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【札幌から豊富温泉へ直行】特急はぼろ号乗車レポ!気になる車内設備も徹底解説

はぼろ号キャプション

札幌から秘湯・豊富温泉まで約5時間、300キロ超の道のりを走り抜ける「特急はぼろ号」に実際に乗車してきました!

気になる座席の快適さは?車内設備は?途中休憩はある?など、長距離バス初心者でも安心して乗れるのか徹底検証。

のりばへのアクセスから車内の様子、実際の乗り心地まで、特急はぼろ号を利用予定の方必見の詳細レポートをお届けします!

▼ズバリ、こんなバス!(2025年9月時点)

①ズバリ!札幌から”秘湯”豊富温泉まで乗り換え無し!オンリーワンの、頼もしい路線。

留萌・羽幌へもダイレクトにアクセス!天売・焼尻島へ向かうにも便利!

③JR特急にはないWi-Fi完備電源完備。もちろんトイレ完備で長距離移動も安心
※乗車するバスによって特徴が異なる場合がございます。あらかじめご了承ください。

目次

沿岸バス「特急はぼろ号」とは?

札幌駅前はぼろ号正面 モザイク

特急はぼろ号とは、札幌駅前から約2時間で留萌市、約3時間で羽幌町、そして途中の町村を結びながら終点・豊富町まで約300キロメートルを5時間で結ぶ、北海道の日本海沿岸を大縦断する高速バスです。

札幌からJRが運行していない留萌・羽幌まで乗り換えなしでアクセスでき、さらに羽幌からは天売島・焼尻島へのフェリーターミナルゆきのバスにも接続。

豊富温泉街へも乗り換え無しでアクセスする、観光にも暮らしにも欠かせない路線です。

\札幌~留萌・羽幌・豊富へ直行!特急はぼろ号の/

「特急はぼろ号」の バスのりば紹介

「特急はぼろ号」の各地のバスのりばをご紹介します。

札幌駅前バスのりば

「特急はぼろ号」の『札幌駅のりば』までのアクセス方法をご案内します。

晴れた日は、JR札幌駅の南口を出て正面にある「乗車券販売窓口」から徒歩3分ほどです。

販売所の眼の前にある通り(手稲通)に出て左を向くと、

こんな景色が広がります。信号は渡らず「じょうてつバス」の案内に沿って、工事現場沿いに直進してください。

もうチョット、30mだけ先です。

1つ目の信号を越えた先に見えてきます。迷うこともない、わかりやすい場所にあるので安心です。

JR札幌駅構内で、バス発車時間の15分ほど前まで過ごせる余裕がある距離です。出発前のコンビニやトイレは、JR札幌駅構内の利用をおすすめします。

札幌駅前のりば 地下通路からのアクセス

札幌の冬は、マイナス10℃もめずらしくありません。冬の札幌駅周辺のバス停留所は、すべてこのような状況です。

天気の悪い日も寒い冬も雨、風、雪にさらされます……。

そこでここからは、特急はぼろ号に乗車する際の「雨風がしのげる地下通路の利用方法」をご案内します。

札幌駅構内から南口の階段を降り、

居りたところを、

左に向いて、直進します。

突き当たって右。「さっぽろ東急百貨店」の案内を目印に進んでください。

この小さなエスカレータを下ったところを左。

直進して突き当たりにあるエスカレータを上ると、

さっぽろ東急百貨店のエントランスに出ます。

写真左にある階段を階段を上がり、

右を向くとバスターミナルが見えています。

上がったところからバスターミナルに向かう側のセブン-イレブンが、バス停留所から一番近いコンビニです。あとは天気が悪くても…気合いで乗り越えてください(笑)。

そのほかのルートとして地下鉄の19番出入口がありますが、地下3階ほどの深さから階段のみで上がる出口です。

大きなカバンやキャリーケースを持った方にはとてもおすすめできません。ご注意ください!(私も大変でした…)

札幌駅前バスのりばは、使いにくい・わかりにくいのでご注意を!

札幌駅のバスのりばは、数年前から再開発事業で駅前にあったバスターミナルが廃止され、駅周辺に分散されました。(2028年頃を目処に完成の目標でしたが、現在では事実上未定となっています。)

詳しくはこちらの記事をご参照ください。

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【札幌駅バスのりばに要注意?!】雪と寒さから身を守る近隣の快適バスターミナル3選 北海道の玄関口「JR札幌駅」前は現在、再開発工事が行われています。 駅前にあったバスターミナルは閉鎖され、大雪でも吹雪でも氷点下でも、屋根のない路上で待つことに...

札幌市のホームページにバスのりば案内の地図が掲載されていますが、これだけで分かるかというと…まぁ無理です。

「特急はぼろ号」は比較的JR札幌駅に近い場所にのりばが割り当てられてはいますが、他のバスのりばと同様に、特定のバスターミナルや待合室はありません。

豊富・羽幌・留萌のバスのりば

豊富BS待合

豊富バスのりばは、JR豊富駅から約10分ほど歩いた、豊富町役場・稚内信用金庫に隣接する場所に停留所があります。

JR豊富駅前からは乗車できませんのでご注意ください。

幌延十字街バスのりばも、JR幌延駅前ではなく、約5分ほど歩いた道道沿い、稚内信用金庫の向かい側になります。

遠別町のバスのりばは「遠別出張所」です。遠別バスターミナルではありませんのでご注意ください。

本社ターミナル
羽幌ターミナル

羽幌町バスのりばは「本社ターミナル」「羽幌ターミナル」の2ヶ所。

乗車前の買い出しが便利なのは市街地の中にあり、眼の前にスーパーマーケットがある「本社ターミナル」です。

自動車での送迎を受ける方は「羽幌バスターミナル」が広くて便利です。

留萌 春日町バスのりば
留萌 元川町1のりば

留萌市内には、4ヶ所のバスのりばがあります。

・春日町1丁目(写真左側)
・元川町①のりば(写真右側)
・東橋
・大和田

「特急はぼろ号」は旧JR留萌駅前や道の駅の前は通りませんので注意が必要です。市街地に入る手前、国道232号線沿いの停留所は「春日町1丁目」です。

市街地を通り過ぎたあとは、深川留萌自動車道ではないほうの国道233号線沿い、留萌川・栄萌橋のほとりにある「元川町①のりば」となりますのでご注意ください。

留萌市街地を抜けると、バスは札幌まで高速道路を走行します。

※その他、各市町村のバス停留所に関しては、沿岸バスホームページからご確認ください。

札幌市内では4ヶ所で降車できます

参考までに、札幌市内のバスおりばもご紹介しておきます。

・菊水元町7条
・苗穂駅南口
・サッポロファクトリ三条館前
・札幌駅前32(または31)

菊水元町7条
苗穂駅南口

札幌インターを降りてすぐの「菊水元町7条」と、JR苗穂駅南口正面にある「苗穂駅南口」

ファクトリーBT
札幌駅前31

サッポロファクトリー三条館北口、郵便局すぐ横の「サッポロファクトリー三条館前」と、終着駅は乗り場と同じ北5条西1丁目の「札幌駅前32(または隣の31)のりば」となります。

「特急はぼろ号」の設備紹介

はぼろ号側面

次に「特急はぼろ号」の設備を詳しくご紹介します。
※乗車するバスによって特徴が異なる場合がございます。あらかじめご了承ください。

◼︎手荷物

車内に入らない、キャリーバッグなどの手荷物は乗車時に預かってもらえます。

座席の上にも収納棚があります。比較的高さがありますので、小型のボストンバッグ程度なら問題なく収容できます。

◼︎シート

座席は2列×2列の4列シートです。

3点式シートベルトは、2点式に比べて腹部の圧迫感が小さく、安心感がありますね。

窓側座席にUSB電源、ドリンクホルダー、フットレスト、リクライニングレバーが完備されています。コンビニフック、テーブルはありませんでした。

通路側座席にも、単独でUSB電源が全席に備え付けられています。もちろんリクライニングも完備です。

座席ごとにエアコンの吹き出し調整可能。

暖色系の室内灯と、手元灯。降車の合図ボタンも新しさが感じられます。

◼︎お手洗い

長距離を走行するバス移動に安心なトイレは、後方にあります。

高さも十分あり、身長178cmの私も困ることはありませんでした。

◼︎その他設備

車内はWi-Fi完備。各座席ごとにUSBタイプの電源がありました。

JR北海道の特急にはWi-Fi、電源の設備がありませんので、大きな差を感じますね。

「特急はぼろ号」に乗ってみた!

ここからは「特急はぼろ号」に実際に乗車した様子をお届けします。
※途中停留所が多岐にわたりますので、主要な停留所のみご紹介となります。ご容赦ください。
※挿入の写真は、別日に撮影したものも含まれております。

札幌から留萌·羽幌·豊富方面行きに乗ってみた!

札幌駅前32番のりばを13:00に出発します。これ以降バスは停まらないため、隣に乗客が居なければ、そのまま隣の座席も広く使えます。

乗客数次第ですが、1人で乗車する方は、相席とならないよう配慮されている感じでした。

バスは札幌市内を走り、札幌インターから道央自動車道に入り、北上します。

14:10に日本最北のサービスエリアである「砂川サービスエリア」に到着。10分の休憩があります。

バスは深川ジャンクションから深川留萌自動車道に入り、最初の停留所がある留萌市内へ15:00すぎに入っていきます。

留萌市の一番市街地に近い停留所は「元川町③のりば」です。留萌川の栄萌橋の手前に停車します。

ここからバスは国道232号線(日本海オロロンライン)を北上します。途中、小平(おびら)町、苫前(とままえ)町の各停留所でも降りられる方が居ると停車していきます。

日本海の沿岸を走る景色は大変素晴らしく、天売焼尻の島々を眺めながら「道北に来た!」という感じがしてきます。

16:00を少し過ぎたころ、バスは羽幌町に入っていきます。

「特急はぼろ号」を運行する沿岸バスの「本社ターミナル」で降りると、天売焼尻島航路へ向かうフェリーターミナルゆきのバスへ連絡します。

(連絡バス時間は、フェリーの発着時間に合わせての季節運行です。詳しくはホームページからご確認ください)

バスは16:15に羽幌町内の「はぼろ温泉サンセットプラザ」に到着。ここで10分の休憩があります。

ここは温泉や宿泊施設・バラ園・北海道海鳥センターを集積した道の駅「ほっと♡はぼろ」の中にあり、軽食や飲み物なども購入できます。

ここまでは主な生活路線として利用する乗客が多いようで、留萌市内と羽幌町内で7割程度の乗客が降りられました。

休憩後は一路国道232号線を北上し、初山別(しょさんべつ)村、遠別(えんべつ)町、天塩(てしお)町を経由します。

風力発電の大きな羽が連なる景色が、道北の旅情を増してくれます。

幌延(ほろのべ)町からは道道121号線、道道84号線を走行し18:00少し前に「豊富温泉」に到着です。

※「豊富温泉」について、別記事にて詳しくご紹介します。こちらの記事をご覧ください。

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豊富温泉から5分ほど走り、バスは終着駅「豊富」に到着です。18:04、定刻通りの到着でした。

(「豊富」バス停は、JR豊富駅前ではなく、国道沿いにある豊富町役場前が停留所となります。)

「特急はぼろ号」利用時の地域別おすすめスポット5選

最後に「特急はぼろ号」を利用する際のおすすめ食事・おみやげ購入スポットを地域別に5つご紹介!ぜひ参考にしてみてください♩

◻︎【留萌市】おみやげ処「お勝手屋 萌(もえ)」

旧JR留萌駅近くにあるおみやげ処「お勝手屋 萌(もえ)」は、地元の海産物や銘菓を中心に、留萌ならではの特産品が揃う人気スポット。

おすすめは、地元製麺所が日本人の好みに合うパスタを研究し作られた、留萌市とお隣の小平町でしか栽培されていない希少小麦「ルルロッソ」のパスタ。バス旅の途中休憩やおみやげ探しに立ち寄りやすい便利な施設です。

他にも地元の海産物を中心に、名産品が揃います。観光案内所もありますので、旅行で訪れる方は足を運んでみてはいかがでしょうか。

◎「お勝手屋 萌」の基本情報

営業時間9:00〜18:00
定休日12月31日、1月1日
Googleマップhttps://maps.app.goo.gl/Tg8sqvEU5nc2Bp4B7
電話0164-43-1100
公式サイトhttps://www.rumoi-rasisa.jp/web/buy/omiyage/okatteya-moe/

◻︎【羽幌町】レストラン「La.frasca(ラ・フラスカ)」

羽幌町の市街地にあるイタリアンレストラン、「La.frasca(ラ・フラスカ)」。地元産小麦「ルルロッソ」で打った手打ちパスタが人気のお店です。写真はルルロッソを使い、地元で採れた名産の甘エビを使い濃厚ソースで仕立てたパスタ「羽幌産甘エビソースのパスタ」。

「本社ターミナル」からは徒歩8分、「羽幌バスターミナル」からは徒歩3分と、各ターミナルから近くで便利な立地にあります。

◎「La.frasca」の基本情報

営業時間11:30〜14:00 18:00〜21:00
定休日不定休
Googleマップhttps://maps.app.goo.gl/8yBGj8AeiQFB4Hmm6
電話0164-62-5078
公式サイトhttps://nyajira5078.wixsite.com/frasca5078

◻︎【羽幌町】「御菓子司 梅月(ばいげつ)」

羽幌町の国道沿い、「本社ターミナル」すぐ近くに店を構える御菓子司 梅月は、大正12年創業の老舗のお菓子屋さんです。

金時豆がそのまま入り、その旨味が口いっぱいに広がる看板商品「金時羊羹」や「オロロンの街」最中、など、地元産素材を使った和洋菓子が豊富に揃い、温かな歴史と味を伝え続けています。

◎「御菓子司 梅月」の基本情報

営業時間7:30〜18:00(土日は早い時間に閉店)(日曜日は8:00開店の情報もあります)
定休日元旦のみ
Googleマップhttps://maps.app.goo.gl/WopQCFNGgLNSn7Nh7
電話0164-62-2272
公式サイトhttp://baigetsu.info/

◻︎【幌延町】インフォメーションセンター「ホロカル」

幌延町の「ホロカル」は、JR幌延駅構内にある移住と観光の情報発信拠点です。

移住相談や観光案内に加え、特産品や沿岸バスのチケット・グッズ、沿岸バスとコラボした地元ミズナラ樽熟成酒などが並ぶ販売コーナーや、無料レンタサイクルも利用できます。

◎「幌延町移住情報PR支援センター ホロカル」の基本情報

営業時間9:00~16:00(お昼休み13:00~13:50)
定休日木曜日、年末年始
Googleマップhttps://maps.app.goo.gl/GHhzWdaa4d2yXwwGA
電話0163-29-7780
公式サイトhttps://www.horokaru.com/

◻︎【豊富町】「豊富温泉街」

「特急はぼろ号」の最大の魅力のひとつが、札幌から豊富温泉まで乗り換えなしで行けることです。豊富温泉は日本でも珍しい“油分を含んだ泉質”で知られる秘湯。温泉街の紹介は別記事で紹介しますが、バスを降りてすぐに温泉宿にアクセスできる利便性は「特急はぼろ号」最大の利点です。

公衆浴場「ふれあいセンター」をはじめ各施設で日帰り入浴が可能です。

◎「町営温泉入浴施設 豊富温泉ふれあいセンター」の基本情報

営業時間10:00〜21:00(最終受付は20:30)
定休日隔週木曜日
Googleマップhttps://maps.app.goo.gl/qdZqhwqJjHphjszJ7
電話0162-82-3782
公式サイトhttps://toyotomi-onsen.com/ (豊富温泉案内サイト ミライノトウジ)

「特急はぼろ号」はとても頼もしい高速バス!

特急はぼろ号は、とても頼もしい高速バスです。

札幌駅前から留萌市や羽幌町を経由し、沿岸の町村を結びながら豊富町へと至るその路線は、地域の暮らしを支える生活路線であると同時に、天売島・焼尻島への船旅や乗り換え無しで豊富温泉へも直結する便利かつ唯一無二な存在。300キロを超える長距離を走り抜ける頼もしさは、道北への交通手段として心強い選択肢となるでしょう。

\札幌~留萌・羽幌・豊富へ直行!特急はぼろ号の/

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この記事を書いた人

大阪から北海道・道東に移住し18年目。移住前は約1年半かけて日本一周の旅を経験し、全国をくまなく見て、歩いて、食べました(笑) 現役の男性看護師として地域医療・福祉にも尽力しながら、「観光のみなさんに喜んでもらえる北海道の魅力を、地元民目線」で発信しています。

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