【夏の京都観光ならコレ!】最新カフェに嵐山のかき氷♩涼を堪能する旅~2日目~
出発:東京駅 八重洲バスターミナル
日程:夜行バス車内で2泊、京都で1泊
人数:1人
かかった料金:34,880円
(夜行バス代 往復9,760円+飲食代10,910円+宿泊代7,500円+その他6,710円)
前編の記事は下記のリンクからお読みください!
目次
夏の京都を大満喫!涼を堪能する旅~2日目~の目的地
「梨木神社」の境内にできたばかりの「Coffee BaseNASHINOKI」では湧水で淹れたアイスコーヒーを一杯。ランチは「満寿形屋」の鯖寿司をいただきます。午後は「旧邸御室」の庭を堪能し、「嵐山」へ移動して抹茶スイーツを食べ歩きます♩
9:30 京都の名水が湧く「梨木神社」
2日目は「京都御所」近くにある「梨木神社」からスタート!筆者は京都市街の中心に位置する御所の近くに宿をとっていたので、徒歩でここまでやってきました。
別名「萩の宮」とも言われる梨木神社には、丸い小さな葉が特徴的な萩の木が500株ほど植えられています。萩独特の柔らかな緑が気持ちいいですね。毎年、花が満開になる9月に「萩まつり」が行われています。
神社には三條実萬と三條実美の親子の神様をお祀りしています。 特に実萬は学問の神様として知られる「菅原道真」の生まれ替わりと言われたほどの才色兼備ぶりで、明治維新にも貢献したそうです。
また、梨木神社の境内には京都三名水の中でも唯一、枯れずに湧き続ける「染井の井戸」があります。筆者はここの水を飲むが楽しみで、今回、京都にやってきました。
水をいただくには、いくつかルールがあるので必ず守りましょう。蛇口の開栓時間は6:00~18:00頃までです。
<染井の井戸のルール> ・ポリタンクなど大きな容器のお持ち込みはNG |
なんと平安時代から湧き続けていると伝えられている「染井の水」。貴重な水を後世へ残すため、保存会の方々が毎月清掃を行なっているそうです。一口飲めばその違いは明らかで、まろやかで甘みがあり、雑味がない本当に美味しい水です。ぜひ、体験してみてくださいね!
◎「梨木神社」の基本情報
営業時間 | 9:00-17:00 |
住所 | 京都市上京区染殿町680 |
定休日 | 年中無休 |
Googleマップ |
https://goo.gl/maps/R6SqsnhLXV5pB2V28 |
電話 | 075-211-0885 |
公式HP | https://www.nashinoki.jp/ |
10:00 「Coffee Base NASHINOKI」梨木神社の水で淹れるコーヒー
もう一つ、梨木神社を訪ねた理由がありました。それが、2022年7月にオープンした「Coffee BaseNASHINOKI」のです。梨木神社の境内にあります。なんと、染井の水を使ったこだわりのコーヒーを飲むことができるのです。
店内はスタイリッシュなコーヒースタンドになっていました。筆者は本日オススメの「水出しコーヒー」700円(税込み)を選びました。
コーヒーは、焙煎の香ばしい香りが立ち、スッキリとした味わいです。染井の水のまろやかさも感じられました。
縁側や庭に置かれた椅子で、まったり過ごすことができます。時間を忘れてしまいそうです。他にも、完全予約制の「コーヒーコース」もあるそうです。次回、訪れる時にはじっくりと、名水を最大限に生かしたコースを体験してみたいと思いました。
◎「Coffee Base NASHINOKI」の基本情報
営業時間 | 10:00~17:00 |
住所 | 京都市上京区染殿町680 梨木神社境内 |
定休日 | 水曜日 |
Googleマップ |
https://goo.gl/maps/8c4uFKpUeeo3w8UA6 |
電話 | 075-600-9393 |
公式Instagram | https://www.instagram.com/coffeebase.nashinoki/ |
11:30 「満寿形屋(ますがたや)」で鯖寿司ランチ
梨木神社から歩いて15分ほどの場所にある「出町桝形商店街(でまちますがたしょうてんがい)」へ向かいます。豆大福で有名な「出町ふたば」の行列を横目に見て…
すぐ近くにアーケードがありました。庶民的な親しみやすい商店街ですが、こちらにも行列する店がありました。
筆者がランチに選んだ店「満寿形屋(ますがたや)」です。名物は「鯖寿司」。京都には、鯖寿司の名店が数多くありますが、この店の鯖寿司は一味違います。
並ぶこと40分。やっと店内に入ることができました。「名物 鯖寿司うどんセット」は1,100円(税込み)とリーズナブルです。私は奮発して「きつねうどんセット」1,300円(税込み)にしました。出汁の香りが食欲を掻き立てます。
鯖寿司はやっぱり絶品! 肉厚の鯖を浅く酢で〆め、シャリは粒立っていて甘みがあります。木の芽が、ほんのり口の中で香って鯖との相性抜群でした。
◎「満寿形屋」の基本情報
営業時間 | 12:00~18:00 |
住所 | 京都府京都市上京区桝形通出町西入ル二神町179 |
定休日 | 水曜日 |
Googleマップ |
https://goo.gl/maps/ytnmNmBFwi4Xtuuk9 |
電話 | 075-231-4209 |
関連HP | https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260302/26002790/ |
13:00 嵐山本線「北野白梅町駅」へ
お腹を満たした後は、「出町柳駅前」バス停から市営バスに乗って「北野白梅町」で下車。「北野白梅町駅」から電車「嵐山本線」に乗り換え、嵐山方面へ向かいます。お目当ては、通常非公開の国登録有形文化財「旧邸御室(きゅうていおむろ)」という邸宅です。
「嵐電1日フリーきっぷ」とセットになったお得な乗車券「嵐電1日フリーきっぷ・旧邸御室入館セット券」1,600円(税込み)を窓口で購入することもできるので、嵐山方面を散策したい方はオススメです。
13:30 特別公開の庭「旧邸御室」
嵐山本線の「仁和寺御室駅」で下車して「旧邸御室」まで歩きます。閑静な住宅街という感じの場所、ここに写真映えすると人気の庭があるというのですが…
ここが、旧邸御室。昭和12年に建てられたという数寄屋造りの見事な邸宅です。入場料は1,000円(税込み・大人)です。2023年の公開は5月13日(土)~6月11日(日)までなのですが、ビアガーデンの開催など、不定期でイベントを行なっているのでSNSなどでチェックしてみてください。
旧邸御室 “美酒楽庭” ビアガーデン
【日程】 【金額】 |
旧邸御室の敷地は500坪。昭和初期の風情がタイムカプセルを開けたかのように漂っています。日本庭園が美しい!旧邸御室の設計者と建設目的は不明だそうですが、邸宅のすぐ南側に天皇ゆかりの「仁和寺」があり、もしかしたら関係性があるのかもしれません。
訪れる観光客の目当ては、大広間の一枚板のテーブル。庭の緑がまるで鏡のように反射しています。Instagramでも人気だそうで、外国人観光客と譲り合いながら写真を撮らせていただきました。親切なガイドさんが、ベストショットが狙える角度を教えてくれます。
こちらは洋間。
上を見上げると6枚の四季折々の花が描かれた天井画があります。花びらの一つ一つが繊細に描かれていました。スマホを下に置いて、覗き込むように写真を撮るのが映えるコツだそうですよ。
庭にも出ることができるそうで、お邪魔させていただきました。
こちらは小さな茶室。
覗き込むと丸窓がありました。ここから見る庭も趣があります。緑が美しい初夏ならではの体験でした。
実は旧邸御室は普段、レンタルスペースとしても貸し出しています。ブライダルフォトや茶道・華道教室、食事会やコンサートなど用途は様々です。興味がある方は問い合わせてみてくださいね。
◎「旧邸御室」の基本情報
営業時間 | 9:00~17:00 (貸出の場合) |
住所 | 京都市右京区御室岡ノ裾町5 |
Googleマップ |
https://goo.gl/maps/urpZonSCbYWwvfTp8 |
電話 | 075-366-0376 |
公式HP | https://omuro-kyoto.jp/ |
15:00 「嵐山」に到着
仁和寺御室駅から「帷子ノ辻駅」で電車を乗り換え「嵐山駅」までやってきました。
さすがは、京都を代表する観光地「嵐山」です。少し天気が崩れてきましたが、メインの通りには観光を楽しむ人がたくさんいました。駅を出て右へ進めば、迫力のある「雲龍図」で有名な「天龍寺」もあります。
15:20「日本茶茶房 茶三楽」で抹茶かき氷
嵐山には、写真映えする最新スイーツの店がたくさんあります。せっかく京都に来たので、美味しい抹茶スイーツを探してみました。やってきたのは、駅から徒歩3分ほどの場所にある「日本茶茶房 茶三楽」です。「心が豊かになる一服を」という信念のもと、抹茶をふんだんに使ったスイーツや和菓子、日本茶を提供しています。
筆者が選んだのは「抹茶エスプーマかき氷」1,540円(税込み)です。4月上旬〜9月末頃限定。ほろほろと崩れてしまいそうな薄氷が、抹茶椀にこんもりと盛り込まれています。ちなみにエスプーマとは、食材をムース状の泡にしたもの。農林水産大臣賞 受賞茶園の抹茶を使ったエスプーマが、ふわふわの氷にたっぷりとかかっています。
スプーンでそっとすくって口に入れると、ほろっと溶けてしまいました。甘さ控えめの抹茶が濃厚! 程よい苦味と高級抹茶ならではの旨みが広がります。付属の蜜を追加して、好みの甘みに調整します。
夢中で食べていたら、あっという間になくなってしまいました。暑い日にはもってこいの抹茶スイーツでした。
◎「日本茶茶房 茶三楽」の基本情報
営業時間 | 11:30~17:30 (ラストオーダー 17:00) |
住所 | 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺造路町7 |
定休日 | 不定休 |
Googleマップ |
https://goo.gl/maps/3VZHAZ5WoCxtC7aQ6 |
電話 | 075-354-6533 |
公式Instagram | https://www.instagram.com/chasanraku/ |
16:30 「パンとエスプレッソと 嵐山庭園」で抹茶フレンチトースト
日本茶茶房 茶三楽とは逆方向へ歩くこと8分。閑静な別荘地のエリアにやってきました。
目当ては「パンとエスプレッソと 嵐山庭園」です。茅葺き屋根の古民家がとっても素敵。「パンとエスプレッソと 」は東京の店舗が有名ですが、実は嵐山にもありました。
店内も古民家の作りをそのまま生かしてあります。落ち着いた風情でとっても素敵。思わず長居してしまいそうです。
自慢のパン5種が味わえる「ブランティーセット」3,000円(税込み)や食事系のプレートセットも人気ですが、筆者は14時から提供開始の嵐山店限定「抹茶のフレンチトースト」1,500円(税込み)をチョイス。
卓上のQRコードを読み込んで、スマホで注文すると程なくして、フレンチトーストが運ばれてきました。鉄板はアツアツです!
抹茶のソースを回しかけ、ナイフで切って口に含みます。外はカリカリ、中はとろとろ、濃厚な抹茶がしっかりと沁み込んでいます。パンの上にも抹茶がふんだんにかかっていて、まさにどこを食べても抹茶!プラス100円でアイスも乗せられるので、次回は挑戦してみたいと思います。
庭もとっても風情があります。友人や恋人と長居したくなる、居心地の良い店でした。
◎「パンとエスプレッソと 嵐山庭園」の基本情報
営業時間 | 8:00~18:00 |
住所 | 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町45-15 |
定休日 | 不定休 |
Googleマップ |
https://goo.gl/maps/4qRpp4tj4FAvqefi8 |
電話 | 075-366-6850 |
公式Instagram | https://www.instagram.com/bread.espresso.and.arashiyama/ |
23:40 「東京特急ニュースター号」に乗車
筆者は、嵐山のスーパー銭湯でさっぱりして、帰りの夜行バスののりばへやってきました。「東京特急ニュースター号」ののりばは「京都駅 八条口G2」。焼肉店の目の前です。
バスの料金は、浦和美園駅から郡山駅まで5,360円です。新幹線と比較すると、高速バスは片道5,360円、往復は18,180円もお得です。(行きは4,400円のバスに乗車しました)
高速バス | 新幹線 | |
片道料金 | 5,360円 | 13,970円(自由席) |
往復料金 | 9,760円 | 27,940円 |
時間 | 8時間30分 | 2時間10分 |
バスの予約や情報はこちら
乗車時間が近くなると、係員が呼びかけてくれます。多くの夜行バスが発車するのりばなので間違えないようによく確認しましょう。
バスがやってきました!
車内は3列シートで、しっかりカーテンで区切ることができます。
リクライニングはこんな感じ、足もしっかり伸ばせます。これは安眠できそう。
なんとプラズマクラスターイオン発生機搭載で、シートも抗菌。安心感が違います。もちろんUSBポートも、トイレも完備。走り出して、程なくして消灯します。途中、いくつかのSAで休憩がありますが、筆者は爆睡して気がつかず…それだけ快適に過ごせました。
6:30 東京駅「八重洲バスターミナル」に到着
定刻通りに東京駅 八重洲バスターミナルに到着しました。心配していた腰痛もなく、結果はぐっすり眠ることができました。少し予算に余裕があるなら、東京特急ニュースター号は本当にオススメです。
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京都で涼んで猛暑を乗り切ろう♩
今回は前編・後編で夏の京都の魅力をお伝えしました。京都といえば、桜と紅葉のイメージが強いですが、緑あふれる夏も最高です!ぜひ、あなただけの夏の京都の過ごし方を見つけてみてくださいね。
前編はこちら
※本記事に掲載されている情報は、記事作成時点の情報となります。最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。※バス車両撮影時には、十分に配慮して撮影を行っております。