いざ2泊3日の四国旅行へ!大阪から高速バスで行く香川・高知の旅【前編】

今や旅行先の定番となっている四国地方。「道後温泉」があることから、愛媛が特に人気ですが、四国にはほかにも旅行を楽しめる観光スポットがたくさんあります。今回は、高速バスを使って大阪から香川・高知を訪問しました。前編では、香川のおすすめ観光スポットをご紹介。カップルや友人同士で楽しめる内容になっているので、ぜひご覧ください。

高速バスで大阪から香川へ

今回乗車したのは「西日本JRバス」の「高松―大阪線」。高松―大阪線は「JR大阪駅」または「JRなんば駅」から「高松駅」まで3時間半ほどで到着するバスです。途中休憩を挟みながら乗り換えなしで行けるので、とても便利なんです!

8:10「大阪駅JR高速バスターミナル」発

今回の旅では、JR大阪駅から出発しました。先ほども少し触れた通り、JRなんば駅を経由するため、JRなんば駅からの乗車も可能です。

さて‟ダンジョン”と言われるほどの複雑な大阪駅ですが、高速バスのりばへの行き方はとても簡単。JR大阪駅の中央改札を出て左に進むだけです。頭上に案内板もあるので分かりやすいですよ。

高速バスのりばに到着です。のりばのすぐそばに、椅子が設置されていました。

電子案内板で発車時刻やのりばも分かりやすく表示されています。

こちらがバスの外観です。

中はこのような感じです。大阪駅停車中はバスの中が少し暗いのですが、足元にランプが灯っているので安全ですね。

コロナ対策の仕切り板も設置。感染症対策としても嬉しいですが、1人で乗車した際に隣の方の顔が見えないだけでも少し落ち着く気がします。

携帯電話・スマートフォン用のコンセントもあります。窓側の方は足元のコンセントをご使用ください。

通路側の方はアームレストにコンセントがあります。その他、WiーFiやトイレも設置されているので、乗車中は快適に過ごせますよ。

11:41「栗林公園前」到着

今回は栗林公園へ行くため、高松駅まで行かずに栗林公園駅前で下車しました。観光名所のすぐそばで下車できるのはありがたいですね!

11:50「さぬきうどん上原屋本店」で香川名物のうどんをすする

まずは「さぬきうどん上原屋本店」で腹ごしらえをします。さぬきうどん上原屋本店は香川県の数あるうどん屋さんの中でも有名店で、食べログ評価は驚異の3.77!行列ができることもよくあるので、到着後すぐにお店に向かうのがおすすめです。

筆者はかけうどんの小と、なかなか珍しい「高野豆腐の天ぷら」を注文しました。うどんの麺はコシがあって食べ応えバツグン。お出汁も体に染み渡るような優しい味です。高野豆腐の天ぷらは、外は衣でサクサク、中は豆腐でふわふわの食感が絶妙でした。高野豆腐が甘いので、何もつけなくてもおいしかったです。まるでおやつのような感覚で食べられました。

◎讃岐うどん上原屋本店の基本情報

営業時間 9:30~15:30
定休日 日曜日
住所 香川県高松市栗林町1丁目18-8
電話番号 087-831-6779
公式サイト https://ueharayahonten.com/

12:30「栗林公園」で美しい景色を堪能する

うどんで腹ごしらえをしたあとは、徒歩で「栗林公園」へ向かいます。栗林公園は、国の特別名勝に指定されている文化財庭園の中で最大の広さを持つ公園です。江戸時代初期から多くの人々によって受け継がれており、四季折々の風物を楽しめます。

こちらは「飛来峰」。定番の撮影スポットです。飛来峰は、富士山にならって作られたと言われる築山で、栗林公園内随一のビューポイントとなっています。

園内では綺麗な花も見られます。こちらは「恋ツツジ」。ハートの形をしたツツジは、枝切り作業で偶然できたものなのだとか。カップルや結婚式の前撮りの背景として人気の撮影スポットになっていますよ。

鯉が泳いでいるのを発見。金色に輝く鯉もいました!

◎栗林公園の基本情報

営業時間 1月 7:00~17:00

2月 7:00~17:30

3月 6:30~18:00

4月 5:30~18:30

5月 5:30~18:30

6月 5:30~19:00

7月 5:30~19:00

8月 5:30~19:00

9月 5:30~18:30

10月 6:00~17:30

11月 6:30~17:00

12月 7:00~17:00

定休日 年中無休
住所 香川県高松市栗林町1丁目20-16
電話番号 087-833-7411
入場料 一般:大人 410円 / 小人 170円

11枚綴回数券 / 4,100円

年間パスポート / 一人用 2,610円 三人用 5,230円(三人用年間パスポートの利用は1日1回まで)

公式サイト https://www.my-kagawa.jp/ritsuringarden

14:30「新屋島水族館」で可愛らしい動物に癒される

栗林公園で絶景を堪能したら「新屋島水族館」へ向かいます。栗林公園から新屋島水族館への行き方は、次のとおりです。

栗林公園から新屋島水族館への行き方
  1. 「ことでん」こと「琴平電気鉄道」で「栗林公園駅」から「琴電屋島駅」へ行く
  2. 琴電屋島駅から出ている「屋島山上シャトルバス」で「屋島山上」まで行く
  3. 屋島山上から徒歩で水族館へ

さて、新屋島水族館に着きました!新屋島水族館は、標高300mの屋島の頂上にある水族館です。イルカやペンギンといった定番の大人気の動物や、元気に駆け回るカワウソなどが見られます。

14:45からアザラシライブが始まりました。江戸時代に流通していた「寛永通宝」の形をした水槽内を、アザラシがぐるぐる泳ぎます。

傘を持って決めポーズ!「かわいい~!」と歓声が上がっていました。

アザラシライブを見たあとは、ペンギンコーナーへ。よちよち歩くペンギンを眺めていると、こちらにやって来てくれました!おかげでこんなベストショットが撮れましたよ。

こちらはウミガメ。間近で見ると迫力があります。


絶滅危惧種のアメリカマナティーもいました。ジュゴンと混同されがちなマナティーですが、マナティーはジュゴンと比較するとやや大きいのが特徴。また、マナティーは胸ビレに爪があるのに対して、ジュゴンには爪がないなどの違いもあるそうですよ。

◎新屋島水族館の基本情報

営業時間 9:00~17:00(入館は16:30まで)
定休日 年中無休
※臨時休業あり 詳細は公式HPをご確認ください。
住所 香川県高松市屋島東町1785-1
入館料 一般:大人 1,500円 / 小中学生 700円/幼児(3歳~未就学児)500円/2歳以下・障がい者無料

※障がい者は障がい者手帳、療育手帳要提示のこと。

電話番号 087-841-2678
公式ホームページ https://r.goope.jp/new-yashima-aq

15:50「 四国村」で昔の人々の暮らしを学ぶ

新屋島水族館で動物たちと触れ合ったあとは、野外博物館である「四国村」へ向かいます。新屋島水族館から四国村へは、先ほども乗車した屋島山上シャトルバスを使います。

バスの前方に四国村の入場料が割引になるチラシがあるので、ぜひ頂いておきましょう。

四国村に到着しました!四国村は、四国四県から33棟の建物を移築復元した野外博物館です。移築されているのは江戸時代から大正時代に建てられたもので、実際に人々が利用していた住居や作業小屋、醤油醸造所などがあります。


こちらは「かずら橋」。これは徳島県三好市の祖谷地方にあった橋を復元したものです。祖谷地方は傾斜が急で険しい渓谷が続く秘境で、谷間には急流が流れていました。そのため、人々はかずら橋を谷に架けたそうです。

渡っている最中は揺れるので、スリルがあります!なお、筆者は怖くて渡れませんでした…。


こちらは1800年代後半に建てられたとされる、徳島県伊座利地区にあった住宅です。昔、伊座利地区のあたりで鰤の網漁が行われており、大量に鰤が獲れるのを見た地元の漁師が借金をして大網を張りました。ところがその年から不漁が続き、大損をしたため家の改築ができず、住居がそのままの形で残っているのだそうです。


さらに進んでいくと小屋のようなものを発見。こちらは「砂糖しめ小屋」。江戸時代後期、砂糖は讃岐の特産品でした。讃岐平野には、サトウキビ畑とそれを搾る砂糖しめ小屋が点在していたそうです。しかし、円錐形のもので現存するのは四国村の2棟のみになってしまっており、国の重要有形民俗文化財に指定されています。

◎四国村の基本情報

営業時間 9:30~17:00(入村受付は16:30まで)
定休日 火曜日(祝休日の場合は翌日)
※メンテナンスや荒天による臨時休館の場合あり
住所 香川県高松市屋島中町91
入館料 一般:大人 1,600円 / 大学生 1,000円/高校生・中学生600円 /小学生以下無料

年間パスポート:3,000円/1人

※大学生は学生証提示のこと。

障がい者割引あり(障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者福祉手帳、ミライロIDを提示でご本人半額・同伴介者1名半額)

電話番号 087-843-3111
公式ホームページ https://www.shikokumura.or.jp/

―「四国村カフェ」で一休みはいかが?


四国村のバス停のすぐそばには、こんなにおしゃれなカフェがあるんです。神戸市北野から移築した明治時代建築の異人館が活用されています。四国村の中は広いので、歩き回ると疲れもたまっているはず。コーヒーや紅茶、ケーキなどでほっと一息ついていきませんか?


お店の中の様子です。レトロで洋風な内装は高級感があります。テーブルや椅子はイギリスのアンティークです。


筆者はレモンスカッシュを注文。カラカラの喉に心地よい冷たさが染みわたり、疲れがすっかりとれました。なお、四国村の入村チケットに四国村カフェの割引券がついているので、カフェを利用する際は忘れずに活用しましょう!

◎四国村カフェの基本情報

営業時間 9:30 ~ 17:30(L.O17:00)
定休日 年中無休
※貸切利用やメンテナンスのため臨時休業の場合あり
住所 香川県高松市屋島中町91
電話番号 087-843-3114
公式サイト https://www.shikokumura.or.jp/guide/facilities/shikokumura-cafe/

大阪から高松までのアクセス比較

大阪から高松まで行くための交通手段としては、

  • 高速バス
  • 新幹線
  • フェリー

が挙げられます。

ここでは、これらの交通手段を料金・時間・乗り換え回数とメリットで比較してみました。

高速バス 新幹線 フェリー
料金 4,500円 7,250円~ 3,110円~
時間 約3時間30分 約2時間10分 約5時間
乗り換え回数 乗り換えなし 1回 2回
メリット
  • 座席指定なので必ず座れる
  • 乗り換えがない
  • 比較的料金が安い
  • 便が多い
  • 座席指定すれば座れる
  • 所要時間が短い
  • 料金が安い
  • 旅の気分を味わえる
備考 早売で料金が4,000円になる 岡山駅で乗り換えが必要

※記載内容は新大阪発の場合です。

  • 土日祝や深夜便、指定席など条件により料金が変動
  • 三宮でシャトルバスに乗り換えて、神戸港まで行く必要がある

※記載内容は大阪発の場合です。

このように比較してみると、高速バスはメリットが多くとても便利であることが分かります。時間なのか料金なのか、何を優先したいのかによって選ぶ交通手段は変わってきますが、あまりお金をかけずに快適に移動したいのなら高速バスが断然オススメです。

後編へ続く

前編では、高速バスで香川に向かい、県内の観光スポットを巡りました。後編では、高知へ移動してひろめ市場や坂本龍馬ゆかりの地などに訪れています。ぜひ後編もお楽しみください。

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本記事に掲載されている情報は、記事作成時点の情報となります。最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。※バス車両撮影時には、十分に配慮して撮影を行っております。

ライター

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松永 紗和

フリーライター

フリーランスのライターとして活動しています。 以前はシステムキッチンなどの水廻り住宅設備メーカーで調達・購買に携わっておりました。 執筆記事のジャンルは、グルメやマッチングアプリ、BtoBのビジネス記事など多岐に渡ります。 温泉やスイーツが好きです。

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