【金沢駅発】ユネスコ認定!自然豊かな白山をめぐる定期観光バスに乗ってきた!ツアーの魅力をご紹介

「初めての白山市、どこをまわるのがいいのかな?」
「車の運転に自信がない…」
「せっかくならみんなでワイワイまわりたい!」
そんな方におすすめなのが北陸鉄道の「定期観光バス」ツアー!
今回は「白山めぐり~白山手取川ジオパーク号~」の「獅子吼高原(ししくこうげん)コース」の魅力をお伝えします。
▼旅の概要はコチラ!(2025年5月時点)
コース :金沢駅〜白山比咩神社〜石川県ふれあい昆虫館〜綿ヶ滝〜道の駅 瀬女〜白山ろく民俗資料館〜白峰まち歩き〜金沢駅
高速バス代 :往復6,000円
目次
北陸鉄道「定期観光バス」とは?
「定期観光バス」とは、予約があれば一人でも運行する乗合の観光バスのことです。あらかじめ決められた運航日や時刻、経路や順序により、観光スポットを見学しながら運行します。
北陸鉄道では、金沢駅から人気の観光地を日帰りで巡れる「定期観光バス」を複数取り扱っています。
おもな特徴はこちら。
● バスガイドさんがバスに同乗。
● ホテルチェックアウト後でも、荷物はトランクに預けて観光可能!
バスガイドさんが添乗するので、その土地の魅力を身近に感じることができ、初めての土地でも気軽に観光することができますよね♩
定期観光バス「白山めぐり〜白山手取川ジオパーク号〜」の「獅子吼高原コース」に乗車!
今回の旅では、定期観光バス「白山めぐり〜白山手取川ジオパーク号〜」の獅子吼高原コースに乗車。
往復交通費・高速道路料金・駐車料金・「石川県ふれあい昆虫館」と「白山ろく民俗資料館」の入館料込みで
・おとな(中学生以上)6,000円
・こども(小学生)3,000円
と、とってもリーズナブル!
コースはご覧の通りです。
・ご予約は、3ヶ月前から可能です
・当日は発車15分前までに「北陸鉄道チケットセンター」窓口で、乗車手続きをお済ませください。
・バスは「北陸鉄道チケットセンター」近くの「西口バスターミナル2番のりば」から発車します。
・定期観光バスは全コース予約制です。空席がある場合は当日でもご乗車いただけます。窓口でご確認ください。
・各コース料金は消費税を含みます。
・見学コースおよび料金、見学順序・内容を都合により変更する場合があります。予めご了承ください。
・車両都合等により掲載写真と異なる車両で運行する場合があります。その際、車内設備も変更になる場合があります。
・進路・気象・運行状況により下車地到着時刻が変更となる場合があります。予めご了承ください。
2025年7月1日〜9月30日/11月11日〜11月30日の土・日・祝日限定運行なので、ご予約はお早めに……!
−8:50 出発は金沢駅から
旅の出発地は「金沢駅」。
2015年に北陸新幹線「長野駅~金沢駅」間が開業し、金沢観光を楽しむ方が急増!
もちろんそれだけでもいいですが、せっかくならバスに乗って、白山観光も楽しみましょう♩
「白山めぐり~白山手取川ジオパーク号~」は、予約制のツアーです。(当日空席がある場合に限り、当日でも乗車が可能です。)
当日は、北陸鉄道チケットセンター窓口にて受付を済ませたあと、指定のバスのりばから乗車します。
金沢駅に着いたら、新幹線・在来線の方いずれも、改札を出て左手に進んでください!有名な「鼓門」とは逆の出口です。
北陸鉄道チケットセンターは、★印付近にあります。
4番のりばを目指して進んでくださいね!
北陸鉄道チケットセンター窓口で、予約したツアー名と予約者名を伝えると、ツアー案内と配布物をもらうことができます。
今回のツアーでは、参加者の証であるシールと観光クーポン券が配布されました。シールは、バッグや洋服など目につく場所に貼り付けます。
ツアーの約10分前にバスが到着するとのことで、2番のりばでバスを待ちます!
受付を済ませて、バスに乗車します。定刻通り、8:50に出発です!
※本記事でご紹介する発着時間は、道路状況や天候、混雑状況により時間が異なる場合があります。あらかじめご了承ください。
今回乗車したバスは、かなり足元にゆとりのあるタイプでした。たくさん歩くツアーなのでありがたいです!
バスの設備はWi-Fi完備。コンセントなし。移動中にスマホを操作したい方は、モバイルバッテリーの持参をオススメします!
バスツアーにはGPS(位置情報システム)連動の多言語ガイドシステムが導入されています。GPSの活用により、バスの走行に合わせてリアルタイムで車窓および観光地の案内を見聞きすることができるシステムで、対応言語は日本語・英語・中文簡体・中文繁体です。
テキストで案内を見ることもできますが、バスの中で文字を見ると酔ってしまう方もいらっしゃると思います。そんな方は、イヤホンを持参すれば音声ガイドとして活用できるのが嬉しいポイントです!
−9:30 加賀の国の一ノ宮「白山比咩神社」
9:30最初の訪問地、「白山比咩神社(しらやまひめじんじゃ)」に到着。滞在時間は約30分です!
「しらやまさん」と呼ばれて親しまれている「白山比咩神社」は、全国三千余社の白山神社の総本宮。また、加賀の国の一ノ宮として篤い崇敬を受けています。
日本三名山の一つに数えられる白山を神体山とする白山比咩神社の御祭神は、「白山比咩大神(しらやまひめのおおかみ)」。
別名「菊理媛神(くくりひめ)」といい”ご縁をくくる神”といわれます。
樹齢千年といわれる杉がそびえる表参道は緑に囲まれていて、空気が澄んでいるように感じました。また、表参道脇には琵琶滝と呼ばれる滝が流れていて、水の綺麗さに驚かされます。
社殿を正面に見て、右側に進むと「禊場(みそぎば)」が現れます。体を清める場として2006年につくられた禊場は、白山の伏流水を利用した滝があり荘厳な雰囲気が漂っていました。
境内に禊場がある神社は珍しいので、ぜひ参拝の際は足を運んでみてください。
◎「白山比咩神社」の基本情報
営業時間 | 9:00~16:00 |
定休日 | 無休 |
Googleマップ | https://maps.app.goo.gl/8L5DoftMN3Lyfc8D7 |
電話 | 076-272-0680 |
公式サイト | https://www.shirayama.or.jp/ |
−10:00 日本海側で初の本格的な昆虫館「石川県ふれあい昆虫館」
「石川県ふれあい昆虫館」に到着しました!滞在時間は約1時間です!
本来であれば、「獅子吼高原」の「獅子吼ゴンドラ」と「獅子ワールド館」を訪問予定だったのですが、大雨の影響でゴンドラが運休となったため「石川県ふれあい昆虫館」を訪問しました。
世界中の昆虫が多数展示されており、見応え抜群でした!
私が一番テンションが上がったのは、「チョウの園」。
温度と湿度が管理された空間に、たくさんのチョウが飛び交っていました。
ひらひらと舞う蝶々を撮影するのはなかなか大変だったのですが、写真の子はサービス精神旺盛!じーっと撮影が終わるのを待ってくれていました!
そして館内には見るだけではなく、触れることのできる展示もたくさんありました。幼虫や虫に触れるコーナーは、早足で通り過ぎた私ですが…
蜂の巣は優しく持ち上げさせていただきました。(笑)
硬くてゴツゴツしていそうだと思っていたのですが、軽くふわふわでちょっと力を入れたら崩れてしまいそうでした。
想像とあまりに違ったので、触れてみることは大事だな…と思いました。
余談ですが、館内では驚きの発見がありました!
……ん???これは!!!!!
そうです!「こびとずかん」の「カブトヨソオイ」です!!!
実は、こびと研究家の「なばたとしたかさん」の出身が鶴来ということで設置されているようです。カブトヨソオイを見たい方は、館内をよ〜く探してみてくださいね!
◎「石川県ふれあい昆虫館」の基本情報
営業時間 | 4月1日から10月31日 9:30~17:00 (入館は16:30まで) 11月1日から3月31日 9:30~16:30 (入館は16:00まで) |
定休日 | 公式サイトの開館日カレンダーをご確認ください。 |
Googleマップ | https://maps.app.goo.gl/goooLSqiNB9y4hEM9 |
電話 | 076-272-3417 |
公式サイト | https://www.furekon.jp/ |
−11:10 落差は約32メートル!迫力満点「綿ヶ滝」
11:10「綿ヶ滝(わたがたき)」に到着しました!滞在時間は約25分です!
手取峡谷にある滝で、まるで綿をちぎって落としたように見えることから「綿ヶ滝」と呼ばれているそうです。
遊歩道と展望台が整備されており、体力に自信のある方は近くで滝を見ることができる遊歩道を。手軽に見学をするなら、展望台から滝全体を見るのがオススメです!
滝の近くまで下りる階段は約120段。登り降りで約240段……。
展望台にしようかな?と一瞬揺らぎ… 失礼しました!
皆さんに滝のダイナミックさをお伝えすべく階段を降りることを即決!したのですが…
見てください!とっても急な階段!
階段を見た瞬間、前言撤回したい気持ちを抱きそうに…二度目の失言、失礼しました!
転がり落ちないように、ゆっくり歩みを進めました(笑)
綺麗に整備されているとはいえ、濡れた落ち葉は滑りやすいため、特に天気の悪い日は十分気をつけて見学してくださいね!
ゆっくり遊歩道を降り、滝のそばに到着!遊歩道ギリギリから撮影した綿ヶ滝がこちら!大雨で水量が増していたこともあり、大迫力でした!きっとマイナスイオン、マシマシ!ある意味ラッキーですね!
写真では伝わりきらない部分もあると思うので、ぜひ近日公開予定のyoutube動画も併せてご覧ください!>>バスレポのYouTubeチャンネルはこちら!
◎「綿ヶ滝」の基本情報
営業時間 | なし |
定休日 | 無休 |
Googleマップ | https://maps.app.goo.gl/m8KhJRhVKXWpepnJ6 |
電話 | なし |
公式サイト | なし |
−11:35 手作り豆腐のお食事処「とうふ 伝好」
そろそろお昼!
ということで、11:35にバスは「道の駅 瀬女」に到着。
約1時間の自由時間が設けられており、好きなお店で昼食をいただきます!
「道の駅 瀬女」には、お土産や軽食を販売している売店の他に、数店舗の飲食店があります!
白山麓では昔、交通の便が良くなかったため、長期保存できるように水分をしっかりきった堅豆腐を食べていたと耳にしたため、昔ながらのお豆腐をいただけるお店を選びました。
「とうふ 伝好」では、先代から受け継いだ昔ながらの製法のお豆腐をいただくことができます!素材にもこだわった自家製とうふのお刺身です。
まずはそのまま、次にお醤油。その次にはわさび菜の酒粕漬け、最後に塩麹でいただきました。お醤油やわさび菜の酒粕漬けでいただくのも美味しかったのですが、特に塩麹との相性が抜群!美味しかったです!
◎「とうふ 伝好」の基本情報
営業時間 | 11:00〜16:00 |
定休日 | 不定休 |
Googleマップ | https://maps.app.goo.gl/ggRXJ6dGKAsrZybE6 |
電話 | 076-256-7325 |
公式サイト | https://www.denko-tofu.com/ |
−12:50 野外展示施設「白山ろく民俗資料館」
12:50「白山ろく民俗資料館」に到着しました!滞在時間は約45分です。
この資料館では、かつて白山麓に住んだ人たちの生活を再現する野外展示施設で、昔の家屋をそのまま移築。
当時使用されていた道具類など貴重な展示を見ることができます。
入口脇にある展示室には歴史と民俗にかかわる資料が展示されていました。5分程度の映像資料も投影されており、長椅子に座って鑑賞することができます!
資料館の敷地には6棟の建物が移築されているのですが、今回は杉原家を見学しました。酒造業や養蚕に従事し、食料や生活用品など商いを広く展開しており、大変大きなお家でした。
延床面積はなんと1,109平方メートル(335坪)もあります。
1階には居間・広間・中の間・奥座敷などたくさんのお部屋がありました。
座敷は壁の色が鮮やかでかわいかったので、子供部屋なのかな?と思ったのですが…
私の予想とは異なり、お坊さん立ち入るお部屋ということもあり、特別な壁になっているとのことでした!
また、3階は、養蚕のために天井や梁を低くして中柱の少ない構造となっていました。1階と異なり、壁がないため、建物の広さを実感します。
白山ろく民俗資料館は資料も多く残っており、また敷地も広いため細かく見るとあっという間に時間が過ぎてしまいます…!
バスツアーで効率よく旅をして、お気に入りの場所に出会い別の機会にたっぷり滞在する、という楽しみ方もいいですね!
◎「白山ろく民俗資料館」の基本情報
営業時間 | 9:00~16:30(入場は16:00まで) |
定休日 | 毎週木曜日 木曜日が祝日の場合は開館、翌日休館 冬期(12月11日~3月9日)休館 |
Googleマップ | https://maps.app.goo.gl/YRewms2WXXqTLf8A8 |
電話 | 076‐259‐2665 |
公式サイト | https://www.pref.ishikawa.jp/hakusanminzoku/ |
−14:00 国の重要伝統的建造物群保存地区に指定「白峰」まち歩き
最後に訪問したのは「白峰」。滞在時間は約1時間です!
白峰は徒歩圏内に鉄道駅がなく、「鶴来駅」から約1時間バスに乗車しないと訪れることができません…。バスの本数も1日数本しかないため、正直個人での訪問は少しハードルが高く感じます。
その点、バスツアーは交通網の下調べや念入りな計画は不要!移動をバス会社さんにお任せできる点も、バスツアーのメリットですね!
冬になると4m近い積雪を記録することもある白峰は、毎年冬に「雪だるま祭り」が開催されます。町民から愛される雪だるまは街のシンボル。看板や、置物など至る所に用いられています。
町を散策していると、黄土色の大壁と縦長窓が特徴の建物に出会いました。
旧山岸家住宅は江戸時代末期に建てられた大庄屋の古民家で、主屋をはじめ、3棟の蔵・庭園・水路・石垣が残されています。
現在は原則土・日曜日、祝日のみ外観が一般公開されています。入館料は無料で、見学可能時間は9:00〜16:00です。
場合によっては見学不可の場合もあるため、白山市 観光文化スポーツ部 文化財保護課(電話番号 076-274-9579)へ事前の問い合わせがおすすめです。
定期観光バスの停車場からほど近くにある「白峰温泉 総湯」は天然温泉100%。肌をなめらかにし美肌効果があることで知られている、ナトリウム炭酸水素塩温泉です。
今回のツアー参加者さんでお一人、総湯の入浴を楽しまれた方がいらっしゃいました!滞在時間は約55分なので、時間配分を考えれば温泉の入浴も可能です!
◎「白峰温泉 総湯」の基本情報
営業時間 | 平日 正午〜21:00 (受付最終時間 20:30) 土・日・祝日 10:00~21:00 (受付最終時間 20:30) |
定休日 | 火(祝日の場合は翌日) 年末年始(12月31日〜1月1日) |
Googleマップ | https://maps.app.goo.gl/Q4coQP7W5f2V1V9e7 |
電話 | 076-259-2839 |
公式サイト | https://www.shiramine-m.com/ |
定期観光バス「白山めぐり~白山手取川ジオパーク号~」で効率的に白山めぐり♩
今回の旅は、北陸鉄道の定期観光バス「「白山めぐり~白山手取川ジオパーク号~」」の「獅子吼高原コース」に参加しました。
往復交通費・高速道路料金・駐車料金に加え、石川県ふれあい昆虫館と白山ろく民俗資料館の入園料込みさらには観光クーポン券つきで6,000円はとってもお得!白山を効率よく旅したい方、必見のツアーです!
ぜひ利用してみてはいかがでしょうか?
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※本記事に掲載されている情報は、記事作成時点の情報となります。
最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。
※バス車両撮影時には、十分に配慮して撮影を行っております。