岩手県のおすすめ観光スポットをエリア別にご紹介!【盛岡・遠野&釜石・花巻】

岩手
(引用元:instagram @ohmoretsuさん

旅行先としてはちょっとニッチな(?)岩手県ですが、実は魅力的な観光スポットがたくさんあるんです!城下町として栄えた「盛岡市」エリア、妖怪伝承や鉱山で有名な「釜石&遠野市」エリア、宮沢賢治ゆかりの地である「花巻市」エリアの3つに分けて、ご紹介していきます。旅の参考にしていただければ幸いです。

盛岡市エリア

まずは岩手県の県庁所在地「盛岡市」の観光スポットをご紹介していきます!

盛岡城跡公園(岩手公園)

盛岡城跡公園

江戸時代に南部藩の城下町として栄えた盛岡市。「盛岡城」は寛永10年(1633年)、28代藩主・南部重直の時代に完成した城です。明治7年(1874年)には大半が取り壊されてしまいましたが、近代公園の先駆者である長岡安平によって整備され、「盛岡城跡公園」となりました。

「不来方(こずかた)城」とも呼ばれたこの城は、北上川、雫石川、中津川を自然の濠として利用していることが特徴の平城です。現在は桜やバラの花々、紅葉といった自然から四季を感じられる場所として、市民の憩いの場になっています。

盛岡城跡公園

チェックすべきは、歌人・石川啄木が詠んだ「不来方のお城の草に寝ころびて 空に吸はれし十五の心」の歌碑。「不来方城の城跡の草に寝転んで空を眺めていると、まるで心が空に吸い込まれるような気がした15才の頃よ。」という意味で、大人になった啄木が少年の頃の自分を回想して詠んだ歌です。これを見て物思いにふけるのもまた一興ではないでしょうか。

◎盛岡城跡公園(岩手公園)の基本情報

住所 盛岡市内丸1-55(JR盛岡駅より、徒歩約15分)
HP 盛岡城跡公園(岩手公園)の詳細はこちら

盛岡八幡宮

盛岡八幡宮

(引用元:instagram @natttsu_k325さん

  延宝8年(1680年)、第29代南部藩主・南部重信によって建立された「盛岡八幡宮」。人間生活の根源の神である「品陀和気命(第十五代応神天皇)」が祀られています。明治17年(1884年)に起きた「盛岡大火」などの災害や、風雪被害のたびに何度も建て替えられたため、現在の社殿は平成9年(1997年)に造られたものなんだそう。

しかしだからこそ、朱塗りの鮮やかな大社殿を拝むことができます。何かにくじけそうになったときは、何度も立ち上がる盛岡八幡宮にお参りに行き、英気を養ってはいかがでしょうか?

◎盛岡八幡宮の基本情報

営業時間 9:00~17:00
住所 岩手県盛岡市八幡町13-1
電話番号 019-652-5211
HP 盛岡八幡宮の詳細はこちら

石割桜

石割桜(引用元:いわての旅 岩手県観光ポータルサイト

石割桜(いしわりざくら)」とは、盛岡市内・盛岡地方裁判所敷地内にある一本桜のこと。直径1.35mに及ぶ、樹齢360年を越えるこの桜の特徴は、巨大な花崗岩の割れ目から幹がのびているところにあります。ぜひ開花の季節に合わせて足を運び、たくましい生命力を感じてみてください。

小岩井農場

小岩井農場(引用元:旅東北

盛岡市からバスで40分ほどの場所にある「小岩井農場」は、広大な自然がとっても気持ちいい場所。農場の奥には雪をかぶった高い山々がそびえ、アルプスにでもいるような感覚に陥ります。

小岩井農場(引用元:instagram @masahiro5963さん

ここではポニーやウサギにおやつをあげたり、馬に乗ったり、牛に会ったり、広い放牧地でのんびり暮らす羊を眺めたり…。大自然の中で動物と触れ合えば、身も心も癒されるに違いありません。

◎小岩井農場の基本情報

営業時間 16:00 ~ 20:00 (最終入場は19:30)

※季節によって異なります。

入場料 大人1,000円、こども無料
アクセス JR盛岡駅前「10番」乗場より「小岩井農場まきば園行き」バス乗車( 約35分)
電話番号 019-692-4321
HP 小岩井農場の詳細はこちら

遠野市・釜石市エリア

続いては岩手県の南東部に位置する「遠野市」「釜石市」エリアの観光スポットをご紹介していきます!

カッパ淵(遠野市)

カッパ淵(引用元:photolibrary  

「カッパ淵」は、遠野市にあるカッパの伝承地。土淵町の「常堅寺」裏を流れる小川の淵には河童がたくさん住んでいて、人々にいたずらをしたと言い伝えられています。澄んだ水がサラサラと流れるここカッパ淵は、うっそうとした緑に覆われており、緑色の河童が今にもひょっこり顔を出しそう。なんとも不思議な空気を感じさせる場所です。

岸辺にある祠にはカッパ神が祀られています。「子持ちの女性のお乳が出るように」と願いを込めると叶うと言われていますので、自分のため、身近な人のために願をかけてみてください。ちなみに願かけには、赤い布で乳の形を作り、この祠に納めるのが習いとされています。

◎カッパ淵の基本情報

アクセス 遠野駅から約6Km 車で11分と徒歩5分 自転車で約40分

伝承園から徒歩5分

HP カッパ淵の詳細はこちら

SL銀河(花巻・遠野・釜石市)

SL銀河(引用元:photolibrary

「花巻~釜石」間を結ぶ「SL銀河」は、宮沢賢治の世界観と東北の文化・自然を感じられる列車です。

宮沢賢治の代表作「銀河鉄道の夜」は釜石線沿線を舞台として描かれた作品であることから、これが列車全体のテーマに据えられています。車体には「銀河鉄道の夜」に登場する星座や動物がデザインされ、塗分けられたトーンが異なる八色もの青が、真夜中から明け方へと変化してゆく空を表しています。物語を連想させるその列車に乗り込むときには、その神秘性に胸が高鳴ることでしょう。

SL銀河

車内にあるガス灯風の照明やステンドグラスといったアイテムが、レトロな雰囲気を演出。非日常を味わえます。1号車には光学式プラネタリウムも。

乗車すると「花巻-遠野」で1枚、「遠野‐釜石」で1枚の記念乗車証がもらえます。岩手県内の移動に利用すれば、移動すらゆたかな時間になること間違いありません。

◎SL銀河の基本情報

所要時間 花巻‐遠野:約1.5時間

遠野‐釜石:約2時間

料金 大人・花巻ー釜石間 運賃:1,690円 指定席料金:840円
HP 銀河の詳細はこちら

橋野鉄鉱山(釜石市)

橋野鉄鉱山(引用元:photolibrary

釜石市にある「橋野鉄鉱山」(橋野高炉跡及び関連遺跡)は、鉄鉱山及び製鉄所の総称です。明治日本の産業革命遺産として、平成27年(2015年)、世界遺産に登録されました。安政5年(1858年)に建設が始められ、かつて南部藩が経営したこの場所は、当時の状況を詳しく示し、日本の製鉄産業の近代化を象徴する史跡として高い価値を持っています。見学コースに沿って歩き、かつての日本の姿を感じてみてはいかがでしょうか?

橋野鉄鉱山の基本情報

利用時間 9:30~16:30(12~3月の冬期休館に注意)
住所 岩手県釜石市橋野町第2地割15
アクセス JR釜石駅から車で約50分

(※釜石駅付近にタクシー、レンタカー店有)

JR遠野駅から車で約35分

(※遠野駅付近にタクシー有)

電話番号 0193-54-5250
HP 橋野鉄鉱山の詳細はこちら

花巻市エリア

最後は岩手県の中西部に位置する「花巻市」エリアの観光スポットをご紹介していきます!

宮沢賢治記念館(花巻市)

宮沢賢治記念館(引用元:旅東北

岩手県「花巻市」は「宮沢賢治」ゆかりの地。昭和57年(1982年)に開館した「宮沢賢治記念館」では、資料の解説や作品の創作過程、最新の研究成果を見ることができます。宮沢賢治の心象世界や作品世界についての常設展示室のほか、企画展を開催する特別展示室、また胡四王山から花巻市内を展望するラウンジなどもあり見応え抜群。
ぜひ朝から晩まで宮崎ワールドに浸ってください。

宮沢賢治記念館の基本情報

営業時間 8:30~から17:00まで(入館は16:30まで)
住所 岩手県花巻市矢沢第1地割1番36
アクセス 花巻駅から土沢線土沢行バス宮沢賢治記念館口下車、

上り坂を徒歩15分

電話番号 0198-31-2319
HP 宮沢賢治記念館の詳細はこちら

平泉(平泉町)

平泉

花巻市から車で40分ほどの場所にある「平泉」は、世界遺産の地としても有名。国宝「中尊寺金色堂」や特別名勝「毛越寺庭園」、特別史跡「中尊寺境内」などで構成されています。

平泉

海外からの影響を受けつつも日本独自に発展した多様な寺院・庭園・遺跡が状態良く保存されていること、それらが表現する理想世界が他に類をみないものであることなどが評価されているんだそう。その点を意識しながら見ると、より一層平泉のよさを味わえることでしょう。

◎平泉の基本情報 ※詳しくは各HPをご覧ください

HP 平泉全体の詳細はこちら

中尊寺の詳細はこちら

岩手には隠れた名所がいっぱい!

岩手

今回は岩手県をエリアに分けてご紹介しました。観光で訪れる方はあまり多くない岩手ですが、実は魅力的なスポットが満載です。これを機に岩手を訪ね、その土地ごとの魅力を味わってみてください。混雑していない分、自分だけの時間を楽しむことができるでしょう。

岩手県へは、東京から高速バスで行くこともできます。「値段を安く抑えたい」「ずっと座っているだけで到着するのは楽で良い!」という方にはぜひおすすめです。

⇒東京・池袋ー盛岡のバス予約はこちら

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※本記事に掲載されている情報は、記事作成時点の情報となります。
最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。
※バス車両撮影時には、十分に配慮して撮影を行っております。

ライター

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ずんちゃん

喫茶店と猫と自然をこよなく愛するトラベルライター。バスレポ取材時の必須アイテムは「酔い止め」と「いも恋」。優しい運転手さんに出会えるとやる気がみなぎる。もっともっとバスの魅力を届けたい!

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