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札幌から知床まで、乗り換えなしで行ける唯一の夜行バス「イーグルライナー」。
でも「座席の快適さは?」「車内設備は何がある?」「途中休憩はある?」など、初めて利用する方は不安も多いはず。
今回は実際に乗車したからこそ分かる、座席の快適性や車内設備、コスパの良さから、知っておきたい注意点まで解説!札幌ー知床間の移動手段で迷っている方は必見です。
▼ズバリ、こんなバス!(2025年12月時点)
①ズバリ!札幌から知床まで乗り換えなしで行ける唯一の夜行バス!
②ウトロ発の折り返し便は斜里・清里・小清水・東藻琴・佐呂間から乗車可能。札幌までダイレクトアクセス!
③JR特急にはないWi-Fi完備。もちろんトイレ完備で長距離移動も安心♩
※乗車するバスによって特徴が異なる場合がございます。あらかじめご了承ください。
※挿入の写真は、別日に撮影したものも含まれております。

「イーグルライナー」とは、札幌から知床(斜里町ウトロ)を直通で結ぶ唯一の夜行バス。約410kmを7時間半で大横断します。

JRの運行されていない佐呂間町や、アクセス手段が極端に少ない東藻琴・小清水・清里町へも乗り換え無しでアクセスする、観光にも暮らしにも欠かせない路線です。
札幌〜世界遺産・知床へ直行!
\イーグルライナーの/
イーグルライナーの各地のバスのりばをご紹介します。

イーグルライナーに札幌から乗車する際は、「中央バス札幌ターミナル」からのみ出発となります。
「札幌駅前から乗車」ではなく、少々離れた場所にありますのでご注意ください。

中央バス札幌ターミナルは、札幌を代表する観光地「さっぽろテレビ塔」のすぐ裏にあります。

中央バス札幌ターミナルへ行くには、さっぽろ駅から地下鉄に乗って、1駅目の「大通(おおどおり)」駅で降りてください。
出口からは「さっぽろテレビ塔方面」の文字を頼りに歩いていけばOK。降りて5分ちょっと歩けば着きます。
より詳しいアクセス方法が知りたい方は、下の記事をご覧ください↓

知床・ウトロ方面から、札幌行きイーグルライナーバスのりばへのアクセスをご紹介します。
・ウトロ温泉の主要ホテル各所
・ウトロ温泉ターミナル
・斜里バスターミナル
・清里町新栄
・小清水
・東藻琴
・佐呂間町若佐

イーグルライナーは「ホテル知床」「知床第一ホテル」「キキ知床ナチュラルリゾート」「北こぶし知床ホテル&リゾート」の各ホテルに停車します。
のりばは、ホテル前ですが、心配な方はフロントの方に尋ねておくと安心です。

※なお「道の駅うとろ・シリエトク」前からは乗車できませんのでご注意ください。
こちらの最寄りは徒歩約3分の「ウトロ温泉ターミナル」になります。


ウトロ温泉ターミナルのバスのりばは、ウトロ温泉街の坂を降りた、道の駅近くにあります。すぐ近くにはセブン-イレブンがあります。

斜里バスターミナルは、JR知床斜里駅前に隣接します。
斜里バスターミナル出入り口を出て、すぐのところにバスのりばがあります

清里町新栄のバスのりばは、国道334号線とJR清里町駅の駅前通りとの交差点にあります。

小清水のバスのりばは、国道334号線と国道391号線の交差点にある「ホクレンガソリンスタンド」前です。


大空町東藻琴のバスのりばは「道の駅ノンキーランドひがしもこと」から西へ50mほどにあるセブン-イレブンの駐車場にあります。

佐呂間町若佐のバスのりばは、若佐市街地の国道333号線沿いにあります。
参考までに、札幌市内のバスおりば3か所をご紹介します。
・菊水元町7条
・時計台前
・北2条西3丁目

菊水元町7条おりばは、札幌インターを降りてすぐの場所にあります。

時計台前バスおりばは、中央バス札幌ターミナルのすぐ近く·札幌市役所前にあります。

終点の北2条西3丁目バスおりばは、JR札幌駅から徒歩約8分程度の場所にあります。

次に「イーグルライナー」の設備を詳しくご紹介します。
※乗車するバスによって特徴が異なる場合がございます。あらかじめご了承ください。

車内に入らない、キャリーバッグなどの手荷物は乗車時に預かってもらえます。
【イーグルライナーの手荷物預けの取扱いについて:斜里バスよりお願い】
トランクには容量の制限があるため、預ける荷物は1人1個までです。
※大きな荷物は積載出来ないため、お断りさせていただきます。
※目安はスーツケースLサイズまで。
特に冬は荷物が多くなりがちですが、容量を超えるとバスに積めない可能性があります!くれぐれもご注意ください。

座席の上にも収納棚があります。比較的高さがありますので、小型のボストンバッグ程度なら問題なく収容できます。

座席は各席が独立した、1列×1列×1列の3列シートです。隣の方と空間もあり、安心ですね。
車両や座席によって3点式・2点式シートベルトにわかれています。

各座席にドリンクホルダー、フットレスト、リクライニングレバー、コンビニフック、収納式テーブル、スリッパが完備されています。

窓側座席ごとにエアコンの吹き出し調整が可能です。

トイレは、車内中央部にあります。

高さも十分あり、身長178cmの私も困ることはありませんでした。

なお冬季は凍結の可能性があるため、手洗い水の使用はできません。トイレ利用時は、備え付けのおしぼりを利用します。

Wi-Fiが完備されています。電源はありませんので、モバイルバッテリーの持ち込みをおすすめします。

特筆すべきは、各座席に大判のブランケットが標準装備!北海道内の各路線、これが意外と無いのです。北海道の冬は足元から冷えますので、これはありがたかったです。

安心の足元灯で、夜間のトイレ移動も困ることはないでしょう。
(思った以上に明るいので、アイマスクなどを持参されることをおすすめします)

車内各座席間、カーテンなどの仕切りはありません。スマホなどの光を発するものは、消灯後控える必要がありますね。
ここからは実際に「イーグルライナー」に実際に乗車した様子をお届けします。
※途中停留所が多岐にわたりますので、主要な停留所のみご紹介となります。ご容赦ください。

今回筆者は、中央バス札幌ターミナルから知床・ウトロまで乗車します。
中央バス札幌ターミナルの待合室はたいへん広く、この時間はイーグルライナーの乗客のみの利用なので、ゆっくりと待つことができます。

時刻は22:15。構内の売店は営業時間も終了していますが、サンドイッチや飲み物の自販機もあり、困ることはありません。
後述しますが、コンビニも徒歩3分ほどの場所にあります。

夜間窓口は22:30に開きます。乗車券の引換などが必要な方は、こちらで交換してください。

23時ちょうど。5番のりばにイーグルライナーが到着しました。
走行距離400キロメートル超え!札幌から知床まで乗り換え無しで結ぶ、唯一の公共交通路線、イーグルライナーです。

到着した時点で車内はカーテンがされていました。
23:15、バスは札幌を出発。直後の自動放送で「世界自然遺産・知床行きです」の言葉に旅情がかき立てられます。
バスは出発から20分ほど一般道路を走行し、札幌インターから道央自動車道に入り、北上します。

高速道路に入ると車内消灯となるため、それまでに身支度を整えて就寝の準備に入りました。
夜行の知床・ウトロ行きに下車休憩はありません。2名の乗務員さんが交代しながら運行を続けます。
夜中は高速道路や直線路線がほとんどのコースなので、揺れで目が覚めるということはほぼありませんでした。

斜里バスターミナルを越えると、オホーツク海の美しい海が車窓に見えてきます。※写真は別日に撮影

バスは降りる方がいる場合にのみ停車し、ウトロの「知床第一ホテル」前には翌朝6:40ごろ到着しました。
取材当日は今シーズン最初の大雪となりましたが、厳しい気候条件の知床を知る地元・斜里バスのドライバーが運転する「イーグルライナー」ですから、安全性と信頼が違いますね!
最後に、イーグルライナーの乗車前後に利用したいおすすめスポットを2つご紹介!ぜひ参考にしてみてください♩

「イーグルライナー」乗車前、中央バス札幌ターミナルからおよそ徒歩3分の場所にある、いちばん近いコンビニです。
◎「セイコーマート 大通東2丁目店」の基本情報
| 営業時間 | 6:00〜24:00 (日曜日のみ7:00〜23:00) |
| 定休日 | なし |
| Googleマップ | https://maps.app.goo.gl/wSrqv9jnucbh41vk7 |
| 電話 | 011-596-0779 |
| 公式サイト | https://store.seicomart.co.jp/detail.php?nbr=22408 |

夜行バスに乗ると、どうしても気だるさが残りがち。身支度も整えたいし、できればシャワーでも……
という方にピッタリの、イーグルライナー利用者専用の特別プランがあるんです!

「イーグルライナー」で早朝に斜里・ウトロに到着した方限定で、各ホテルが「入浴・朝食プラン」を準備してくれています!
※各ホテルとも前日までに要予約
もちろん「イーグルライナー」乗車料金と別料金ではありますが、これら4つのホテルを利用できます。
【斜里バスターミナル下車】
❶「ルートイングランティア 知床斜里駅前」
【ウトロ地区でホテル前下車】
❷「KIKI知床NATURAL RESORT」
❸「知床第一ホテル」
❹「ホテル知床(5月から10月のみ開館)」
各ホテルとも、前日までに直接電話で予約が必要です。宿泊客が満室の場合はお断りをせざるを得ないこともあるそうですので、ぜひご確認ください。詳しくはこちらから。

私はこのプランで「知床第一ホテル」を利用しました。

到着した日は大雪だったのですが、入口玄関にバスはベタ付け!除雪もしていただいていて、とても助かりました。

「知床第一ホテル」は「源泉かけ流しの天然温泉」。その他にも一般の沸かし湯も含め各種の湯が楽しめます。
朝の気だるさが、一気に抜けていきました!


食事も「鮭の漁獲量日本一」を誇るウトロ漁港の自慢の海産物だけではなく、洋食派の方も必ず満足できる内容でした。



「べつかいのバター」「網走呼人(よびと)産の純粋はちみつ」「網走はぜや珈琲」など地元産の人気素材を味わうことができ、豪華な朝食をいただけます。


正直、このプランを味わうだけでも今日一日が満足してしまう、そんな知床のスタートが楽しめます。
各ホテルで利用料金や内容も違いますので、詳しくはこちらからご確認ください。
◎「知床第一ホテル」入浴+朝食プランの基本情報
| 営業時間 | 到着時から(食事は朝7:00から)おおむね10:00まで |
| 定休日 | 冬季改修期間のみ(満室時は利用不可) |
| Googleマップ | https://maps.app.goo.gl/5ZVjToAnQH9Y2wiY8 |
| 電話 | 0152-24-2334(受付は9:00〜19:00) |
| 公式サイト | https://shiretoko-1.com/ |

イーグルライナーほど、お得なバスは珍しいと思います。
新千歳空港について札幌の町を楽しんで、夜に札幌を出発。朝目覚めたら知床で、入浴プランを利用すれば温泉に入って地産の食事を食べ、それから世界自然遺産のアクティビティを存分に楽しむことができる贅沢感もいっぱい。

それでいて乗車料金は札幌からウトロまで片道8,900円。JR利用と比べてコスパもタイパも絶対お得です!
帰りも、絶対座れて乗り換え要らずで札幌へ。東オホーツク地域の生活路線の役割を果たすとともに、ダイレクトに札幌と知床を結ぶ唯一無二の存在です。旅の自由度を一気に広げてくれながら、コスパもタイパも最高レベルで満たしてくれる。それが「イーグルライナー」です。
札幌〜世界自然遺産・知床へ直行!
\イーグルライナーの/
大阪から北海道・道東に移住し18年目。移住前は1年半かけ日本一周の旅を経験し、各地をくまなく訪問。現在は”北海道観光マスター検定”合格の現役看護師として地域医療・福祉に尽力しながら、北海道の魅力を、地元民目線で発信しています。