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白川郷や飛騨高山など、世界的に有名な観光スポットが多い岐阜県。
実はまだ知られていない穴場エリアがあるのをご存知でしょうか?
それが今回ご紹介する「美濃市」です。
まだ知られていない、非日常の世界をゆったり満喫できる美濃市へ、高速バスと長良川鉄道で行ってきました。絶対に泊まってほしいコスパ最強ホテルもご紹介するので、最後までお見逃しなく!
▼旅の概要はコチラ!(2025年7月時点)
出発地 : 東京都 渋谷区 バスタ新宿
目的地 : 岐阜県 美濃市 美濃駅
高速バス代: 片道6,700円
清流・長良川のほとりに佇む美濃市は、ただの古い町ではありません。
ここは、1300年の歴史を誇る伝統と現代の感性が融合した、訪れる人の心を優しく満たしてくれる魅力あふれる場所です。
ガタンゴトンと走る絶景ローカル線「長良川鉄道」、美味しいもの片手に食べ歩く「うだつの上がる街並み」、ユネスコ無形文化遺産にも登録された「本美濃紙」のあかりアート……。
急がず、のんびりと町を散策することが、最高の贅沢になります。
目まぐるしい毎日に疲れたあなたへ。今こそ非日常の旅に出発です!
今回はバスタ新宿から「新宿⇔岐阜パピヨン号」に乗り、名鉄岐阜にやってきました。
岐阜市観光の様子は、下記の記事でご紹介しています。
↓岐阜市観光の記事はこちら↓
なお「新宿⇔岐阜パピヨン号」で美濃市へ直行したい方は「関シティターミナル」で下車、「関駅」まで約10分歩き、長良川鉄道に乗って「美濃市」駅に向かってくださいね。
さて筆者はJR岐阜駅から美濃市駅に向かいます。
JR高山本線に乗り、美濃太田駅で下車。長良川鉄道に乗り換えます。
こちらが長良川鉄道の車両です。美濃太田駅から北濃駅までを結んでいます。
このレトロで愛らしいフォルム、電車好きでなくても、心惹かれてしまいますよね。
車掌さんに連れられてガタンごとん。都会の電車にはない、ノスタルジックな時間が流れています。
この日はセミがミンミン鳴く真夏日でしたが、車窓からの景色も相まって、夏休み感満載。スマホをポッケにしまって、聞こえてくる音をそのまま受け入れ、外の景色をぼんやり眺めます。
ところでこの電車「PayPay」が使えます。笑
”懐かしいのに新しい”とはまさにこのこと。学校帰りの高校生たちはみんなPayPayで支払っていたので、そのギャップに思わず笑ってしまいました。
JR岐阜駅から約1時間20分。美濃市駅に到着です。
美濃市駅から歩いて約4分。かつて名鉄美濃町線の終着駅として賑わった「旧名鉄美濃駅舎」にやってきました。
今は訪れる人の心を優しく包む、小さな鉄道ミュージアムになっています。
が、鉄道ファンの皆様ごめんなさい。火曜日は定休日でした。涙
営業日であれば無料で一部車両の中に入ることもできます。運転席に座ったり、写真を撮ったり……。きっと楽しい思い出ができるはずです。
◎「旧名鉄美濃線美濃駅舎」の基本情報
営業時間 | 9:00〜16:00 |
定休日 | 火曜日 |
Googleマップ | https://maps.app.goo.gl/XuL3daE8tdA4KELz7 |
電話 | 0575-35-3660 |
公式サイト | https://www.city.mino.gifu.jp/docs/1170.html |
美濃市を訪れたなら、絶対に外せないのが「うだつの上がる街並み」。
ここは江戸時代の面影を色濃く残す、国の重要伝統的建造物群保存地区です。
ところで「うだつ」ってなに??!慣用句でしか聞いたことないんですけど!?!
しかも慣用句は「うだつが上がらない」って言うような……
実はこの屋根の上にある三角が「うだつ」。もともとは火事が隣の家に燃え移るのを防ぐための”防火壁”の役割を果たしていたんだとか。
しかし、立派なうだつを造るには相当な費用がかかったため、次第に富と繁栄の象徴になりました。
江戸時代に和紙の生産で繁栄した美濃市は、うだつを上げる資金的余裕があり、裕福な商人たちが競ってうだつを築いたのです。
ちなみに「生活や地位が向上しない」という意味の「うだつが上がらない」の語源とも言われています。
逆を言えば、立派なうだつが上がるこの町は、成功者たちが暮らした縁起の良いパワースポット!
至る所にさまざまな形のうだつが上がっているので、眺め歩きを楽しんでくださいね♩
◎「うだつの上がる街並み」の基本情報
営業時間 | 24時間 |
定休日 | なし |
Googleマップ | https://maps.app.goo.gl/jbUj7VsqSzzZxKvb9 |
電話 | 0575-35-3660(美濃市観光協会) |
公式サイト | https://minokanko.com/seeing/category/history-culture/p5973/ |
この街にはおしゃれな古民家カフェや雑貨店、ベーカリーなど食べ歩きスポットも点在!というわけで、筆者も食べ歩きを楽しみます。
まずやってきたのは「喜楽精肉店」。
名物の「うだつコロッケ」は、ラードで揚げられているため外はさくさく香ばしく、中はしっとりホクホク。ソースをつけなくてもしっかり美味しい、大好物のコロッケでした。おかわりすればよかったなあ……。
◎「喜楽精肉店」の基本情報
営業時間 | 8:00~17:00 |
定休日 | 水・日曜日(臨時休業あり) |
Googleマップ | https://maps.app.goo.gl/eRgiHcwNaF7bKw1V7 |
電話 | 0575-33-1258 |
公式サイト | https://minokanko.com/eat/category/%E5%92%8C%E9%A3%9F/p6373/ |
続いてやってきたのは、70年以上愛される「末広堂美濃アイス」。
美濃市に疎開してきた初代が”かつて食べて感動したあのアイスクリームを美濃町のみんなに食べさせたい”という思いで開店。創業当時から余計なものを使わない、無添加のアイスモナカを作り続けています。
バニラ、あずき、抹茶、きな粉、桜など、たくさんの種類がありますが、筆者は「柿アイスモナカ」をパクリ。
アイスはサクッとしていて、くどくないさっぱりとした甘さ。ずっしり食べ応えがあるのにカロリーは150kcal前後と、罪悪感のなさも嬉しいポイントです。おかわりすればよかったなあ……。
◎「末広堂美濃アイス」の基本情報
営業時間 | 9:00~19:00 |
定休日 | 水曜日(臨時休業あり) |
Googleマップ | https://maps.app.goo.gl/Q6AHAzx1U58BXiAC6 |
電話 | 0575-33-0044 |
公式サイト | https://www.suehirodou-minoaisu.com/ |
最後にやってきたのは「登美家菓舗」。美濃市民に愛される和菓子屋さんです。
こちらの名物は「クリームわらび大福」。わらび餅と粒あん、生クリームをふんわりお餅で包んだ、登美家オリジナルのよくばりな大福です。この美しいフォルム、熟練の職人さんでないと出せない技ですよね。
味は言わずもがな、とっっっても美味しいです。口福とはまさにこのこと。スイーツ好きならどハマりすること間違いなし。絶対に食べてみてくださいね。おかわりすればよかったなあ……。
◎「登美家菓舗」の基本情報
営業時間 | 9:00〜19:00 |
定休日 | 水曜日(臨時休業あり) |
Googleマップ | https://maps.app.goo.gl/iiBL43L27hoxQZn79 |
電話 | 0575-33-0217 |
公式サイト | https://tomiya.jimdofree.com/ |
この辺りのお店は17:00で閉まるところがほとんど。というわけで、そろそろホテルでゆっくり過ごしましょう。
「町家ホテル おやどbaison」は、江戸時代から150年以上の歴史を持つ古民家「梅村家住宅」をリノベーションしたホテル。
古き良き趣を残しつつ、現代的な快適さも感じられる、心地よい空間が出迎えてくれます。
このホテル、素晴らしいのは内装だけではなく「そこまでしてもらっていいんですか……?!」と思わず声を漏らしてしまうほど高いホスピタリティ!!
・蔵カフェにて飲み物やドライフルーツ、ナッツなどの軽食が無料
・客室内冷蔵庫のアルコール・ソフトドリンクが無料
・チェックイン~夜まで貸切風呂が1枠無料
・チェックイン翌日蔵カフェにて朝の軽食が無料
・滞在中いつでもセルフコーヒーが無料
こんなに至れり尽せり。それでいて驚くほどコスパがいいんです。(筆者が訪問した際は1万円台でした。)
そして……
信じられないほどおしゃれ〜〜〜〜〜!!!
入った瞬間、興奮してすごいはしゃいじゃいました。それはもう、すごい。
新旧がうまく融合したインテリアや間接照明、小物など、ありとあらゆるものがおしゃれで、もうここに住ませてください。言わずもがな、寝心地も最高です。
私は一人用の客室に宿泊しましたが、4名まで利用できる広いお部屋や、和室、離れなどもあるので、シーンに合わせて利用してみてはいかがでしょうか?
気さくな女将さんと、優しいスタッフさんのおかげで肩肘張らずに過ごせる素敵なホテルでした。
◎町家ホテル「おやどbaison」の基本情報
営業時間 | チェックイン 15:00 チェックアウト10:00 |
定休日 | なし |
Googleマップ | https://maps.app.goo.gl/c4TjKyKkH3iWSbBY6 |
電話 | 090-8396-2096 |
公式サイト | https://oyado-baison.com/ |
美濃旅の最後にやってきたのは「美濃和紙あかりアート館」。
うだつの上がる街並みの中心にひっそりと佇んでいるため、うっかり見逃しそうになりますが、絶対に訪れてほしいスポットです。
ここに展示されているのは、毎年秋に開催される「美濃和紙あかりアート展」で入賞したハイレベルな作品たち。全国のアーティストが「美濃和紙」という素材だけを使い、自由な発想で創り上げた一点ものです。
細なオブジェから、クスッと笑えるユニークな作品まで、その表現の豊かさには驚かされるばかり。
「和紙ってこんなこともできるんだ!」という新しい発見と感動に出会えます。
個人的に、小学生が作る作品がどれも大好きでした。
エネルギーと想像力に溢れていて、見ているだけで元気をもらえる場所です。
◎「美濃和紙あかりアート館」の基本情報
開館時間 | 9:00〜16:00 |
定休日 | 火曜日 |
Googleマップ | https://maps.app.goo.gl/CqdEm1EzbfpT52dC6 |
電話 | 0575-33-3772 |
公式サイト | https://minokanko.com/seeing/category/townscape-architecture/p5976/ |
今回は長良川鉄道で美濃市へ行き、非日常の世界をのんびり旅する様子をお届けしました。海外観光客も少ないので、混雑もなく観光を楽しむことができます。ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか?
また都内にお住まいの方は「新宿⇔岐阜パピヨン号」でお得に岐阜市・美濃市に訪れることができます。岐阜市は乗り換えなしで、美濃市は乗り換え1回で直行でき、とても便利です。ぜひ気軽に利用してみてください。
\ 新宿⇔岐阜パピヨン号の /
酒と自然をこよなく愛するトラベルライター。(※育児中のため禁酒を強いられている。)バスレポでは「非日常体験」をテーマに執筆中。取材先で優しくされると涙が出てしまう性格。もっともっと高速バスの魅力を届けたい!