高速バスでラクラク♩冬の御殿場で温泉&サウナめぐりの旅

木の花の湯
静岡県・御殿場市といえば何を思い浮かべますか?1番は富士山!2番は「御殿場プレミアム・アウトレット」!なんて方も多いのではないでしょうか?

実は御殿場は「温泉&サウナ天国」でもあるんです。さむーい冬のお出かけにもぴったりですよね♩今回は高速バスに乗り、御殿場で温泉&サウナめぐりをしてきました。あなたも便利な高速バスを使って、ととのいに行きませんか?

いざ「御殿場の温泉&サウナ天国」へ!

茶目湯殿

まずは筆者が実際に足を運んだ御殿場の温泉&サウナ施設を3つご紹介します。それぞれに良さが異なるので、みなさんも現地で体感してみてください。

■豊富な“サ飯”とあたたかな雰囲気が魅力「富士八景の湯」

富士八景の湯

バスタ新宿から小田急ハイウェイバスに乗ってきた筆者。最初のお目当ては、「温泉会館前」停留所を降りて徒歩約5分の「富士八景の湯」です。

富士八景の湯

入館する前に、駐車場から望める富士山にごあいさつ。階段が設けられているところに優しさを感じますね。眺めがよくて空気も最高!温泉&サウナへの期待が高まります。

富士八景の湯

さっそく中へ。変にギラギラしていない、居心地のいい空間にほっこり。こういう雰囲気、大好きです。

富士八景の湯

温泉は、弱アルカリ性の100%源泉。冷え症や疲労回復、健康増進に効果が期待できます。デスクワークで肩が壊れかけていた筆者にはありがたい効能……!5~10分浸かっていたら、かなり癒されました。登山帰りやツーリング途中で立ち寄る方も多くいらっしゃるそうで、その理由がよく分かりました。

富士八景の湯

体を温めたら露天風呂へ。富士山を眺めながら浸かる温泉がこんなに気持ちいいなんて……。あちこちから「あぁ~気持ちい~~」という声が聞こえてきて、何だか幸せな気分になりました。

富士八景の湯

温泉の次はサウナへ。この日は平日だったこともあり、貸切状態でした♩温度は80~90度前後。コンパクトでしっかり体が温められるうえ、木の香りが充満していてすごく癒されます。

富士八景の湯

水風呂はもちろん天然水!思わず飲みたくなってしまうほど透明度が高く、気持ちがいいです。

富士八景の湯

温泉&サウナを満喫したあとは、お楽しみの“サ飯”タイム。

富士八景の湯

定食、麺類、カレー、単品のおつまみなどメニューが豊富で、どれにしようか迷ってしまいます。

富士八景の湯

私が選んだのは「みくりやつけ蕎麦」と生ビール。「みくりや蕎麦」は、古くから祝い事の際などに、おもてなし料理として振舞われていたそうで、山芋をつなぎに使用しています。まずはつけ汁につけて一杯。蕎麦は普通より太めで、噛めばかむほど甘みがあります。つけ汁には具材がたくさん入っているのが嬉しいポイント。

富士八景の湯

かき揚げを入れて食べると、つけ汁に油が溶け出し、またひと味違った味わいに。こちらも具だくさんで、食べ応えがあり、すごく美味しかったです。他のメニューもきっと美味しいんだろうな~!

富士八景の湯

館内には休憩室や仮眠室も完備。ここからも富士山を眺めることができます。もはやテレビいらずですね。

富士八景の湯

ところで次の施設までどう行こうと考えていたら、スタッフの方が無料シャトルバス(GSKバス)を案内してくださいました。御殿場駅まで行ってくれるので、私のように高速バスで来た人でも安心ですね♩

◎富士八景の湯の基本情報

営業時間 10:00〜21:00
※最終受付20:00まで
休館日 7.8.9月を除き毎月第2.4木曜日
※当該日が祝祭日の場合は営業
住所 静岡県御殿場市深沢2564-19
電話 0550-84-1126
料金 【平日】
大人3時間 1,000円/1日券 1,500円
3歳~小学生まで3時間 500円/1日券 750円
【休日】
大人3時間 1,300円/1日券 1,650円
3歳~小学生まで3時間 600円/1日券825円
【レンタルタオルセット】
(バスタオル・フェイスタオル)
300円
【レンタル入浴セット】
(バスタオル・フェイスタオル・館内着)
400円
公式サイト http://fujihakkei.jp/index.html

■アウトレット帰りに!ずーっとのんびりしていたくなる「木の花の湯」

御殿場プレミアム・アウトレット

御殿場駅に到着。次の目的地は「御殿場プレミアム・アウトレット」直結の「木の花の湯」です。乙女口から15分間隔で発車する御殿場プレミアム・アウトレット行きの無料シャトルバスに乗り込み、レッツゴー!

木の花の湯

ところで「御殿場プレミアム・アウトレットに温泉なんてあったの?」と思った方はいませんか?実はこちら、知る人ぞ知る絶景日帰り温泉。一度行ったらその魅力にハマること間違いなし!次回から、お買い物だけでは帰れなくなります。(笑)

木の花の湯

そうこうしているうちに、御殿場プレミアム・アウトレットに到着。バスを降りたら、お店を眺めつつ「HILL SIDE」エリアの「P4駐車場」まで歩いていきましょう。エレベーターで8階まで上っていくと、写真右上に見える橋が架かっています。富士山を眺めながら渡っていけば、木の花の湯に到着です。

木の花の湯

館内は落ち着きのある古民家風。私が訪れた日はクリスマスシーズンだったため、和風のクリスマスツリーも飾られていました。思わず写真を撮ってしまうほどかわいい!

木の花の湯

温泉へとつづく階段のそばには、本物の富士山をかたどったというオブジェも。こちらは思わず写真を撮ってしまうほどかっこいい!雨で富士山が見えない日は、ここで記念写真を撮り、再訪を誓う方もいるそうです。

木の花の湯

いよいよ温泉へ。内風呂には、地下水を使用した90cmの深さの浴槽と「炭酸風呂」「座湯」があります。大きな窓からほどよく光が差し込んで気持ちがいい!

木の花の湯

露天風呂は階段状になっているので、富士山が端から端まできれいに見えます。「立ち湯」(写真手前)という珍しい温泉から富士山を眺められるのもポイント。立ち湯は深さ130cmもあり、立って入ることで血行がよくなるんだとか。また温泉は自家源泉で、「美肌の湯」でもあるそうです。いいことづくめですね♩

木の花の湯

サウナはとにかく広くて解放感たっぷり!そしてここからも、雄大な富士山が見えます!1日数回アウフグースも行われているので、サウナ好きにはたまりません。水風呂も同じく広々していて、気持ちがよかったです。

木の花の湯

お風呂上がりは、お楽しみの“サ飯”タイム。大浴場を出てすぐのところに「木の花カフェ」があり、クラフトビールやおつまみ、ソフトドリンク、ソフトクリーム、B級グルメなどを注文できます。私が選んだのは「さくらごはんお食事ボックス」と「木の花ビール」。

木の花の湯

食事が出来上がるのを待つ間、テラスや掘りごたつ式のテーブルなど、好きな席を選んで座りましょう。私は超絶景のカウンター席で乾杯!

木の花の湯

「さくらごはんお食事ボックス」はおかずが選べるお食事ボックス。私は「もち豚生姜焼き」をチョイスしました。ぷりぷりで甘みのある豚とごはんのコンビネーションが最高♩

ちなみに「さくらごはん」とは、お醤油とお酒で味付けした炊き込みごはんのこと。静岡県のソウルフードだそうです。旅先でご当地のものが食べられるのは嬉しいですよね。

木の花の湯

食べ終わったあとは、ちょっぴり休憩。木の花の湯は、帰りたくないと思ってしまうほど設備が充実しているのが魅力。たとえば「休息房」では、マンガや雑誌、書籍が読み放題。二段ベッドのように区切られた空間で、ゴロゴロくつろぐこともできます。

木の花の湯

静かに過ごしたい人は、お隣の「うたたね房」でゆっくりお休みすることも。ぜひ自分なりのひとときを満喫してみてください。

◎木の花の湯の基本情報

営業時間 10:30~最終受付21:00
※22:00終了
休館日 メンテナンスによる休館あり(不定期)
住所 静岡県御殿場市深沢2839-1
電話 0550-81-0330(自動音声ダイヤル)
料金 【平日】
大人 1,600円
3才~小学生 800円
※フェイスタオル・バスタオル込み
※3歳未満は利用不可
【土日祝】
大人 1,900円
3才~小学生 950円
※フェイスタオル・バスタオル込み
※3歳未満は利用不可
【館内着レンタル】
300円
公式サイト https://www.gotemba-konohananoyu.jp/

■大人だけの特別な空間に酔いしれる「源泉 茶目湯殿」

時之栖

最後は「御殿場 時之栖(ときのすみか)」にある日帰り温泉へ。御殿場駅・乙女口から出ている無料シャトルバスを使えば、約25分で到着です。

時之栖

御殿場高原 時之栖は、ホテルやレストラン、豊富なアクティビティが楽しめる高原リゾート。2つの温泉施設があり、「天然温泉 気楽坊」は友人や家族と楽しく温泉に入りたい人向け、「源泉 茶目湯殿(げんせん ちゃめゆどの)」(18歳未満の入館不可)は静かにゆっくり温泉に入りたい人向けです。

茶目湯殿

私は後者の「源泉 茶目湯殿」へ。到着してまず驚くのは、立派な門構え。高級和食店に足を運んだような感覚に陥ります。

茶目湯殿

館内は純和風のつくり。築200年の豪商の町家を移築したというだけあり、床から天井まで歴史を感じます。

茶目湯殿

脱衣を済ませたら、まずは大浴場へ。ドアを開けると、茶色を基調とした落ち着きのある空間が広がっています。「アルフォンス・ミュシャ」の絵を再現した陶板画がアクセントに。こんな温泉見たことありません!

茶目湯殿

露天風呂には炭酸泉があります。細かい泡が体にまとわりつき、数分でポカポカしてきました♩

さて、茶目湯殿の温泉の最大の魅力はここから。備え付けの浴衣を身にまとい階段を上がっていくと、大浴場よりさらに高い位置に、「天空の湯」と「展望フィンランド風サウナ」があるんです。はじめに言っておきましょう。これは絶対行くべき。(笑)

茶目湯殿

「天空の湯」は、富士山を独占できる、贅沢な露天風呂。左右には愛鷹(あしたか)連邦、箱根山、眼下には緑に囲まれた時之栖エリアが一望できます。

◎「天空の湯」営業時間
4月~10月 12:00~19:00
11月~3月 12:00~17:00

茶目湯殿

「展望フィンランド風サウナ」はびっくりするほど広くて大きなサウナ。中央には巨大な薪ストーブが置かれており、時間帯によってはセルフロウリュを楽しむことができます。こんなに広くて汗がかけるの?と思ったら大間違い。気付けば汗はダラダラに。

茶目湯殿

水風呂は外に設置されています。女性用の水風呂は外から見えないように囲われており、鍵も掛けられるので、水着になっても安心です。富士山だけに向き合える外気浴は、羽が生えているのではないかと思えるくらい心地いい!最高です。

◎「展望フィンランド風サウナ」営業時間
4月〜10月 12:00~19:00
11月〜3月 12:00~17:00

※男女共用のため水着の着用が必須です。貸出水着(500円)もしくは持参のうえ利用してください。
※受付でサウナウェアが貸し出されます。水着の上から着用して入りましょう。

茶目湯殿

茶目湯殿は、入館料にタオルも浴衣も含まれているのが嬉しいポイント。皆さん浴衣を着て、あちこちの休憩スペースでくつろいでいらっしゃいました。

時之栖

お楽しみの“サ飯”は、茶目湯殿の旬膳処「茶目」でいただくか、時之栖内にあるさまざまなレストランでいただくか、好きな方を選べるのが嬉しいポイント。私はがっつり行きたい気分だったので、「御殿場高原ビール」が運営する焼き肉店「GKB-fu(ジーケービーフ)」に行ってきました!

時之栖

いただいたのは「中落ちカルビ」のハーフサイズと「御殿場コシヒカリラガー」。御殿場コシヒカリを使用して仕込んだクラフトビールは予想以上にすっきりしていて飲みやすい!お肉も甘みがあってジューシーで、とっても美味しかったです。

◎源泉 茶目湯殿の基本情報

営業時間 10:00~21:00(最終入館20:00)
定休日 なし
住所 静岡県御殿場市神山719 御殿場 時之栖内
電話 0550-87-6426
料金 平日1日券 2,000円/休日1日券 2,500円
※18歳未満は入館できません
公式サイト https://www.tokinosumika.com/spa/chame/

◎GKB-fuの基本情報

営業時間 【日~木】
ランチ11:30~15:00(LO14:30)
ディナー17:30~21:00(LO20:30)
【金・土曜日】
ランチ11:30~15:00(LO14:30)
ディナー17:00~21:30(LO21:00)
定休日 毎週火曜日
※祝日の場合営業
住所 静岡県御殿場市神山719 御殿場 時之栖内
電話 0550-87-5500
公式サイト https://www.gkb.co.jp/restaurant/gkb-fu

今回乗車したのは「新宿-御殿場・箱根線」

小田急ハイウェイバス

今回乗車したのは小田急ハイウェイバスの「新宿‐御殿場・箱根線」。90~105分で御殿場に直行できる非常に便利なバスです。しかも大人片道1,710円!確実に座れて、荷物も置けて、Wi-Fiも使えて、お手洗いにも行けて……と、文句なしの使いやすさ。日帰り旅行にもうってつけです。

―主な停留所

主な停留所と所要時間はご覧のとおりです。

※停留所の数が多いため、掲載数を絞っています。実際の停留所と発着時刻はこちらからご覧ください。
※上りの便のみ掲載しています。

各停留所 所要時間
新宿南口(バスタ新宿)
池尻大橋
東名御殿場 約85~100分
御殿場駅 約90~105分
箱根仙石案内所 約115~135分
箱根桃源台(芦ノ湖) 約130~145分
箱根園 約140~155分
箱根小田急山のホテル 約145~160分

―運賃

運賃はご覧のとおりです。

【御殿場駅まで】大人1,710円/小児860円

【箱根桃源台(芦ノ湖)】大人2,040円/小児1,020円

【箱根小田急山のホテル】大人2,250円/1,130円

 

―予約方法

乗車券の予約は下記3つの方法から選べます。

①WEB(PC・タブレット・スマートフォン)

「発車オーライネット」から空席状況の確認と予約ができます。詳しくはこちらから

②小田急バス予約センター

小田急バス予約センターへ「路線名、乗車日時、人数、連絡先」などをお伝えください。
TEL:03-5438-8511(営業時間10:00~18:00)

③新規窓口購入

バスタ新宿などの乗車券販売窓口でお買い求めください。

 

―実際に乗車してみた!

バスタ新宿

バスタ新宿に到着したら、まずはのりばを確認。「御殿場駅・箱根芦ノ湖桃源台」と書かれているのが、今回乗車するバスです。

バスタ新宿

バスタ新宿を入ってすぐの「B4のりば」にバスが来ますよ♩

小田急ハイウェイバス

平日にも関わらず、車内はほぼ満席!これは事前予約必須ですね。今回もほとんどの方がQRコードをかざして乗車していました。

車内は4列シート。電源、無料Wi-Fi、お手洗いが使えます。途中休憩がないので、あらかじめ必要な物を買ってから乗車するのがおすすめです。

小田急ハイウェイバス

約2時間で目的地の「温泉会館前」に到着。御殿場って、こんなに近いんですね。本当にあっという間でした。安全運転ありがとうございました!(周りに何もないのでびっくりしますが、5分ほど歩いていけば「富士八景の湯」が見えてきます!)

―各施設へのアクセス

当記事でご紹介した温泉&サウナ施設へのアクセスも「新宿-御殿場・箱根線」でラクラク♩ぜひご活用ください。

◆富士八景の湯へ

「温泉会館前」停留所下車→徒歩約5分

※御殿場駅から無料シャトルバスも出ています。(時刻表はこちらから)

◆木の花の湯へ

「御殿場駅」下車→乙女口から「御殿場プレミアム・アウトレット」無料シャトルバスに乗り約10分(時刻表はこちらから)→「HILLSAIDE」エリア「P4駐車場」のエレベーターで8階へ→橋を渡りすぐ

※小田急ハイウェイバスが運行する御殿場プレミアム・アウトレット直行便もご活用ください。

◆茶目湯殿へ

「御殿場駅」下車→乙女口から「時之栖」無料シャトルバスに乗り約25分(時刻表はこちらから)

この冬は高速バスで「御殿場の温泉&サウナ」はいかが?

木の花の湯

いかがでしたか?今回は冬の御殿場で楽しめる温泉&サウナ施設をご紹介しました。どの施設もそれぞれに違ったよさがあります。ぜひ行き比べて、お気に入りを見つけてみてください。

また高速バス「新宿-御殿場・箱根線」は乗りかえなしで御殿場に行ける便利なバスです。荷物が多くなりがちなあなたも、高速バスなら安心!温泉&サウナを楽しむことだけに集中できます。ぜひ有効活用してみてください!

新宿-御殿場・箱根線のご予約はこちら

高速バス予約なら「発車オ~ライネット」へ
※本記事に掲載されている情報は、記事作成時点の情報となります。最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。※バス車両撮影時には、十分に配慮して撮影を行っております。

ライター

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ずんちゃん

喫茶店と猫と自然をこよなく愛するトラベルライター。バスレポ取材時の必須アイテムは「酔い止め」と「いも恋」。優しい運転手さんに出会えるとやる気がみなぎる。もっともっとバスの魅力を届けたい!

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