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札幌から高速バス1本で行ける『豊富温泉(とよとみおんせん)』がすごい!
ここは日本で唯一”オイル”を含む温泉で、アトピーに悩む人々が全国から訪れる”奇跡の湯”。遠くて大変そう……は誤解で、高速バス「特急はぼろ号」なら乗り換えなしで直行できます。
この記事では、実際に現地を訪れた筆者が、豊富温泉の魅力や合わせて食べたいグルメ、おすすめの宿情報までギュッと凝縮してお届けします。
▼旅の概要はコチラ!(2025年9月時点)
目的地 :北海道豊富町 豊富温泉
出発地 :北海道札幌市
高速バス代:往復14,000円(発車オ~ライネットのネット割で、さらにお安くなります!)
道北の静かな温泉地・豊富温泉。
初めて訪れると、ひっそりとした温泉街に「少し寂しいな」と感じる方もいるかもしれません。華やかな観光地を想像して来ると、正直ギャップに戸惑うことも……。
しかし、豊富温泉の魅力は見た目以上。ここは全国から湯治客が集まる“本物の温泉地”で、唯一無二の泉質と歴史が息づいています。
豊富温泉は、北海道の北・豊富町の市街地から4キロほど離れた、内陸に広がる小さな温泉地です。開湯は大正時代、石油の試掘中に”偶然”湧き出したのが始まりとされています。
周囲はサロベツ原野に囲まれ、どこか素朴で静かな雰囲気が漂います。観光地というよりも、湯治場として長い歴史を持ち、地元の人々や全国から訪れる利用者に親しまれてきました。
華やかさはなくとも、“効能を求めて集う場所”としての存在感があります。
豊富温泉は“唯一無二の秘湯”や“奇跡の温泉”と呼ばれることがあります。
その由縁は、泉質にあり。湧き出すお湯には油分が含まれており、表面に油膜が浮かぶ独特の姿が特徴です。ほんのり石油のような香りが漂うのも、この温泉ならでは。
日本だけではなく世界的にも数少ない泉質で、アトピーや皮膚疾患に悩む方の湯治場として高い評価を得ています。
豊富温泉は、NPO法人が選ぶ「温泉療法医がすすめる 日本の名湯百選」にも選ばれ、その泉質の特別さと、町全体で支える湯治文化が評価されている温泉です。ほかにはない唯一無二の温泉地といえるでしょう。
その効果は国も認めており、町営の「ふれあいセンター」は厚生労働省の認定を受けた施設になっていて、申請によって利用料や交通費が医療費控除の対象になることもあります。
まさに“本格的な湯治ができる温泉”として、全国から長期滞在する人が訪れているのです。
◎「豊富温泉ふれあいセンター」の基本情報
営業時間 | 10:00〜21:00(最終受付は20:30) |
定休日 | 隔週木曜日 |
Googleマップ | https://maps.app.goo.gl/XGEU532JhJbthtddA |
電話 | 0162-82-1777 ふれあいセンター または0162-82-3782 豊富温泉コンシェルジュデスク |
公式サイト | https://toyotomi-onsen.com/ 豊富温泉ミライノトウジ |
肌をやさしく包むようなお湯は、油分の保湿効果と相まって体の芯まで温まり、夜はとても良く眠ることができます。観光客にとってもたいへん心地よい温泉効果が得られるのです!!
札幌から約5時間、高速バスに揺られて向かう先は、湯治客に人気の『豊富温泉』です!
さあ、いきましょう!!!
13:00 今回は沿岸バスの「特急はぼろ号」に乗って、豊富温泉に向かいます。札幌駅前32番のりばから出発です!
移動中も安心の「各座席に独立した電源」のついたバス。Wi-Fiも完備されています。
ちなみに、JR札幌駅前のバスターミナルは、駅前再開発のため分散されて場所がとにかくわかりにくい…。
というわけで「特急はぼろ号」の乗り方や車内設備などの詳細はこちらの記事で解説しています。 合わせてご確認ください。
内部リンクを貼る
\札幌から、乗り換え無しで豊富温泉へ直行!特急はぼろ号の/
14:00 最初の休憩は、道央自動車道の砂川サービスエリア。広い駐車場と清潔なトイレが揃い、売店や軽食コーナーも充実しています。長距離移動の合間に、体を伸ばしてリフレッシュできる安心の立ち寄りスポットです。
16:10 羽幌町での休憩は「はぼろ温泉サンセットプラザ」。「道の駅ほっと♡はぼろ」の施設内にあります。日本海を望む立地にあり、海産物や特産品が並ぶ売店も楽しめる館内の中に清潔なトイレや休憩スペースが。長旅のひと息にぴったりです。
特急はぼろ号の車内には清潔なトイレが設置されており、長時間の移動でも安心です。お子さま連れや年配の方でも気兼ねなく利用できるのが嬉しいポイント。途中の休憩スポットとあわせて、快適なバス旅をサポートしてくれます。
17:58 バスは豊富温泉に到着しました。
宿にカバンを置いて、さっそく豊富温泉を代表する「ふれあいセンター」に出かけます。広い温泉街ではないので、温泉街のどこに宿泊していても徒歩で向かえる距離にあります。
ふれあいセンターのお風呂は「湯治湯」と「一般湯」に別れていました。温度や広さに差があります。私は両方入りましたが、泉質に大きな差は感じませんでした。湯治湯はじっくり温まってちょうどという感じの温度でした。
シャンプーやボディソープは備え付けがあります。浴室内の写真はNGですので、ルールを守って楽しみましょうね。
入浴後はとにかく芯まで温まる!湯冷めすることなく、ずーっと心地よく過ごせ夜もぐっすり休めました。
日に数回の入浴をされる方へのルールがありますので、ご確認ください。
(営業時間や営業日は、季節などで変更があるようです。最新の情報は豊富温泉のホームページからご確認ください)
豊富温泉に来たら、湯治だけでなく食事も楽しみのひとつ。
「ふれあいセンター」内の食堂「味彩(あじさい)」では、地元の名物ジンギスカンを味わえます。
提供されているのは、豊富町の「サロベツファーム」が手がける特製ラム肉。臭みが少なく柔らかい肉質で、ジューシーな旨みが口いっぱいに広がります。
「味彩」で使われているのは、周囲にお湯を張る特殊なジンギスカン鍋。焼いた脂がそのお湯へ流れ込み、野菜が程よく茹で上がるちょっと変わった調理スタイルです。見た目はユニークですが、脂がさらっと引けてヘルシーに味わえるのが魅力。
「ジンギスカン肉の匂いが、チョット苦手…」という方、味彩のジンギスカンはその概念を変えるかも知れませんよ!
◎「ふれあいセンター食堂 味彩」の基本情報
営業時間 | 【平日】 11:00~14:00(L.O.13:30) 16:00~20:00(L.O.19:30) 【土日祝】 11:00~15:00(L.O.14:30) 16:00~20:00(L.O.19:30) |
定休日 | ふれあいセンター定休日に準ずる(別途休業する日もあり) |
Googleマップ | https://maps.app.goo.gl/XGEU532JhJbthtddA |
電話 | 0162-82-1777 ふれあいセンター |
公式サイト | https://toyotomi-onsen.com/ 豊富温泉ミライノトウジ |
豊富温泉を訪れたら、ぜひ“温泉のハシゴ”を楽しんでみてください。
町営の「ふれあいセンター」は日帰り利用にぴったりで、地元の人々や観光客で賑わう憩いの場。
一方で、温泉宿ではゆったりと宿泊しながら名湯を満喫でき、朝7時から日帰り入浴を行っている温泉宿もあります。
施設ごとに浴槽の広さや雰囲気、温度が異なり、同じ源泉でも違った入り心地を体験できるのが魅力。湯治目的の方も観光で立ち寄った方も、豊富温泉の奥深さを味わえます。
私も翌朝7時から「ニュー温泉閣ホテル」の日帰り入浴を利用しました。
しっとり肌触りのやや熱めの風呂で、目覚めさっぱり!いい一日のスタートです。
◎「ニュー温泉閣ホテル」の基本情報
日帰り入浴の営業時間 | 7:00〜8:30 13:00〜21:00 |
定休日 | ホテル営業日に準ずる |
Googleマップ | https://maps.app.goo.gl/k47vqxN2KfX2t8Uw7 |
電話 | 0162-82-1243 |
公式サイト | https://new-onsenkaku.com/ |
朝風呂あがりに、「ニュー温泉閣ホテル」の売店にて、まちの生乳で作られたカタラーナを購入。
なんとも贅沢な時間を過ごしました♩
温泉街の中心・豊富温泉バス停留所の眼の前にある、「湯の杜ぽっけ」は、観光客や湯治客の交流拠点として親しまれています。
館内には休憩スペースや売店があり、地元の特産品や日用品も揃う便利な場所。カフェではコーヒーや軽食を楽しめ、滞在中のひと息にもぴったりです。
地域の情報発信も行っており、イベントやワークショップが開かれることも。
温泉に浸かるだけでなく、町の雰囲気を感じられる交流の場です。
◎「湯の杜ぽっけ」の基本情報
営業時間 | 9:00〜18:00 |
定休日 | 12月31日~1月3日・11月~3月の月曜日 |
Googleマップ | https://maps.app.goo.gl/S2JYL6hHTuhqF1Y16 |
電話 | 0162-73-6850 |
公式サイト | https://toyotomi-yunomoripokke.localinfo.jp/ |
豊富温泉には昔ながらの温泉宿だけでなく、キッチンや洗濯機を備えた「巣泊まり」の宿やシェアハウスもあります。自炊しながら滞在できるため、宿泊費を抑えて長期にわたり温泉を楽しむことが可能です。
豊富町は、温泉だけでなく自然の宝庫でもあります。町の南に広がるサロベツ原野は、日本最大級の湿原で、季節ごとに高山植物や野鳥観察が楽しめる貴重なエリア。さらに町全体に酪農地帯が広がり、牛たちがのんびりと草をはむ牧歌的な風景が広がります。
雄大な自然と酪農の営みを間近に感じられるのも、豊富町ならではの旅の楽しみ方です。
実は、北海道でおなじみのコンビニ「セイコーマート」で販売されているプライベートブランドの牛乳は、すべて豊富町の生乳が使われています。町内に広がるサロベツ原野の豊かな牧草地で育った牛から搾られるミルクは、コクがありながらもすっきりとした味わいが特徴です。
サロベツ観光や街の中心街に出る際は「湯の杜ぽっけ」前から沿岸バスの運行する路線バス、町の観光協会が運行する乗合タクシーなどが運行。「湯の杜ぽっけ」では日帰りのレンタカーも借りることでできます。
観光で数泊するもよし、湯治目的でじっくり腰を据えるもよし。自分のスタイルに合わせて選べるのも、豊富温泉ならではの魅力です。
今回の旅は、札幌駅から沿岸バスの「特急はぼろ号」で豊富温泉まで行ってきました!
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\札幌からいちばん快適・格安に豊富温泉へ直行!特急はぼろ号の/
大阪から北海道・道東に移住し18年目。移住前は約1年半かけて日本一周の旅を経験し、全国をくまなく見て、歩いて、食べました(笑) 現役の男性看護師として地域医療・福祉にも尽力しながら、「観光のみなさんに喜んでもらえる北海道の魅力を、地元民目線」で発信しています。