだわり抜いた、とてもぜいたくな一品です。

ユーアンチャ 外観

落ちついた雰囲気の店内で、とろける甘さの各種和スイーツを楽しめます。

標津羊羹

道内産の金時豆と、道内産のビート糖で作られた、道東のお土産品として90年近いベストセラーの『標津羊羹』も購入することができます。

◎「U an cha」の基本情報

営業時間 11:00から16:00(ラストオーダーは15:30)
定休日 日・月曜日(月曜が祝日の場合は営業、振替休日あり)
Googleマップ https://maps.app.goo.gl/QhBEq  JGhdV6dLxRx7
電話 (0153)72-5866
公式サイト https://shibetsuyoukan.jp/uancha/

-創業45年!「食珈房 ぴーべりー」のブレンドコーヒーで、ひと休み

ぴーべりーコーヒー

中標津バスターミナルから徒歩2分の場所にある、1979年に創業の伝統ある喫茶店。昭和時代にトリップしたような店内にはジャズが流れ、創業以来変わらない「伝統の味」というハンドドリップで淹れるブレンドコーヒーは、たいへんまろやかな味わいでした。

帰りのバスを待つ時間を過ごすのにぴったりのこちらのお店。実はパフェも大人気なのですが、さすがに今回の旅のなかでお腹に余裕がありませんでした。残念!

◎「食珈房 ぴーべりー」の基本情報

営業時間 11:00から22:00
定休日 不定休
Googleマップ https://maps.app.goo.gl/Xkrtf8mCLeQw89qs7
電話 (0153)72-0011
公式サイト なし

食べるのに疲れたら、道東地域や中標津の文化に触れるのもおすすめ

-「中標津町郷土館」で、貴重な資料に触れる

中標津町郷土館

中標津バスターミナルから約15分ほど歩いた「丸山公園」内には、昭和46年開館の歴史ある資料館「中標津町郷土館」があり、道東の開拓の歴史や資料が展示されています。30分ほどで見られる展示内容で、入館料は無料です。

中標津町を流れる標津川

中標津バスターミナルとのあいだには、穏やかな流れの標津川を渡ります。

◎「中標津町郷土館」の基本情報

開館時間 冬季は10:00から17:00 夏季は9:00から17:00
閉館日 月曜日、祝日の翌日、年末年始
Googleマップ https://maps.app.goo.gl/j4x4v6s9aBGBHDvt7
電話 (0153)72-2190
公式サイト https://www.nakashibetsu.jp/kyoudokan_web/

-「中標津町総合文化会館(しるべっと)」で、道東の歴史を学べます

しるべっと外観

中標津バスターミナルのすぐ隣の建物は、中標津町総合文化会館(通称:しるべっと)です。入館は無料で、ロビーでは地域の文化に関する展示やイベントがさかんにされています。施設内には中標津町図書館があり、道東に関する文献も数多く揃っています。

中標津町図書館

広いホールには飲食可能な椅子やテーブル類も数多くあり、ちょっと休憩を兼ねて知的好奇心を満たす場所としてもおすすめです。

◎「中標津町総合文化会館(しるべっと)」の基本情報

開館時間 9:00から22:00(図書館は10:00から19:00)
定休日 原則第一・第三月曜日(祝日の場合はその翌日)
Googleマップ https://maps.app.goo.gl/yugvR1TXvsFEDLBw9
電話 (0153)73-1131
公式サイト http://www.zncs.or.jp/shirubetto/index.html

”グルメ・スイーツパラダイス”中標津町へのお出かけは、阿寒バスでお得に楽しもう♩

釧路羅臼線往復切符

今回は「往復きっぷ」を事前に購入したので、グルメ・スイーツの街をさらにお得に楽しむことができました。この往復きっぷは有効期間が10日間もあります。中標津町はスイーツだけではなく食事も景観も楽しめる「ぜいたくな街」ですので、日帰りではない旅もいかがでしょうか?

釧路駅前~中標津市街 片道券購入 往復割引きっぷ
片道料金 2,930円
往復料金 5,860円 5,200円

2025年2月時点の情報です。詳細は阿寒バスHPにてご確認ください

帰りのバス車内の料金表です。すべて乗り通すと103駅ある路線ですので、料金表がすべて埋まってしまいました。なかなかお目にかかることのできない姿ですよね。

釧路羅臼線バス料金表

鉄道の無い地域ですので、アクセス手段は今回紹介したバス「釧路羅臼線」かレンタカーだけとなります。この季節は天候も変わりやすいため道路状況が厳しいことも多く、季節を問わず野生動物の飛び出しも多い区間です。路線バスを使って安全に「グルメ・スイーツパラダイス」中標津町への旅はいかがでしょうか。

>>道東・中標津町へのお出かけは阿寒バス「釧路羅臼線」で。

知床ナンバー

今回紹介した、『知床』を走る「釧路羅臼線」は平日は1日4本(うち1本は「標津」ゆき)、土日祝は1日2本が運行され、一般の路線バスですので特に予約は必要ありません。

なお、出発地点である「釧路駅前バスターミナル」までは「たんちょう釧路空港」から空港連絡バス、札幌を訪れている方は、札幌市街地から高速バス「スターライト釧路号」または夜行高速バスの運行もある「札幌・釧路特急ニュースター号」でのアクセスが便利でおすすめです。

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※本記事に掲載されている情報は、記事作成時点の情報となります。最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。※バス車両撮影時には、十分に配慮して撮影を行っております。

ライター

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山崎 陽弘(やまざき あきひろ)

大阪から北海道・道東に移住し18年目。移住前は約1年半かけて日本一周の旅を経験し、全国をくまなく見て、歩いて、食べました(笑) 現役の男性看護師として地域医療・福祉にも尽力しながら、「観光のみなさんに喜んでもらえる北海道の魅力を、地元民目線」で発信しています。

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