観光バス「松島お散歩号」で行く!仙台の歴史をめぐる半日旅行

松島
大小260余りの諸島が生み出す景色から日本三景の一つとして数えられる松島。そんな松島と周辺にある観光地を気軽に、かつ効率よく周ることのできる観光バスがあるのをご存知ですか?その名も「松島お散歩号」です。今回はそんな「松島お散歩号」の魅力を実際に乗ってみた様子と合わせてお伝えします。お楽しみに!

※「松島お散歩号」は当面の間、運行を休止しています。最新の情報は、公式サイトよりご確認ください。

「松島お散歩号」とは?

松島お散歩号

「松島お散歩号」は、日本三景・松島の優美な景色を愛で、松島の名所を散策し、お土産処にも立ち寄れる定期観光バスです。バスガイド付きなので、歴史的な魅力もより深く知ることができます。ルートと料金は以下の通りです。

バスルート
13:30 仙台駅→西行戻しの松公園(滞在約20分)→松島(滞在約90分)→鐘崎 笹かま館(滞在約20分)→17:30 仙台駅
「松島お散歩号」は午後からの出発。バス乗り場は仙台駅からすぐのところにあるので、出発まで駅ビルでショッピングを楽しむのもありですね!
対象 料金(観瀾亭入館料・抹茶台込み)
小人 3,300円
大人 1,650円

乗車予約は「発車オーライネット」または電話にて1ヶ月前から受け付けています。空きがあれば、当日も購入可能。「仙台駅東口バス案内所」にてお買い求めください。

「松島お散歩号」の詳細はこちら>>

「松島お散歩号」に乗って松島の名所散策へ

松島には電車で行くこともできますが、大人気の観光地ということもあってかなり混雑するのが難点。感染症対策を考えるとなるべく人混みの少ないルートを選びたいですよね。その点、「松島お散歩号」は仙台駅から目的地まで数名の参加者とバス移動のため、人混みに巻き込まれることがありません。まさに、このご時世の観光にぴったりです。そんな「松島お散歩号」に乗って松島の名所散策に行ってきました。ここからはその時の様子をお届けします!

定期観光バスのりばへ

「松島お散歩号」の乗り場は仙台駅東口から徒歩約2分ほどで行くことができます。簡単に行き方を説明していきますね。

定期観光バスのりばアクセス

まず、東口を出て左手にあるエスカレーターを降ります。

定期観光バスのりばアクセス

エスカレーターを降りたら矢印の方へ進みます。

バス乗り場の看板

すると、すぐに「定期観光バスのりば」と書かれた看板が見えてきます。ここが「松島お散歩号」の発着する場所です。

らーめん本竈 エスパル仙台店

バスに乗る前の腹ごしらえにピッタリのラーメン屋さんをバス乗り場のすぐ近くで見つけました。観光するのも体力を使うので出発する前にエネルギーをチャージしておくといいですよ〜。

◎らーめん本竈 エスパル仙台店の施設の基本情報

営業時間 11:00〜15:00、17:00〜21:00(L.O20:30)
休業日 S-PAL仙台店の休館日に準ずる
住所 〒980-8487 仙台市青葉区中央一丁目1-1
電話番号 022-353-9521
サイト http://honkamado.net/

NewDays

バス乗り場周辺にはいくつかコンビニはありますが、イーストゲートビルにあるNew daysが最もアクセスが良さそうです。

◎NewDays JR仙台イーストゲートビルの基本情報

営業時間 (平日)7:30〜20:00、(土日祝日)10:00〜20:00
休業日 なし
住所 〒980-0021 宮城県仙台市青葉区中央1丁目10−10 仙台駅
電話番号 022-256-6990
サイト https://retail.jr-cross.co.jp/newdays

高速バスきっぷうりば

バス乗り場の看板の向かい側にはきっぷ売場もあります。当日空席があれば「松島お散歩号」のきっぷをこちらで購入もできるそうですが、事前にネットできっぷを購入できる発車オーライネット、もしくはお電話でのご予約をしておいた方が安心です。

高速バスきっぷうりば

案内所の中にはお手洗いや自販機がありました。バス乗り場のすぐそばに雨風をしのげる場所があるのは嬉しいですよね。

コインロッカー

バス乗り場の向かい側にたくさんのコインロッカーを設置してあるスペースもありました。大きなサイズのコインロッカーもあるのでスーツケースなども預けることができますね。

◎仙台駅東口バス案内所 高速バスきっぷ売り場の基本情報

営業時間 【窓口】

7:30〜18:00

【待合室利用時間】

5:50〜20:40
22:00〜23:50

【電話予約】

10:00〜16:00

休業日 なし
住所 〒983-0852 宮城県仙台市宮城野区榴岡1丁目1−1
電話番号 022-256-6646
サイト https://www.jrbustohoku.co.jp/express/info_detail.php?id=23&c=8

13:30 仙台駅 出発

松島お散歩

バス案内所で待っていると出発の約10分前にバスが到着しました。さっそく降りてきたのは添乗員さん。そうなんです、「松島お散歩号」はガイド付きの観光バスなんです。

松島お散歩

添乗員さんにきっぷを見せた後は検温とアルコール消毒をしてバスに乗車。座席は落ち着いた色の4列シートでした。コンセントが各席にあるので、スマホの充電を忘れた…なんてことがあっても大丈夫です!松島方面へは高速に乗って向かいます。それでは参りましょう〜!

西行戻しの松公園

松島お散歩号

はじめに向かうのは「西行戻しの松公園」。なんとも珍しい名前の公園ですよね。添乗員さんの話いわく、鎌倉時代の歌人・西行法師が、諸国行脚の折りに、松の大木の下で出会った童子と禅問答をし、敗れたために道を引き返した、という言い伝えが名前の由来だそうです。

西行戻しの松公園

当日は雨は降っていないものの、かなりの曇天。こちらの公園では松島を眺めることができると聞いていましたが、きれいに見えるのでしょうか。

西行戻しの松公園

松島が見える高台までやってきました。かなり曇っていますが、しっかりと松島を見ることができますね。よかった〜。

西行戻しの松公園

園内にはガラス張りのおしゃれなカフェもありました。時間がなく筆者は入ることができませんでしたが、松島を眺めながらコーヒーやケーキをいただくなんてとっても贅沢ですよね〜。訪れた際にはソフトクリームをテイクアウトして園内を散策するのもいいかもしれません!

◎西行戻しの松公園の基本情報

開園時間 入園自由
休園日 なし
住所 〒981-0213 宮城県宮城郡松島町松島犬田2
サイト https://www.matsushima-kanko.com/miru/detail.php?id=137

松島に到着

松島

「ようこそ松島へ」の看板に出迎えられ、やってきました松島。平日ながら観光客の方や修学旅行生たちでにぎわっています。

観瀾亭

観瀾亭

バスを降り、さっそく向かったのは「観瀾亭」。

観瀾亭

入り口へ向かう途中、石に絡むようにして根を張る木を発見。思わず写真を撮ってしまいました。

観瀾亭

観瀾亭に入り、案内していただいた席に座ると素晴らしい景色が目の前に。

観瀾亭

景色に見とれていると、お抹茶とお菓子が席に運ばれてきました。こちらのお菓子は「松島」と呼ばれるお菓子だそう。ほどよい甘さとお抹茶のほろ苦さが絶妙でとても美味しかったです。ちなみにお抹茶とお菓子は「松島お散歩号」のきっぷ料金に含まれています。また、一般のお客様は観覧料を支払う際にお抹茶とお菓子の注文ができるそうです。

観瀾亭

観瀾亭がつくられたのは豪華絢爛な建築が流行していたと言われる安土桃山時代。金箔が貼り付けられた内装はとても迫力がありました。

◎観瀾亭の基本情報

営業時間 【4〜10月】
8:30~17:00
【11月〜3月】
8:30〜16:30
休業日 なし
住所 〒981-0213 宮城県宮城郡松島町松島町内5656
電話番号 022-353-3355
観覧料 大人200円 高・大学生150円 小・中学生100円
サイト https://www.town.miyagi-matsushima.lg.jp/index.cfm/8,3105,30,html

瑞巌寺

瑞巌寺

続いて向かったのは「観瀾亭」から歩いて約3分のところにある「瑞巌寺」です。伊達政宗公の指示の下、5年の歳月をかけてつくられた瑞巌寺、はじめて見るので楽しみです。

瑞巌寺

総門をくぐりすぐに右手に行くと、石碑や仏像が納められている洞窟がありました。この洞窟は、鎌倉〜江戸時代にかけて供養所として掘られたものなんだとか。

瑞巌寺

総門から200mほど歩いてきたでしょうか。写真の右手にある券売機で境内へ入るための拝観券を購入し、本堂へ向かいます。

瑞巌寺

こちらは「庫裡(くり)」と呼ばれ、台所の役割を担っていた建物。大きな屋根が迫力満点です。本堂内部を見られるというワクワクを胸に、庫裡の中に入っていきます。

瑞巌寺

提供:瑞巌寺

庫裡から本堂へと続く廊下を進むと、ついに見ることができました、本堂の中心に当たる「室中(孔雀の間)」です。ふんだんに金箔が貼り付けられ、ふすまの絵柄も相まって見ていると息を呑むような雰囲気でした。

瑞巌寺

本堂内部をじっくり見たあと、外から本堂を見るべく、瑞巌寺の正面に位置する「中門」までやって来ました。門の前には大きな杉の木が門番のようにどんと構えています。

瑞巌寺

提供:瑞巌寺

豪華な内装が施された内部とは異なり、外装は落ち着いた見た目。そのギャップがとても面白く感じました。

◎瑞巌寺の基本情報

営業時間 4月~9月  8:30〜17:00

10月・3月 8:30〜16:30

11月・2月 8:30〜16:00

12月~1月 8:30〜15:30

休業日 なし
住所 〒981-0213 宮城県宮城郡松島町松島町内91
電話番号 022-354-2023
拝観料 大人700円 小人400人
サイト https://www.zuiganji.or.jp/

五大堂

五大堂

次に向かうのは「瑞巌寺」と並んで松島の観光地に挙げられる「五大堂」です。遠くから見ると、島に生える木々がさえぎり全貌が見えません。

五大堂

瑞巌寺からここまでは徒歩約5分ほど。近い距離に見どころが溢れているのも松島の魅力の一つです。

五大堂

写真は「五大堂」へ続く「透かし橋」と呼ばれる橋です。その名の通り橋の上から下を見るとスケスケ。写真では伝わりづらいかもしれませんが、渡るときはかなり怖かったです。

五大堂

びくびくしながら橋を渡り終え、五大堂の前に来ました。こちらの建物も「瑞巌寺」と同じく、伊達政宗公が建立したものだそうです。

◎五大堂の基本情報

営業時間 8:00〜日没
休業日 なし
住所 〒981-0213 宮城県宮城郡松島町松島字町内111
電話番号 022-354-2023
入場料金 無料
サイト https://www.zuiganji.or.jp/

お店探索へ

お店探索

松島のお楽しみは歴史的建造物だけではありません。「五大堂」のすぐ近くの大通りにはご覧の通りさまざまなお店が立ち並んでいるので、食べ歩きやショッピングも楽しめちゃうんです。おしゃれなカフェもありましたよ〜。

お店探索

ぶらぶら歩いていると、建物の間からお城のような建物が突然現れました。いつごろ建てられたものなのでしょう。

お店探索

松島は歴史のある観光地なため、長年商売を続けてきたであろうレトロなお店が多数あります。レトロ建築が好きな人はきっと松島の雰囲気が気に入るはずです!

鐘崎 笹かま館

鐘崎 笹かま館

松島観光を終え、最後にやって来たのは「笹かま」で有名な鐘崎が運営をする「鐘崎 笹かま館」です。

鐘崎 笹かま館

館内のショップスペースには品揃え豊富な笹かまがずらり。どれをお土産にしようかと「松島お散歩号」に乗ってきた方たちも迷っているようでした。笹かまは甘いものが苦手な人へのお土産にもぴったり。仙台のお土産に迷ったら笹かまを選んでみてはいかがでしょう!

鐘崎 笹かま館

ショップスペースの近くには笹かまを使った料理と宮城のお酒を楽しめるお店もありました。笹かま料理とお酒、きっと合いますよね〜

鐘崎 笹かま館

添乗員さんが道中にオススメしてくださった笹かま料理を館内の飲食スペースで食べてみました。特に、とうもろこしで包んだ笹かまが美味しかったです。お越しになる際はぜひ食べてみてくださいね〜。

営業時間 9:30~18:00
休業日 季節により、営業時間の変更ならびに店休日があります。
詳しくはお問合せください。
住所 〒984-0001 仙台市若林区鶴代町6-65
電話番号 022-238-7170
入場料金 無料
サイト https://www.kanezaki.co.jp/shop/belle_factory/

17:30 仙台駅東口 到着

仙台駅

仙台駅東口に戻ってきました!松島を十分に満喫できたり、美味しい笹かまを食べられたりと大満足の半日旅行となりました。

「松島お散歩号」に乗って松島を満喫しよう!

今回は「松島お散歩号」に乗った様子をレポートしました。いかがでしたか?個人で観光すると短時間で効率よく観光地を回るのは難しいと思います。だからこそ、限られた時間のなかでしっかり観光地を回りたい方には「松島お散歩号」がピッタリです!ぜひ利用してみてください。

「松島お散歩号」のご予約はこちら

「松島お散歩号の公式サイトはこちら

ちなみに、「松島お散歩号」を運行するジェイアールバス東北株式会社では、「仙台お散歩号」という仙台市内を周る観光バスも運行しています。気になる方はぜひチェックしてみてください!

※「松島お散歩号」は当面の間、運行を休止しています。最新の情報は、公式サイトよりご確認ください。

高速バス予約なら「発車オ~ライネット」へ
※本記事に掲載されている情報は、記事作成時点の情報となります。最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。※バス車両撮影時には、十分に配慮して撮影を行っております。

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