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「富山ぶりかにバス」を2日間利用して制覇した、最強のモデルコースを徹底レポート!
2日目の当記事では、ひみ番屋街周辺を散策したあと”日本のベニス”と呼ばれる内川でさらなる絶景を堪能。
2日目も「富山に住みたい」と思ってしまうほどの幸せな体験をしてきたので、ぜひこれを参考に旅をしてみてください。
▼旅の概要はコチラ!(2025年11月時点)
出発地 :富山県 氷見市
目的地 :富山県 富山駅
バス代 :往復3,500円(富山ぶりかにバスふりーきっぷ2DAYS使用)

今回は、冬季限定の定期観光バス「富山ぶりかにバス」を使って、1泊2日の旅をしています。
1日目は富山駅を出発し、海王丸パーク、新湊きっときと市場、ひみ番屋街を巡って、氷見に宿泊しました!
ぜひ先にご一読いただけると幸いです↓

2日目は、朝から”天然掛け流し”の足湯を堪能。富山ぶりかにバス乗車時間まで街をぶらぶらし、お昼頃に「川の駅 新湊」へ向かいます。
川の駅 新湊では”日本のベニス”と呼ばれる内川を散策。夕方頃に富山駅に戻ります。
さて、どんな出会いが待っているでしょうか?

ホテルをあとにし、昨日の最終目的地であった「ひみ番屋街」に戻ってきました。
お目当ては”天然掛け流し温泉”に浸かれる足湯。神経痛、筋肉痛、疲労回復等に効果があるとのことで、昨日1日中歩き倒した足を癒しにきました。

建物からは富山湾と広い空を眺めることができ、最高に気持ちいい!
吹き抜ける風や、ヒノキの香りも相まって、信じられないほどの癒し空間が出来上がっています。

お湯加減も最高で、「軽く入っていこう」と思っていたのに、気付いたら30分もお湯に浸かっていました。
宿で朝風呂ももちろんいいですが、朝足湯に来てみるのもおすすめですよ。
◎「ひみ番屋街 足湯」の基本情報
| 営業時間 | 8:30 ~ 17:30 |
| 定休日 | なし |
| Googleマップ | https://maps.app.goo.gl/b4iemeCGgu77XkMG8 |
| 電話 | 0766-72-3400 |
| 公式サイト | https://himi-banya.jp/enjoy/ |
本日最初の富山ぶりかにバス乗車時刻は、12:35!
せっかくなのでバスを待つ間、街歩きを楽しみます。

1日目の記事でもお伝えしたとおり、まんが家・藤子不二雄Ⓐ先生は富山県氷見市の出身!
氷見駅からひみ番屋街あたりまで「まんがワールド」が広がっており、あちこちで藤子Ⓐ先生が手掛けた作品のキャラクターたちに出会うことができます。

数ある作品の中でも私のお気に入りは2つ!

1つ目は、まんがロードの中にいる「氷見のサカナ紳士録」。
富山湾の魚を擬人化したキャラクター8種16体が、商店街の通り両側600mにわたり設置されています。
面白いのは、近づくとセンサーが反応して楽しいお喋りをしてくれること。私は写真のタコ八のおしゃべりが特にお気に入りです。

2つ目は「喪黒福造のスマイルベンチ」。
藤子不二雄Ⓐ先生のブラック・ユーモア作品の代表作である「笑ゥせぇるすまん」こと、喪黒福造が座っているベンチです。
除幕式の際は、藤子Ⓐ先生から「喪黒福造の隣に座るときは一定の距離を保ってください。そうしないと、あなたの心のスキマにそっと忍び寄って話しかけてくるかもしれませんから、ご注意を・・・。」と、ウィットに富んだメッセージが届いたんだとか。

筆者は思いっきりくっついて撮影してしまったので、喪黒さんが心のスキマにいるかもしれません……。
◎「藤子不二雄Ⓐまんがワールド」の基本情報
| 営業時間 | 氷見市潮風ギャラリー以外は24時間 |
| 定休日 | ー |
| Googleマップ | ー |
| 電話 | ー |
| 公式サイト | https://himi-manga.jp/ |
ひみ番屋街(地図中❶)を出発し、まんがワールド(地図中❷❸)を楽しんだ筆者。
せっかくなのでぐるっと大きく1周して「氷見漁港前」(地図中❻)から富山ぶりかにバスに乗車することにしました。
というわけでまずは、地図で見かけて気になっていた「とやまビューポイント」(地図中❹)へ。

まんがロードからかなり歩くので、体力に自信のない方にはおすすめしませんが……

頑張って歩いた先には、ご覧の絶景が広がっています。海と山を間近で感じられる、またとないスポット!!
潮風もとても気持ちがいいです。
◎「とやまビューポイント」の基本情報
| 営業時間 | 24時間 |
| 定休日 | ー |
| Googleマップ | https://maps.app.goo.gl/axFdnCNc8Ku4NME19 |
| 電話 | ー |
| 公式サイト | https://www.pref.toyama.jp/1507/kendodukuri/toshikeikaku/keikaku-tochi/kj00022941/kj00022941-016-45.html |
氷見漁港前(地図中❻)から富山ぶりかにバスに乗るため、のりば近くの「ひみの海探検館」(地図中❺)で待つことに。

ひみの海探検館は、富山湾の特長や氷見の魚、越中式定置網の仕組みなどを多彩な体験展示で楽しめる施設。入場無料です。


体験学習(という名のゲーム)が大好きな筆者。
マグネット式のぶりの模型を解体したり、カゴの中の大量のお魚を正しい漢字の場所に置く「さかな推理チャレンジ」を、一人黙々と楽しみます。

たくさん遊んで学んで、ふと立ち止まると、ここまで歩き倒しで足がガクガクしていていることに気が付きました。
というわけで、ご当地アイス「氷見ジェラート」を食べて小休憩。

こちらを手掛けるのは、富山県初のジェラートショップを開店し、30年間以上アイスクリーム・ジェラートを提供してきた川田食品。定番のフレーバーはもちろん、しろえびやはとむぎ、昆布など、富山ならではの食材を使ったさまざまなジェラートに出会えます。

私が選んだのは、富山の県花でもある「チューリップ」。花びら入りで、ピーチやレモンを彷彿とさせる爽やかで甘酸っぱい味わい。うっかり初恋を思い出してしまいました。
◎「ひみの海探検館」の基本情報
| 営業時間 | 9:00〜17:00 ※最終入館16:30 |
| 定休日 | 毎週水曜日 祝日の翌平日 年末年始 |
| Googleマップ | https://maps.app.goo.gl/VgyU8qtSdk5mvdbR7 |
| 電話 | 0766-74-8018 |
| 公式サイト | https://himigyogyou.com/ |

たくさんの思い出をいただいた氷見に別れを告げ、射水市に戻ります。
本日1回目の富山ぶりかにバスに乗車。バスのりばは「ひみの海探検館」から約2分ほど。大きな道路に向かって歩いて行ったところにあります。

車窓から見えるのは、相変わらずの絶景。
冬の富山は空気が澄み、いろんな青が見えて、本当に綺麗です。

バスに揺られること約30分。
この旅最後の目的地「川の駅 新湊」に到着です。
”ベニス”とは、イタリア北東部の「ベネチア」のこと。
”水の都”として名高く、道路の代わりに運河が巡り、ゴンドラが交通手段の一つとなっている独特の景観を持ちます。

そして”日本のベニス”と呼ばれるのが、ここ内川。
約3.5kmの内川の両岸には、漁船が連なって係留され、どこか懐かしい港町の雰囲気が漂います。
冬は積雪した立山連峰も相まって、絵画のように美しい風景に出会うことができます。

内川には10以上の個性的な橋がかかっていて、そのほとんどを射水市ゆかりの人物が手掛けています。
なかでも「川の駅新湊」すぐの『神楽橋』は、代表格でありランドマーク的存在。朝日・夕陽が差し込むと光輝き、とても綺麗なんだそうです。
せっかくなら他の橋も見たくなってきましたが、ここで許された時間は2時間……。

そこで活躍してくれたのがこちら、べいぐるん!!(名前、可愛い……)
内川周辺をぐるっとひと巡りする「おすすめコース運行」では、べいぐるんに乗りながら川沿いの町並みを楽しむことができます。
【べいぐるん詳細】
運行期間
2025年4月1日〜2026年3月31日(12/31~1/2、荒天時等は運休)
運行時間
10:00〜17:00
所要時間
30分程度
乗車料金
一般(中学生以上)1,000円/人、小学生等は500円/人、同伴未就学児は無料
乗車定員
4人(1名から利用可能)
予約方法
電話にて予約(予約可能時間:9:00〜17:00)
1.予約専用電話番号【0766-82-6277】に電話
2.オペレーターに「おすすめコース運行を希望する旨、乗車を希望する日時、人数、発着する停留所(①クロスベイ新湊、②川の駅新湊、④海王丸パークのいずれか)」を伝えて予約
※詳しくはこちらから:https://www.info-toyama.com/stories/beigurun

「川の駅新湊」で待ち合わせをして、さっそく乗車!最初にお支払いを済ませます。
驚いたのは1,000円で乗車したのに500円のクーポン券がもらえること!!!採算度外視すぎる!!!

べいぐるんは運転手さんのガイド付き!
内川にかかる橋のことや、この辺りで有名な「曳山まつり」のこと、川に停まっている定置網漁船のこと、歴史のことなど、さまざまなお話をしてくださいます。

この日の運転手さんもとても博識な方で、べいぐるんを降りたあとも話込んでしまいました。
土地のことを知れると「次に来た時はあれを見にいこう」と、楽しみが増えますよね!

下車後は川の駅新湊1階の「うまいもんショップ」で、いただいた500円クーポンを使ってお土産を購入。実質110円で購入できました。
◎「川の駅 新湊」の基本情報
| 営業時間 | 9:00〜21:00 ※カフェは10:00〜16:00 ※2月1日~29日は9:00〜18:00開館時間 |
| 定休日 | 毎月第4水曜日(祝祭日の場合翌日) ※カフェは毎週水曜日 |
| Googleマップ | https://maps.app.goo.gl/MgX4xRXMNY2pmNz16 |
| 電話 | 0766-30-2552 |
| 公式サイト | https://kawanoeki.jp/ |

運転手さんに別れを告げ、最後にやってきたのは「番屋カフェ」。
築100年以上の旧廻船問屋「渡辺邸」を改装したカフェで、内川の景色を見ながらゆったりとした時間を楽しむことができます。

私がいただいたのは「Uchikawa」。
周辺のお団子屋さんやお醤油屋さんの食材を使い、内川をモチーフに作ったパフェです。可愛くてしばらく眺めてしまいました……。

窓際のカウンター席は特等席。
内川や行き交う人々を眺めながら、楽しかった旅の思い出を振り返ります。
富山、本当に素敵なところでした……。
◎「番屋カフェ」の基本情報
| 営業時間 | 9:00~17:00 |
| 定休日 | 水曜日 |
| Googleマップ | https://maps.app.goo.gl/D9BsmVVMzhMcUc3r9 |
| 電話 | 0766-75-7477 |
| 公式Instagram | https://www.instagram.com/banyacafe_happias/ |

この旅最後の富山ぶりかにバスは、降りたのりばと同じところから乗車します。

どこを通ってもやっぱり車窓が綺麗。
「帰りたくない」と思ってしまうほど、雄大で優しい景色が広がっています。

15:55、富山駅に到着。
自分でもびっくりするほどあっという間に、旅が終わってしまいました。
それだけ富山は魅力的で、もっと居たい・もっと知りたいと思えることがたくさんありました。
これを読む皆さんにもぜひ、私以上の体験をしてきてもらえると嬉しいです!

電車では行きづらい新湊エリア・氷見エリアにダイレクトにアクセスできる富山ぶりかにバス。
2025年は10月3日(金)~2026年3月30日(月)の特定日のみ運行しています。※火曜日~木曜日は運行していないのでご注意ください。詳しくはこちらの運行カレンダーをご確認ください。
ぜひこのバスに乗って、冬の富山旅をさらに賢く・美味しく楽しんでみてはいかがでしょうか?
\富山地方鉄道「富山ぶりかにバス」に/

酒と自然をこよなく愛するトラベルライター。(※育児中のため禁酒を強いられている。)バスレポでは「非日常体験」をテーマに執筆中。取材先で優しくされると涙が出てしまう性格。もっともっと高速バスの魅力を届けたい!