【初めての広島観光に】定期観光バスで原爆ドーム・厳島神社を巡る旅~前編~

原爆ドーム
「原爆ドーム」や「厳島神社」といった世界遺産の観光、そして牡蠣や柑橘などのグルメが楽しめる「広島県」はとても魅力的な旅行先です。実は、そんな広島の世界遺産をめぐる観光バスがあるのをご存知ですか?

この記事では広島定期観光バス「原爆ドーム・厳島神社を巡る1日観光コース(ガイド付・昼食付)」を利用した旅の様子をご紹介していきます。初めて広島旅行をされる方にとってはうってつけの内容となっていますので、ぜひご覧ください。

「広島世界遺産定期観光バス」とは?

「広島世界遺産定期観光バス」とは、広島を旅行するなら必ず押さえたい、「原爆ドーム」と「宮島・厳島神社」に連れて行ってくれる手軽な定期観光バスです。

主な行き先

広島世界遺産定期観光バスの主な行先はこちらです。

  • 広島城(車窓観光)
  • 原爆ドーム・平和記念公園・平和記念資料館
  • 広島港~宮島を船で移動
  • 宮島自由散策(厳島神社)

さらに詳しい情報や現在の予約状況は、以下のサイトをご確認ください。

>>発車オーライネット予約ページへ

>>広島世界遺産定期観光バスの詳細ページへ

※2022年6月現在、土日祝日を中心に運行しています。予約しておけば席が確保されますが、当日広島駅に向かっても、空席があれば乗車も可能です。

広島の世界遺産を巡る旅へ

今回は、広島世界遺産定期観光バスに乗車して、2つの世界遺産を回ってきました!旅の様子を時系列でお伝えしていくので、ぜひ参考にしてみてください。

8:40 広島駅新幹線口のバス乗り場へ

バス乗り場

広島駅新幹線口1階、バスターミナル正面に乗り場はあります。

バスきっぷうりば

インターネットや電話で予約した場合はすぐ横のバス切符売り場(交通案内所)で切符を受け取ります。

到着したバス

出発10分前には乗車予定のバスが到着。本日のバスはキティちゃんバスでした。2022年4月現在、山陽新幹線で運行しているキティちゃん新幹線とのコラボなのだそう。

8:50 広島駅(新幹線口)を出発

手指消毒をして、ウェットティッシュをいただいて乗り込みます。

バス車内

車内にもあちらこちらにキティちゃんが。キティちゃん探しも楽しそうです。車窓観光もあるので前方に指定席があるのですが、空いていれば後ろの席を使ってもOKです。

8:55 車窓から「広島城」を眺める 

車窓から見る広島城

まずは「広島城」を車窓から眺めます。1589年に毛利輝元が築城した広島城は、明治時代以降も残されていたのですが、原爆によりすべて倒壊。現在のお城は1958年に復元されたもので、内部は広島の歴史博物館となっています。

◎広島城の基本情報(※定期観光バスでは車窓観光のみ)

開館時間
(天守閣)
3月~11月 9:00~18:00(入館は17:30まで)
12月~2月 9:00~17:00(入館は16:30まで)
定休日 年末(12月29日~ 31日) ※臨時休館あり
住所 広島県広島市中区基町21番1号
公式サイト 広島城の詳細はこちら

9:10 原爆ドームを見学

原爆ドームへ向かう

最初の下車観光は、原爆ドームです。バスを降りてガイドさんについていくと、そこには原爆ドームが鎮座していました。

原爆ドーム

原爆ドームはもともと「産業奨励館」という建物で、当時としてはハイカラな建物だったのだそうです。1945年8月6日に投下された原子爆弾の爆心地から約160mほどと非常に近い位置にあり、原子爆弾の惨禍を伝える建物として、世界文化遺産に指定されています。

◎原爆ドームの基本情報

営業時間 終日
定休日 なし
住所 広島県広島市中区大手町1-10
公式サイト 原爆ドームの詳細はこちら

9:20 「平和記念公園」を歩く

平和記念公園

相生橋を渡って、徒歩で川の向かい側にある「平和記念公園」に向かいます。

平和記念公園は、爆心地のほど近い場所に位置する公園です。現在は穏やかな空気の流れる緑豊かな公園ですが、原爆投下前までは広島市内でも指折りの繁華街だったそうです。
向かい側から見る原爆ドーム
平和記念公園側から見る原爆ドーム。当時の姿と比較して見ることができるよう写真が掲示されており、原爆による損傷がいかに大きいかを知ることができます。その場所で、ガイドさんから原爆が炸裂した場所の説明がありました。

広島での原爆投下については、歴史の授業で学んだことがありますし、その悲惨さについても聞いていました。実際にその近くの場所に立ってみると、上空600m、つまり東京スカイツリーくらいの高さで爆発したんだな、当時たまたま外を歩いていて空を見上げていた人は、爆発の瞬間が見えたのだろうな、などとよりリアルな想像に至りました。戦争を経験していない世代ですが、実際に起こった出来事なのだと身近に感じることができる貴重な場所でした。

◎平和記念公園の基本情報

営業時間 終日
定休日 なし
住所 広島市中区中島町1及び大手町1-10
公式サイト 平和記念公園の詳細はこちら

9:35 「広島平和記念資料館」で平和への決意を

広島平和記念資料館外観

平和記念公園の敷地内にある「広島平和記念資料館」では、当時の惨状や被爆者の実相などを今に伝える写真や資料の展示、原爆投下前後の広島の動き、そして本日までの核兵器を巡る歩みなどが紹介されています。

平和な世界が当たり前でないとつくづく感じさせられる今、あらためて平和を維持するための活動の重要性を考えさせられます。

◎広島平和記念資料館の基本情報

開館時間 3月~ 7月/8:30~18:00
8月 /8:30~19:00(8月5日、6日は20:00まで)
9月~11月/8:30~18:00
12月~ 2月/8:30~17:00※閉館時刻の30分前までに入館
休館日 ・12月30日・12月31日
※ただし、情報資料室は12月29日から1月1日まで閉室・展示入替期間
2月(中旬から3日間
入館料
(常設展示)
大人(大学生以上)200円(30人以上の場合、1人当たり160円)
高校生100円(20人以上の場合、無料)
中学生以下無料
※定期観光バス乗車の場合、料金に含まれます
住所 広島県広島市中区中島町1-2(平和記念公園内)
公式サイト 広島平和記念資料館の詳細はこちら

10:30 バスに戻る

キティちゃんバス

お弁当

バスに戻ると、お弁当が配られています。広島県民にとっては馴染み深いという「むすびのむさし」さんの一番人気のお弁当だそう。

お弁当中身

コンパクトな見た目ではありますが、ボリュームは満点。いただくタイミングは自分のお腹次第でOKだそう。バスの中・このあと乗る船の中・宮島のいずれかで昼食をとれます。私はお腹が空いていたので早めに食べてしまいましたが、船酔いしない方なら船でのお弁当も気持ちがよさそうです。

11:10 広島港へ

港外観

広島市内を離れ、宮島に向かいます。今回の定期観光バスでは、広島港~宮島間を高速船で移動します。

広島港出口

少しの待ち時間を経て、いざ6番乗り場へ。

11:25 高速船・瀬戸内シーラインで広島港を出発

来ました、高速船!

船内

ゆったりとした船内で過ごすのもいいのですが、天気がよかったので2階デッキにあがりました。

高速船2階デッキからの眺め

穏やかな瀬戸内海クルーズ。揺れも少なく、ただただ気持ちの良い時間でした。

2階デッキから見える宮島

乗船30分ほどで宮島に到着です。

後編はいよいよ宮島へ

前編は、原爆ドーム・平和記念公園を中心とした広島市街の旅でした。続いて後編では、世界遺産「厳島神社」を擁する宮島散策の様子をレポートしていきます。どうぞ続けてご覧ください!

広島世界遺産的観光バスの詳細が知りたい方や、座席の予約がしたい方はこちらをご覧ください。

高速バス予約なら「発車オ~ライネット」

本記事に掲載されている情報は、記事作成時点の情報となります。最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、営業時間の変更や休業の可能性があります。※おでかけの際には公式サイト・公式SNS等でご確認ください。

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バスレポ 編集部

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